最近、メディア、特にテレビメディアの朝の情報番組に感染症関連の専門家の出番がひと頃に比べて少なくなった。 その影響なのか多くの視聴者はCOVD-19が収束したかのような錯覚に陥っている。 これは政府が感染拡大防止対策を放棄し、経済活動に大きく舵を切ってしまったからである。 散々批判された「Go To トラベル」も行楽の秋を迎え利用者が急増し、地方の観光業関連の人々が歓迎している。 観光客も受け入れ . . . 本文を読む
「安倍一強」と言われていたころ、「安倍政治は許さない!」と言っていた人の中には、「安倍晋三さえいなくなれば・・」と願っていた人が多かった。 そして、安倍晋三が退陣し、「アベの改憲NO!」というキャッチフレーズも役目を終えたかに見えた。 実は13年前に持病で病院に逃げ込み医師団同席で持病のため辞任表明した背景には、その年の参院選で大敗し、国会は捻じれ状態になってい。 したがって、安倍退陣後の首相は当 . . . 本文を読む
「同一労働同一賃金」という労働界の大きな流れに反する、まさに「石が流れて木の葉が沈む」ような理不尽な判決が、それも最高裁が下級審の判決を破棄してしまったことに唖然とした。 「非正規格差『不合理とまでは言えない』 賞与・退職金の不支給で最高裁判決」 非正規労働者にボーナス(賞与)や退職金を支払わないことが、「不合理な格差」に当たるか否かが争われた2件の訴訟の上告審判決が13日、最高裁第三小法廷であっ . . . 本文を読む
「性格は温和で、高い調整能力で知られる一方、「危機管理には通じているが、社会福祉や経済といった国民生活全体を見渡す視野の広さに欠けている」との評価もある」(Wikpediaより)らしい杉田和博内閣官房副長官。 菅義偉好みの「警察官僚」出身で、警察ではほぼ一貫して警備・公安畑を歩み、警備局長を経て内閣官房にて内閣情報調査室長、内閣情報官、内閣危機管理監として政権中枢で公安と危機管理を担っていた。 2 . . . 本文を読む
たまにネット上で見かける「ルサンチマン」という言葉。 初めて見たときに調べたところ、近代ドイツの哲学者フリートリッヒ・ニーチェ(1844~1900)が提唱した言葉で、平たく言えば「ねたみ、うらみ」という意味だった。 その時、ブログでよく使う御仁がいたので、調べたところ「kojitakenの日記 ルサンチマン」で検索したところ、約1830件ほどが引っ掛かった。 最も新しいエントリー「『上級国民』騒ぎ . . . 本文を読む
日刊ゲンダイ風に言えば、「前代未聞の陰湿悪辣菅義偉」の評判が日増しに悪くなっている。 「なんという言い草 “陰湿政府”学者を平然と侮辱の国会答弁」 「最も腹が立つのは、学術会議問題の張本人である菅首相が国会から逃げていること。裏を返せば、任命拒否に至る本当の理由が一切言えないから副大臣や官僚を矢面に立たせているのです。安倍政権の下、中立であるべき日銀総裁やNHK会長に息のかかった人物を据えて支配 . . . 本文を読む
台風14号の影響でこの数日間は気温が急降下し11月の下旬とか報道されていた。 オジサンも夜具は冬バージョンになり、室内着も暖かい服装に衣替えてしまった。 本来ならば「秋晴れ・紅葉」という心地よい季節なのだが、最近の気温と同様、それどころではない御人がいる。 松尾芭蕉の「座右の銘」にある句で有名な「物言えば唇寒し秋の風」。 まさに、この句の別の解釈である「何事につけても余計なことを言うと、災いを招く . . . 本文を読む
テレビメディアは、安倍政権時代から官邸からの恫喝により政権批判するコメンテーターを排除してきた。 そして排除されたコメンテーターに代わり、あからさまな政権擁護の御用評論家や提灯持ちジャーナリスト、電波芸者と揶揄される芸能人らが闊歩している。 最近の菅義偉の強権的な言動により、大手メディアの論調も旗幟鮮明になっている。 さらには、海外メディアも注目し始めた。 「日本学術会議の任命拒否問題を世界最高の . . . 本文を読む
地方自治体の首長になる人の多くは、「地元に根を張る」より「国とのパイプ」を重要視するらしく、「知事の6割が元キャリア官僚」という。 しかし中には、様々な職業経験を経た首長も少なくはない。 「変わり種」としては、東京都職員で夕張市市民課出向し、夕張市長から知事になった鈴木直道他北海道知事とか、陸上自衛官から宮城県議を経た達増拓也宮城県知事。 タレントやニュースキャスター出身では、森田健作千葉県知 . . . 本文を読む
昨日の朝日新聞の夕刊「「素粒子」にこんなコラムが掲載されていた。
学術会議問題、菅首相の本音を読む①政府の金を受け取る者は全て、官邸の意向に従うべし②学者の批判など耳障り③過去の答弁と違っても「前例踏襲を見直した」で済む④問答無用の慣例破りが忖度を広げる…それでいい⑤これも安倍継承の一部さ⑥内閣支持率は下がらんよ
1年前の「令和おじさん」からことしの「パ . . . 本文を読む
「たたき上げの苦労人」が最高権力者となると、その権力を縦横に使ってみたくなるのか、とあきれてしまう菅義偉。 「パンケーキ懇談会」という踏み絵を内閣記者クラブ連中に踏ませ、世論の批判を浴びて次回の懇談会は中止となったが、今度は記者クラブの分断作戦にでたらしい。 官房長官時代に内閣人局を設置して霞が関官僚の人事権を握り、忖度官僚を大量生産したのだが、首相となるやいなや税金の補助を受けている学術会議の会 . . . 本文を読む
あまり確度が高くはないが、「スガ首相と記者クラブとのパンケーキ朝食懇 世論の反発を浴び次回は中止」によると、3日、原宿のパンケーキ店で行われた菅義偉首相と記者クラブの朝食懇談会には、毎日、読売、日経、産経、北海道、西日本、中国、共同、時事、ジャパンタイムズ、のほか、テレビキー局各社が出席し、SNS上で辞退したとされる毎日新聞は、出席していたらしい。 そして、今週末の10日に予定されていた第2回目の . . . 本文を読む
先週末に「菅氏“お忍び”朝食会を設定 早くも始めた『マスコミ懐柔』」という記事が出て、さっそく赤旗に批判されていた。記者が権力者と「オフレコ朝食会」を重ねるれば、秘密を共有することになります。そうすれば、「これはオフレコだよ」と言われた事はもちろん、権力者が書かれたくない事を忖度するようになります。そうやって餌付けされた結果、この8年で報道の自由度は急落したわけです。https://t.co/ZC . . . 本文を読む
「みんなの党」→「日本維新の会」→「次世代の党」→「日本のこころを大切にする党」→「日本のこころ」と右派政党を渡り歩くという節操のない政党渡り鳥は小池百合子も顔負けであろう。 慰安婦問題について民間団体のなでしこアクションで活躍し、最後に自民党細田派に入り込んだ経緯は、「桜井よしこが杉田を気に入り、安倍晋三に推薦し、安倍も杉田を気に入り出馬するに至った」とい . . . 本文を読む
かつてドイツ帝国の「鉄血宰相」ビスマルクによる政策を評価した言葉に「アメとムチ」(Zuckerbrot und Peitsche)がある。 いまでは慣用句として多くの場面で使われているが、当時のビスマルクの政策とは、疾病保険法・災害保険法・老齢疾患保険法に基づく世界最初の社会保険制度を創設し社会改良を行うことで階級融和を図ったが、同時に実施された社会主義者鎮圧法により「アメと(ムチ」と批判されるよ . . . 本文を読む