ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[5月11日(金)~13日(日)]

2012-05-15 22:54:41 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 明日は韓国文化院「グッバイ、マザー」を観に行きます。これしか当たらなくて残念。「朝鮮名探偵~ヒメトリカブトの秘密~」が一番観たかったんですけどね。探偵物時代劇は流行りといっていいのかな? 「景福宮の秘密コード」は横浜市立図書館の予約数が減ってきてるとはいえまだ11人いるから、いつになったら読めることやら・・・。
 新宿武蔵野館の「ワンドゥギ」は17日まで上映の予定。「サニー 永遠の仲間たち」は19日(土)から関東では8館で上映、まずまずですかねー。

 イチオシの青春小説「ワンドゥギ」が映画化され、社会派小説「るつぼ(トガニ 幼き瞳の告発)」も映画化され、ところでイチオシのカンプル原作の漫画「26年」の映画化(「29年」)については1月8日の記事以降どうなったかな、と思ったら、ネットを通じての制作資金を集めを3月26日から開始したところ、期限の4月20日の前日までに2億5千万ウォン集まったものの、目標額の10億ウォンの25%ということで期限を5月31日まで延長したとか。(→関係ニュース) その<クラウド・ファンディング>のサイトを見ると、今のところ30%。これからどれだけ増えるか? 関係情報は→コチラ(動画あり。)

 <シネマコリア>のサイトを見ると、もう終わりましたが3月に「泣くな、トンズ」を放映したり、今月は衛星劇場で「パンガ? パンガ!」もやってたりで、ちょっとマイナーな韓国映画も注意していればテレビで観られないことはないようです。いずれにしても、私ヌルボはテレビはめったに見ませんが・・・。まあ、そうでなくても、観たい映画を全部観られるほどの時間的余裕はないですからね。

 韓国映像資料院が1940年代~90年代の古典映画70本のYoutubeでの公開を開始! 1940年代=「心の故郷」、1950年代=「運命の手」「未亡人」「陽山道」「ピアゴル」「ソウルの休日」「嫁入りの日」「自由夫人」「青春双曲線」「お金」「自由結婚」「鐘閣」「地獄花」「名前のない星たち」、1960年代=「ロマンスパパ」「朴さん」「誤発弾」「離れの客とお母さん」「浜辺の村」、1970年代=「火女」「ヨンジャの全盛時代」、80年代=「風吹くよき日」「小さなボール」「長男」、1990年代=「将軍の息子」等々、貴重な作品がそろっています。(→コチラ。) ・・・といっても、ヌルボはまだ全然観ていません。この説明等は→コチラで。
 
         ★★★ Daumの人気順位(5月15日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①かたつむりの星(韓国)  9.6(51)
②タイタニック 3D 9.6(2438)
③語る建築家(韓国)  9.5(27)
④最強のふたり  9.2(772)
⑤美女と野獣 3D  9.1(74)
⑥ミックマック  9.0(33)
⑦トゥレソリ (韓国)  9.0(114)
⑧アーティスト  8.9(217)
⑨神さまがくれた娘/God's Own Child  8.8(54)
⑩ステキな金縛り(日本)  8.6(20)

 初登場は⑥と⑦。
 ⑥フランス映画「ミックマック」は、日本では2010年に公開されました。韓国題は「믹막:티르라리고 사람들」。このわけのわからんタイトルは原題(仏語)の「Micmacs à tire-larigot」の音読。micmac=「たくらみ、陰謀」で、à tire-larigot=「たっぷり、たらふく」、これになんで「사람들」をつけるのか、ますますわからん。
 ⑦「トゥレソリ」、原題「두레소리」の「두레(トゥレ)」は「함께한다(ともにする)」を意味する固有語で、したがって「トゥレソリ」は「合唱」の意味になります。国立伝統芸術高等学校の、合唱団創立をめぐる実話に基づくドラマ。パンソリ名家の娘でパンソリ専攻のスルギと、京畿民謡専攻のアルムという3年の女生徒は親友同士。しかしそれぞれ悩みを抱えていて学校を休みがち。不足している出席日数を埋めるために特別授業に参加することになるが、その特別授業というのが教育委員会からの指示による合唱。やる気のない生徒たちと先生との間の対立とか、いろいろピンチがあって、果たして予定された公演を無事に終えることができるか?・・・という物語。この高校のウェブサイトは→コチラ。画像だけでも、なんかスゴイですよ!

【専門家による順位】

①タイタニック 3D  10.0(2)
②第七の封印  9.0(2)
③美女と野獣 3D  8.5(2)
④異邦人たち(韓国)  8.0(1)
⑤アーティスト  7.8(6)
⑥アベンジャーズ  7.7(7)
⑦レッドマリア(韓国)  7.5(2)
⑧アルマジロ  7.3(3)
⑧ビーバー  7.3(3)
⑩建築学概論(韓国)  7.1(6)
⑩ウンギョ(韓国)  7.1(6)

 新登場は②と④。
 ②「第七の封印」はスウェーデンの巨匠ベルイマンの1957年の作品。日本公開は1963年。私ヌルボ、高校生の頃にだか観て、全然わからなかったゾ、という思い出だけ残っています。今観てもわからないだろうという自信(!?)あり。韓国題は「제7의 봉인」。
 ④「異邦人たち」は、昨年5月の第13回釜山独立映画祭の開幕作。母を捨てて故郷を去った女性が1年前の火事で世を去った母の消息を聞き、以前住んでいた場所に戻る。そこに同じ火事で父親を亡くした青年がを待っていて、互いの傷を癒そうとする。そんなある日、彼女は、あるの少女から母親に関連するうわさを聞く。幼かった時、とても好きだった教会の指揮者の先生が火事に関連があることを知り、彼女は大混乱に陥ることになるが...、という、1人の女性のアイデンティティを尋ねる旅を繊細に描いたドラマ、だそうです。原題は「이방인들」。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月11日(金)~13日(日)] ★★★

         「建築学概論」が400万人を超える

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ ・・・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・995,128 ・・・・・・・・・5,447,696 ・・・・・・・・46,720・・・・・・・734
2(2)・・KOREA(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・・・・393,574 ・・・・・・・・・1,277,654 ・・・・・・・・・8,956・・・・・・・512
3(新)・・ダーク・シャドウ ・・・・・・・・・・・・・・5/10・・・・・・・・・・・・・・314,503・・・・・・・・・・・372,889 ・・・・・・・・・2,795・・・・・・・386
4(3)・・Mirror,Mirror ・・・・・・・・・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・・・・123,445・・・・・・・・・・・477,923 ・・・・・・・・・3,359・・・・・・・305
5(5)・・ウンギョ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・・・・・・・99,917 ・・・・・・・・・1,226,777 ・・・・・・・・・9,055・・・・・・・310
6(22)・・私の妻のすべて(韓国)・・・・・・・・5/17・・・・・・・・・・・・・・・91,546・・・・・・・・・・・・96,871 ・・・・・・・・・・・758・・・・・・・277
7(7)・・建築学概論(韓国)・・・・・・・・・・・・・3/22・・・・・・・・・・・・・・・67,467 ・・・・・・・・・4,007,770 ・・・・・・・・29,496・・・・・・・244
8(4)・・ロラックスおじさんの ・・・・・・・・・・・5/03 ・・・・・・・・・・・・・・46,751・・・・・・・・・・・262,082・・・・・・・・・・1,919・・・・・・・240
         秘密の種
9(6)・・クレヨンしんちゃん ・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・・26,714・・・・・・・・・・・259,765 ・・・・・・・・・1,723・・・・・・・130
         嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(日本)
10(8)・・姦通を待つ男(韓国)・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・・・・10,214 ・・・・・・・・・1,234,209・・・・・・・・・9,271・・・・・・・・70
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「アベンジャーズ」が3週連続トップで500万人突破。「建築学概論」は息長く健闘していて、400万人を超えました。
 今回の新登場は3位と6位の2作品。
 3位「ダーク・シャドウ」は、日本でも5月19日公開です。韓国題は「다크 섀도우」。
 6位は韓国映画「私の妻のすべて」。きれいな上に料理も得意で、誰の目にも最高の奥さん(イム・スジョン)、・・・に見えて、口を開けば不平と毒舌の矢がビュンビュン。辛くてたまらない夫(イ・ソンギュン)はついに離婚を決心するが妻が怖くて言い出せず。そこで彼が考えたのは妻の方が彼から離れていくこと。その「妙策」とは、すでに引退を宣言している伝説のカサノバ(リュ・スンリョン)へのオドロキの頼みでした、・・・って、ハハハ。韓国題は「내 아내의 모든 것」。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・A Dangerous Method ・・・・・・・・・・5/10 ・・・・・・・・・・・・・・10,052 ・・・・・・・・・・・・・13,511 ・・・・・・・・104・・・・・・・・・・93
2(新)・・うさぎドロップ(日本) ・・・・・・・・・・・5/10 ・・・・・・・・・・・・・・・2,960 ・・・・・・・・・・・・・・3,923・・・・・・・・・・29・・・・・・・・・・52
3(新)・・ミックマック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/10 ・・・・・・・・・・・・・・・1,118 ・・・・・・・・・・・・・・1,996・・・・・・・・・・15・・・・・・・・・・13
4(1)・・語る建築家(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・・・・・・・991 ・・・・・・・・・・・・・33,964 ・・・・・・・・264・・・・・・・・・・・9
5(10)・・Like Dandelion Dust ・・・・・・・・・・5/10・・・・・・・・・・・・・・・・・967・・・・・・・・・・・・・・・1,384・・・・・・・・・・・9・・・・・・・・・・31

 どうも(今回も)先週の順位と矛盾があるようで・・・。火曜の夕方以降に新しいデータがupされてるみたいです。
 今回の新登場は2・3・5位の3作品、と見えて、実は1位も未紹介。
 1位「A Dangerous Method」はドイツ・カナダ合作の歴史ドラマ。第1次世界大戦前夜。駆け出しの精神科医だったユングとその恩師フロイト、そして2人の師弟関係を激しく揺さぶるロシア系ユダヤ人女性の渦巻くドラマを描く。日本公開は未定。韓国題は「데인저러스 메소드」です。
 2位「うさぎドロップ」は私ヌルボ未見につき何も書けません。韓国題は「버니드롭(ボニドゥロプ)」。
 3位「ミックマック」は上述しました。
 5位「Like Dandelion Dust」はカレン・キングズベリーの同名小説の映画化。妻に対するDVで服役した夫は7年後別人のように優しい人間になって出所。ところがその間、妻は夫が知らないまま生んだ子どもを里子に出してしまっていた、ということを、妻は打ち明ける。夫が承諾のサインをしていなかったので、子どもを取り返すことは可能だが、6年間育ててきた養父母は当然困惑し、思い切った手段に出ます。タイトルは「タンポポの綿毛」の意。「願いをかけた後にタンポポの綿毛を吹き飛ばせば願いが叶う」のだそうです。韓国題は「단델리온 더스트」。日本公開は未定です。
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