ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[11月6日(金)~8日(日)]

2009-11-10 23:55:25 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[11月6日(金)~8日(日)]

★★★ Daumの人気順位(11月10日現在上映中映画) ★★★
                   (順位:映画名:評点:投票者数)

【ネチズンによる順位】

①マイケル・ジャクソン THIS IS IT  9.7(212)
②国家代表(韓国)   9.6 (7575)
③飛べ、ペンギン(韓国)  9.5 (55)
④プラネットB-boy  9.4 (25)
⑤The Cove 悲しいイルカの真実  9.3(25)
⑥ハバナ・ブルース  9.0 (27)
⑦クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(日本)  9.0 (46)
⑧エジャ(韓国) 9.0 (815)
⑨旅人(韓・仏)  8.9(33)
⑩ディストリクト9  8.6 (839)

       
           【「旅人」のポスター】

 「The Cove イルカの真実」が②→⑤に落ちたぐらいで、あとは大きな変化はありません。
 ①は韓国と同じ10月28日公開した日本でも各種ランクで1位になってます。
 ⑨の原題は「旅行者」。今年カンヌ映画祭出品の韓国・フランス合作映画。1970年代に父親により孤児院に捨てられた9歳の少女が養子にもらわれるまで、新たな人生に葛藤し適応していくなかでの感情を描く。ウニー・ルコント監督の自伝的な作品。東京国際映画祭でも最優秀アジア映画賞に選ばれたのですが、私ヌルボは残念ながら見逃してしまいました。新人少女俳優のキム・セロン、「グエムル 漢江の怪物」の少女役で光っていたコ・アソン、ソル・ギョング等が出演していています。

【専門家による順位】

①イングロリアス・バスターズ  8. 6 (3)
②木のない山(韓国)  8.1 (6)
③アルジェの戦い  8.1 (5)
④マイケル・ジャクソン THIS IS IT  8.0(2)
⑤ディストリクト9  7.6 (6)
⑥パジュ(韓国)  7.1 (6)
⑦セラフィーヌ  7.0 (4)
⑧静かな混沌  7.0 (3)
⑨ララ・サンシャイン  7.0 (1)
⑩夜のゲーム  7.0 (1)

 こちらも、これまでとあまり変わりのない順位になっています。
 ⑦は、10月6日の記事でも紹介しました。女ゴッホと言われ、死後にやっと世に認められた画家セラフィーヌ・ルイを描いたフランス映画です。
 ⑨も10月27日に紹介しました。詳細は「なあごの韓国映画大好き」というブログにおまかせします。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[11月6日(金)~8日(日)] ★★★
        韓国映画の新作4つがランク・イン

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・週末観客動員数・・・・・・累計観客動員数・・・・上映館数
1・・グッドモーニング、プレジデント(韓)・・10/22・・337,057・・・・・・・・・・・・・・・2,206,589・・・・・・・・535
2・・執行者(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・11/05・・・・・・・167,077・・・・・・・・・・・・・・・・・194,077・・・・・・・・298
3・・きみがぼくを見つけた日・・・・・10/28・・・・・・・・159,433・・・・・・・・・・・・・・・・543,936・・・・・・・・・309
4・・ペントハウス・エレファント(韓)・・11/05・・・・・・・・79,198・・・・・・・・・・・・・・・・・98,220・・・・・・・・・279
5・・イングロリアス・バスターズ・・10/28・・・・・・・・・・77,068・・・・・・・・・・・・・・・・285,452・・・・・・・・・268
6・・私の目に豆の殻(韓・日)・・・・・11/05・・・・・・・・・37,230・・・・・・・・・・・・・・・・・41,970・・・・・・・・・147
7・・キル・ミー(韓)・・・・・・・・・・・・・・11/05・・・・・・・・・・33,536・・・・・・・・・・・・・・・・・39,769・・・・・・・・・197
8・・ディストリクト9・・・・・・・・・・・・・・10/15・・・・・・・・・・32,826・・・・・・・・・・・・・・・・・836,745・・・・・・・・218
9・・マイケル・ジャクソン THIS IS IT・・10/22・・・・・・18,458・・・・・・・・・・・・・・・・・108,473・・・・・・・・・81
10・・パジュ(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/28・・・・・・14,872・・・・・・・・・・・・・・・・118,500・・・・・・・・213

 「グッドモーニング、プレジデント」は200万人を突破しました。
 2位「執行者」は死刑を執行する刑務官の視線で死刑制度を描いた作品です。実際の刑務所で撮影が行われ、出演者は現職の刑務官から直接アドバイスを受けたりもしたとのことです。
 韓国では1997年12月以後死刑は執行されておらず、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、死刑廃止国に分類しています。しかし凶悪犯罪が相次いでいる昨今、死刑制度を復活すべきだとの声も高まっています。世界では死刑廃止国が過半数になっていますが、日本では逆に死刑宣告と執行が急増しています。日本でも2007年死刑執行にあたる刑務官を描いた「休暇」という佳作が作られました。死刑に対する賛否以前に、まずその実態はもっと国民のひとりとして知るべきだと思います。
 4位、原題は「ペントハウス・コッキリ」。コッキリは韓国語で象のことです。フリーの写真家(チャン・ヒョク)と、整形外科専門医(チョ・ドンヒョク)の前に、12年前に突然姿を消した友人(イ・サンウ)が金融専門家として成功して現れたことで繰り広げられる、3人の愛と秘密を描いた作品で、「大胆で破格的なセックスシーンと刺激的なセリフ」が話題、とのことですが・・・。
 6位「私の目に豆の殻」は大石静脚本。日本では来年1月から上映予定。邦題(仮)は「わが愛しのブス」(?)。魅力、財力、能力の全てを整えた完ぺき男カン・テプン(カン・ジファン)が交通事故の後遺症のため一時的に視覚障害になってしまう。これが原因で、魅力、財力、能力もない上にブスなワン・ソジュン(イ・ジア)に一目惚れしてしまうと、いうロマンチック・コメディ。タイトルの「私の目に豆の殻」の意味等については、navicon>というサイト中の記事に詳しい説明がありました。
 7位「キル・ミー」は、殺し屋の男と、死を切望する女の運命的な愛を描いた韓国映画。カン・ヘジョンとシン・ヒョンジュンの共演。カン・ヘジョンは「オールドボーイ」「とかげ」「トンマッコルへようこそ」と過去3作観ましたが、先月歌手のタブロとの結婚したとのニュースが流されてましたね。

★2010年6月3日の付記:「私の目に豆の殻」を含む日韓合作の7作品は2010年5月29日から日本で公開されています。「私の目に豆の殻」は「顔と心と恋の関係」というタイトルになっています。
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