新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

壁を引き上げるよりも消費税を引き下げろ!

2024年12月25日 12時09分42秒 | 日本経済

「腐っても鯛ならいいのだが、「死んだら仏」になっても生前の悪行は消すことができない。
 
改めて、ナベツネ(渡邉恒雄)の批判記事を2本ほど紹介しておく。
 
kojitakenの日記
 

ナベツネ(渡邉恒雄)までも「死ねば皆いい人」の対象になってしまって腹立たしい限りだったが、原武史はさすがにナベツネを批判している。
 

 
原もTBSを批判していることにも注目したい。
 TBSのナベツネ訃報報道で思い出したが、サンデーモーニングでの朝日新聞・高橋純子のナベツネ評も、一定の批判はしていたものの手緩かった。高橋はナベツネの反戦の部分を評価していたが、なぜそれが安倍晋三支持と両立できたのかを問うことはなかった。
 原武史が指摘する通り、ナベツネは戦争責任を東条英機一人に押しつけて昭和天皇を免責していたが、免責されたのは何も昭和天皇だけではない。岸信介の戦争責任をもナベツネは免責した。それがナベツネが安倍政権支持(靖国に参拝しないことという条件はつけていたが)を正当化する大きな理由の一つだった。だが、東条をヒトラーやムッソリーニと同一視するような歴史家など今時誰もいない。しかしそんなことさえ「死ねば皆いい人」の圧力で指摘することが憚られる悪しき空気になってしまっている。
 そんな欺瞞に満ちたナベツネの「反戦」を手放しで評価する「リベラル」たちはおめでた過ぎるとしか言いようがない。

 
本澤二郎の「日本の風景」(5384)
 
<ナベツネ資産は「300億それとも天井知らず」に巷の怒り>

「言論人がカネ亡者」は、ジャーナリストでない明白な証拠であって、いうなれば国民を欺いた人間の屑である。その典型人に選ばれた読売グループ主筆・渡辺恒雄(人はナベツネ、彼の面倒見た恩師・宇都宮徳馬はツネ)。いまナベツネ資産が話題になっている。巷では安倍内閣以降の円激安のための悪しき金融政策で、大衆の生活は異常な物価高騰で困窮を極めている。暴発寸前の日本社会は、闇バイトなど深刻な犯罪多発が具体的に裏付けられている。
ナベツネを、守銭奴・売国奴と決めつける善良な市民は多い。読売新聞をごみうり新聞と呼ぶ人々の怒りの告発に対して、今は納得である。「世論操作・情報操作」の言論人に非ざる政府広報新聞として、恩師の言うツネは「忘恩の徒」「言論人失格」である。
「ツネの資産は300億円・いやそれ以上だ。どこに隠ぺいしたか」に関心が移っている。
<自民党議員の猟官運動にツネの一声>
やくざが跋扈する房総半島の人々は、よく民放を見たりして現代の深刻な政界の裏事情の把握に努めているようだ。昔はよくコメント取材を受けたTBSサンデーモーニング。そこに出演した、朝日新聞の女性記者の12月22日発言に驚いた、袖ヶ浦市の幽谷・陣場台の住民から連絡が入った。
「高橋順子が読売のナベツネを批判した」というのだ。「ジャーナリストの本文は権力監視。渡辺恒雄は本文を超えてしまった」という言論人としての当たり前の発言をした。女性らしさがにじみ出た優しい当たり前の発言だが、NHKや政治屋、芸能スポーツ界の偽りコメントの中で、朝日記者の発言は際立っていた。
一線を超えたツネは言論人ではなかった。ごみうり新聞を、ホテルやマンション・医師会などに無料配布して印刷部数を急増させていた。読売系の日本テレビも同罪である。
政権担当時の偏狭な民族主義者・松下政経塾の嘘つきの野田佳彦は、ツネに尖閣問題で相談を持ち掛けていた、という彼の告白証言は驚きである。日中亀裂の元凶でもあった。野田は、謝礼に血税の官房機密費を使った可能性が高い。
途方もない大金は、闇で動く。ツネは言論を背景に政界の人事にも首を突っ込んでいた?「本文を忘れた」「一線を超えた」で済む話ではない。公正取引委員会・国税庁の怠慢は度し難い。同じことは公明党創価学会にも言えるのだが。
<荒船清十郎は「ブンヤにやる金はない」と一蹴>
「特に中曽根内閣が誕生すると、猟官運動の対象がナベツネに向かった。それこそすごい金集めが闇で動いた。自民党内ではナベツネに頼め、が一般化していた」と当時を知る自民党のベテラン秘書は公言している。
近年は、まともな政治記者や派閥記者による政治を論評する、地に足に着いた政治評論家がいない。ツネにまとわりついたカネ亡者が目立つ。
今も埼玉の荒船清十郎のベテラン秘書が、ツネの正体を明かしてくれる。荒船の政治家としての「一線を超えない」秘話をあかした。
政治屋は何度でも入閣して大臣になろうとする。そのため猟官運動にのめり込んでいる。周囲が「ナベツネに頼め」と動き出した。荒船はどうしたのか。
「馬鹿者!ブンヤごときにカネを配れるか」と一蹴した。彼の政治センスは、笹川良一の笹川ギャンブル財団のトップが、一族の選挙応援を申し入れてきた時も。岸・福田・安倍の黒幕だ。自民党の全てが折れて応じるのだが、彼は拒絶した。「良一の倅の陽平が部屋を出ると、我々秘書に向かって塩を撒けと叫んだ」。
荒船の持論は「カネのない人間は選挙に出るな。出れば悪いカネを懐に入れる犯罪議員になる」。
<中山太郎は「5000万円用意すればいいかな」と派閥記者に>
母親マサが池田勇人内閣の厚生大臣、長男の太郎は福田赳夫の信用が厚かった。改憲軍拡の政治家ではなかった。秘書の有澤志郎君が好人物だった。福田派きっての護憲リベラルに期待したものだが、彼は外相になると、俄然改憲軍拡派の代表格に押し上げられてしまった。外務官僚に手なずけられたのだ。かれの運転手が最近まで国会で暴れまくっていた馬場。維新の初代の代表の父親は、笹川良一運転手。ついでに言うと、やくざ代議士の運転手が、石井準一。千葉県知事の黒幕。
それはさておき、中山は入閣直前に派閥の親分にいくら金を用意すべきか、で悩んでいた。派閥記者の筆者は、闇の金のことについて知らなかった。彼の方から「5000万円用意すれば間に合うかな」。おそらく彼はそうして外相に就任した。政治家は政治屋に変身して腐敗の泥沼にはまり込んでいく。
<千葉三郎は「入閣に大金。二度と大臣NO」>
千葉三郎は、自民党右翼の素心会の会長で知られる。彼は「岸君」と呼んでいた仲間のA級戦犯内閣の労相に就任した。「大臣は一度でたくさん」とよく話していた。二度と猟官運動をしなかった。
彼は一度だけ莫大な金を用意させられた。その金額を駆け出し記者は聞きそびれてしまった。
人事は利権の宝庫である。首相と周辺はべらぼうな大金を手にできる。この輪の中で活躍したであろうナベツネの資産は「300億どころではない」と自民党ベテラン記者は言い放った。野党にも同じ穴のムジナが見えて気味悪い。
2024年12月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


 
自民党議員の中にも、「死ねば皆いい人」とは決して呼ばれない輩がいる。
 
萩生田光一氏を直撃!自民東京都連832万円裏金疑惑に「まあ、だらしないよねぇ」とまるで他人事
  
まだまだ終わらない。
 臨時国会が24日閉幕するが、自民党の裏金事件を巡る「政治とカネ」の問題は幕引き不能で、年明けの通常国会に持ち越しとなる。使途公開義務がない政策活動費を全廃する政治資金規正法改正案を含む3法案は24日の参院本会議で可決、成立。一方、肝心の企業・団体献金については、立憲民主党や日本維新の会が禁止を求めているのに対し、自民党がゴネ続けている。
 与野党は、立憲などが共同提出した禁止法案について議論を継続。来年3月までに結論を得ると申し合わせているが、なお不透明だ。
「裏金問題の早期幕引きを図りたい自民党執行部は、17~19日の日程で不記載のあった議員に衆院政倫審で弁明するよう促しました。衆院側の裏金議員15人が公開で出席したものの、『秘書がやった』を連発させ逆効果。参院でも裏金議員27人の公開での弁明が決まり、閉会後の25日に4人が出席する予定だが、残りは年明けとなる見込みです。立憲が衆院予算委員長のポストを握っているため、野党にペースを握られることになるでしょう。野党は旧安倍派の会計責任者の参考人招致についても要求を強めています」(官邸事情通)
 自民党にとって頭の痛い問題は他にもある。東京都議会の自民党会派が開催したパーティー収入の裏金疑惑だ。2019年と22年に開催分のパー券収入のうち、一部が不記載で、その額が100万円を超える議員が約10人に上るとされる。神戸学院大の上脇博之教授が今年1月に東京地検に刑事告発し、既に東京地検特捜部が関係者への聞き取りを進めているという。
 さらに、都議会自民とは別に、目下、自民党東京都連が開いたパーティー収入にも不記載が発覚している。都連は22~23年開催のパーティー収入、計832万円が不記載。上脇教授が当時の都連会長だった萩生田元政調会長を政治資金規正法違反容疑で東京地検に告発した。こちらは裏金か否かは不明だが、金額が大きすぎて「単純ミス」は通らなそうだ。
「都連の832万円は単純ミス」
 都議会自民OBが言う。
「パー券の扱いは、メチャクチャでしたね。ある都議は100万円の販売ノルマが達成できず悩んでいたところ、国会議員の秘書から『オレが売ってきてやる』と声をかけてもらった。都議はお願いしたのですが、いつまでたっても売り上げを渡してもらえない。『持ち逃げされた』と嘆いていました。パー券をディスカウントして企業に売りまくっている都議もいた。裏金なんて当たり前でしたよ。都議会自民と都連の双方に所属している都議にとっては、いずれのパーティーもノルマは同じ。都連の不記載も怪しいのではないですかね」
 そこで日刊ゲンダイは19日、衆院議員会館で開催された会合を後にする萩生田氏を直撃。都議会自民と都連の不記載について見解を問うと、こう言った。
「メディアがごっちゃにして報じていますが、都連と都議会自民は別の団体です。都連の832万円は単純ミスで、既に修正もした。金額が大きすぎる? まあ、だらしないよねぇ」
 だらしないで済むのか。来夏は都議選に参院選まで控えている。国会や都議会で追及されれば、また選挙に“直撃”必至だ。
  ◇  ◇  ◇
 自民党の裏金事件を巡って、18日の衆院政治倫理審査会に出席した萩生田氏。野党議員が質問を重ねたが「分からないことは、正直分からない」と言い放ち、「ゼロ回答」だった。このまま逃げ切れると思っているのか。包囲網は着々と狭まりつつある。

 



 
こんな男は5~8年くらい「塀の中」でおとなしく反省して、ダイエットしてやり直すことができれば、将来は「鞭を打たれない死者」にはなれるかもしれない。
 
まあ。どうでもよい話なのだが、やはり買い物から帰ってきたうちのオバサンが、「キャベツが400円、ブロッコリーが300円にまた値上げされていた」と憤慨していた。
 
国会与野党で「壁」障害物レースをやるよりも物価高で巷で悲鳴を上げている国民の声にもっと耳を傾けるべきではないだろうか。
 
年収の壁123万円で1万円ぽっちの減税より『食料品消費税ゼロ』でしょ!『食料品に8%は世界一高い』と識者

 
スッタモンダの末、与党が20日に来年度税制改正大綱を決定したが、焦点だった「年収103万円の壁」引き上げは結局、「123万円」と明記された。178万円を要求している国民民主党は反発。自民・公明・国民民主の3党協議は継続されることになったものの、「手取りを増やす」に期待した庶民にすれば「なーんだ」とガッカリだ。
 エコノミストらの試算によれば、壁が123万円に引き上げられても、年間の減税額は微々たるもの。年収200万円で5000円、年収500万円で1万円、年収800万円で2万円……これっぽっちなのだ。178万円ならば、年収200万円で8万円、500万円で13万円、800万円で22万円。差があり過ぎる。
「揉めに揉めた挙げ句、1万円程度しか手取りが増えないんじゃ、逆効果。自公への世論の批判が高まる」(与党議員)
 だったら、年収の壁引き上げより、検討すべきは消費税減税だ。こっちの方がよほど効果がある。
■立憲議員は勉強会立ち上げ
 折しも19日、立憲民主党議員らが「食料品の消費税ゼロ%を実現する会」を50人規模で立ち上げた。食料品は生活必需品であり、物価上昇が続く当分の間、現在の消費税率8%をゼロにすべしとしている。
 同会では今後、高級食材の取り扱いなど適用範囲や財源の確保策について検討するという。実現には4兆円の財源が必要だが、「今年6月に実施された定額減税の財源と同額。こんな施策より『食料品ゼロ%』の方が、よほど効果的な物価高対策だと考える国民の皆さんが多いのではないか」(会長に就任した江田憲司衆院議員)と訴える。
 実際、家計に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は約30%と高止まり。理想は20%前後とされる。そのうえ、食料品は年明けから来春にかけ約4000品目が値上げされる。前年同時期から倍増だ。食料品の消費税がゼロになれば、家計が助かり、事実上の手取りアップになる。
「消費税率8%は、食料品としては世界一高い。消費税率が20%に達する欧州でも食料品は低く抑えています。日本は異常な高さなのです。所得税の課税最低限の議論は消費税がなかった時のものです。いまは社会保険料負担も増えていますし、『年収103万円の壁』を動かすだけでは本質的な応能負担の原則になっていません」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法)
 国民民主も先の衆院選では時限的な消費税率引き下げを公約に掲げていた。ポピュリズム的な「年収の壁」にこだわるより、消費税減税で与党から“手柄”を勝ち取る戦略に転換してはどうか。

 
いうまでもないことだが、年収の壁がいくら高くなっても、年金暮らしの高齢者にとっては全く恩恵がないということを忘れてはならない、とオジサンは思う。  
     
 
 
  

 

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