思いつきにより、東武尾瀬夜行電車に乗って尾瀬のハイキング。去年、職場の同期が尾瀬に行ったという話を聞いたのだが、記憶に残っていたところ通勤電車で尾瀬夜行の中吊り広告を見て思い出した。連れは、元ワンダーフォーゲル部だった還暦近い母。
金曜の夜、浅草発23時55分の夜行電車に乗る(事前予約済み)。夜行電車と言っても、ただの快速リバティ号。3両の短い電車はハイキング客でいっぱい。みんな楽しそうに賑やかに話しているが、僕は早く寝たい。アイマスクを付けてイヤホンでインターネットラジオを聞いたらすぐ寝付けた。3時半頃、会津高原尾瀬口駅に到着。しばし、乗り換えのバスを待ち、4時過ぎにバスに乗り6時過ぎに沼山峠休憩所に到着。朝食を食べて出発。
基本的に尾瀬のハイキングルートは、踏み荒らされないために木道が整備されていて快適。決して多くはないハイキング客たちは年配が多く、結構本格的な重装備。キャンプしたり宿泊所に泊まったりするのだろうか。僕はトレイルランニングに毛の生えたようような装備で、歩き始めは寒いかと思ったが、太陽が出るとジリジリと少し暑いくらいだった。
沼山峠のアップダウンを抜けると、尾瀬沼近くは湿原の草紅葉が広がり、日本百名山の燧ヶ岳(ひうちだけ)が臨む。尾瀬の紅葉は、基本的に黄色い中、ナナカマドの実赤が映える。
尾瀬沼ビジターセンターの辺りで小休止。尾瀬周辺は、トイレはチップ制でゴミは全て持ち帰りと維持管理にかなり苦労しているよう。おかげさまで、かなり快適な環境である。
今回訪れたのは尾瀬沼で、水芭蕉で有名な尾瀬ヶ原は5kmくらい離れている。尾瀬ヶ原を見るなら、やはり泊付きが良さそうである。
尾瀬沼の北岸に沿って歩き、小沼へ。尾瀬沼の水はとても清くて、流れ込む川の川底が容易に見通せるほど無色透明。たまに小さな魚が泳いでいる。
小沼(しょぼい)を見て尾瀬沼ビジターセンターまで戻る。食堂でカレーを食べる(しょぼいが、仕方ないか)。
三平峠を通り、一ノ瀬を抜けて大清水へ。三平峠から一ノ瀬までの道は、崖をジグザグに下っていくので結構難しい。しかし、少なからぬ人たちがのたのたと登って来るのに比べれば、かなりマシ。1時間くらい急登を登りっぱなしになるんじゃないかな。
大清水から、15時過ぎに新宿バスタ行きのバスに乗って帰路へ。
こんな感じで、キツすぎず緩すぎずの適度なハイキングでした。母も、ちょっとキツいくらいで良い感じだったと。母に言わせれば、空気が透き通り、景色が綺麗で別世界だったと。なるほど、自転車やランニングでしょっちゅう山に行っているのでそこまでの感慨は受けなかったが、そういうものなのだろう。
次回は、子供が生まれて落ち着いたら、妻と泊付きで初夏の尾瀬ヶ原に行こうかな。
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