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超弱小!ソウル大野球部に、強力なベテラン監督が内定

2010-06-06 15:44:43 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 東京六大学春季リーグ戦は慶応が11シーズンぶりに優勝しました。

 その一方、最下位東大は2008年秋以来31連敗でシーズン終了。
 東大は過去1987年秋~1990年秋に70連敗というリーグ記録を樹立(というのかな?)していますが、今後どこまで記録が伸びるか、じゃなくて、どこで連敗にストップがかかるか注目されます。

 さて、おとなり韓国のソウル大の野球部も東大に負けていない、っていうか、もっとすごい(?)ようです。5月29日の「朝鮮日報」のコラム「萬物相」の記事<ソウル大野球監督イ・グァンハン>で初めて知りました。

 読んでみると、信じられないほどの弱さです。1イニング20失点で、1対35で負けたことがあるとか、木製バット導入の2000年以来ホームランが1本も打てないとか・・・。
 1994年春の大学リーグ戦、東大門球場でヒットを打った選手が、公式戦初ヒットに感激して方向感覚を失い、3塁に突っ走ってしまってアウトになったという話に至っては大笑いですね。

 そのソウル大が2004年秋のリーグ戦で新生チームの松源(ソンウォン)大に2対0で勝って、それまで続いていた連敗記録を199試合で止めた時には、選手・監督が抱き合ってわんわん(펑펑.ポンポン)泣いたそうです。
 当時のソウル大総長チョン・ウンチャン(鄭雲燦. 정운찬.現首相)は熱狂的野球ファンで、とても喜び、野球部練習場に夜間照明灯を贈ったとか。しかしその後も56連敗。

 この抜群に弱いソウル大野球部監督として、過去4つのプロ野球チームの監督を経験したイ・グァンハン氏の就任が内定しました。
 韓国野球委員会とソウル大が設立する野球指導者育成プログラム<ベースボール・アカデミー>の院長に選任されたことにともなって、野球部も任されたというわけです。

 「彼が指揮してもソウル大がビリを免れることはたやすくないだろう」と記者は予測しています。イ・グァンハンさんも、「最高のエリート・ソウル大生が野球をより好きになれば、それ以上に臨むものはない」と語ったそうです。「元老野球人が<うつくしいビリ(아름다운 꼴찌)>が肩を組んで行く道は美しい」とこの記事は結んでいます。
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「未収復江原道」って?

2010-06-06 15:44:05 | 韓国語あれこれ
 「朝鮮日報」は連日北朝鮮に厳しい記事をたくさん載せています。
 6月1日号を見ると、記事だけではなく、紙面下段に次のような見出しの文言が並ぶ大きな意見広告が、日本風にいえば4段ぶち抜きで載っていました。

 천안함 기습도발 김정일 테러정권 강력히 응징하자!
 (奇襲挑発 金正日 テロ政権 強力に 膺懲しよう!) ※응は応でなく膺なんですね。

 副見出しは「天安艦爆沈は北韓の所行ではないと主張する親北勢力と剔抉(てっけつ.척결)しよう」(原文ハングル)、さらにこの趣旨の記事が続いています。

 広告主は(사)이북도민회중앙연합회。つまり(社団法人)以北道民会中央連合会。

 <이북(以北)>とは北朝鮮。
 ようするに、北朝鮮を故郷とする人たちの組織のようです。

 さらに、この連合会を構成する各組織の委員長の名が記されています。

 「黄海道中央道民会長 アン・ムヒョク」以下、「平安南道・・・」「平安北道・・・」「咸鏡北道・・・」「咸鏡南道・・・」とたどっていって、一番下を見ると미수복강원도중앙도민회장」とあります。
未収復江原道中央道民会長」です。
 一番上の行の「以北道民会中央連合会長チェ・ジョンデ」氏はカッコ書きで「未収復京畿道中央道民会長」ともありました。

 <미수복>は辞書にありませんが、<수복>はあります。<失地回復>です。

 朝鮮半島の行政区分地図を見ればわかりますが、韓国北部、北朝鮮と接しているのが江原道と京畿道。その両道とも、実はその北の北朝鮮領内にまで道の領域が及んでいるんですね。
・・・ということは知っていましたが、その北朝鮮領内の江原道と京畿道を、<未収復江原道>、<未収復京畿道>とよんでいるとは知りませんでした。
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韓国歌手ピ(Rain)、9月に入隊するか、思案中とか・・・

2010-06-06 14:52:24 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
http://www.chosunonline.com/news/20100606000023 5月24日の記事で、今年11月中国・広州で開かれるアジア大会に向けて、韓国囲碁棋士たちのやる気満々ぶりをお伝えしました。
 <国家代表>の栄誉が彼らをかきたてているということですが、それとともに若手棋士にとっては金メダルを取ると兵役免除になる、というのが大きいとのこと。つまり約2年間のブランクを取り戻すのが非常に大変だというわけです。

 2年間のブランクの大きさはタレントにとっても同様。
 6月2日「朝鮮日報」に「ナム・ジンの入隊、ピの入隊」と題したコラムが載っていました。
  →韓国語版
  →日本語版(上)
  →日本語版(下)

 ナム・ジン(南珍.남진)は40年ほど前の人気歌手。当時ナ・フナ(羅勲児.나훈아)と人気を二分した歌手で、とくに「カスマプゲ」は長く歌い継がれています。
 そんな中、彼は入隊するのですが、当時はベトナム戦争中。アメリカとのよしみで参戦した韓国軍の一小銃手として彼もベトナムに行って戦います。
 その間、死線を行き来するクラクラするような瞬間(사선을 넘나들던 아찔한 순간들)を数多く思い浮かべながらも、彼は「生と死のはざまで、新たな人生に目覚めた」と回想しているそうです。
 また彼は、長い空白期間に、ファンたちから忘れ去られるのではないかという恐怖心が、言葉では言い表せないほど大きかった」とも語っています。

 コラムの筆者、ここで話題を現代に移しています。
 人気歌手のピ(Rain.비)、最近ではハリウッド映画「忍者アサシン」にも主演して注目を集めました。
 その彼が、今年9月28日付での現役入隊令状を受け取ったそうです。
 記事によると、所属事務所の話では「法的には1回は、入隊の延期が可能だと聞いている」とのことですが、「Rainが実際にどのような選択をするかはまだ分からない」といいます。

 チェ・スンヒョン記者は、ナム・ジンが兵役から復帰後もより大きな歌手に成長したことや、プレスリーの例を引いて、「軍の服務を終えたピは、より大きなスターとして伸びていくことを確信している」と結んでいます。

 ・・・ということで、こういう話題もきっちり<「朝鮮日報」らしさ>を打ち出していますねー。
 はたして、ピはどういう結論を出すでしょうか・・・。
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