人は年を取るにしたがって心を寄せる対象が動物→植物→無生物と移行していく、という俗説があります。(・・・ってホントかな? それともヌルボの思い込み?)
子どもの頃はペットをかわいがっていた人が年配になると花を愛でるようにになり、老境に入るとどこにでもありそうな石に対して「いい石だなー」となぜか感じ入ったりするという例はざらにあるようです。
もちろん、老犬と支え合い、いたわり合いながら日々を過ごしているお年寄りもたくさんいらっしゃるので、この俗説(?)も必ずしもあてにはなりませんが・・・。
ずいぶん前のことですが、日々生徒たちに悩まされていた先輩教師S先生が「植物は裏切らないからいいなー・・・」と呟きながら植木鉢に水をやっていた姿は今も記憶に残っています。
先日、家の近所の道をバイク(50cc)で走行中、信号待ちの際すぐ前方の道端に小さな赤い実がたくさん生っている丈の低い潅木が目に入りました。
こういった植物に関心が向かうようになったのも、年を取ったからかもしれません。
バイクから降りて反対側からもケータイで写真を撮りました。
車が行き来する舗装道路の路傍です。
帰宅後「植物・夏・赤い・実」等々で画像検索してみると、その名前をつきとめるのにさほど時間はかかりませんでした。
<フユサンゴ(冬珊瑚)>というのがその名前です。 ※別名<タマサンゴ(玉珊瑚)>とも。
→コチラのブログ記事等によると、明治中期に渡来したブラジル原産のナス科の帰化植物です。(帰化植物はずいぶんたくさんあるようですね。)
例によって学名の Solanum pseudocapsicumを手がかりに韓国名を調べてみると<옥천앵두(オクチュンエンドゥ)>でした。
このハングルで画像検索すると、たしかに同じ植物の写真がヒットします。たとえば→コチラ。「예루살렘 체리(Jerusalem cherry)」という英語名が先に書かれています。
漢字表記だと「옥천」はたぶん「玉釧」で「앵두」は「桜桃」。
玉釧の釧(くしろ)は石や貝や金属等で作られた腕輪の意味。つまりこの丸い実を腕輪に用いた石等に見立てたものだと思います。
「앵두(桜桃)」だけの意味はとみると、学名Prunus tomentosaすなわちユスラウメ。私ヌルボの少年時代、庭にユスラウメの木がありました。グミのような渋味もなく、サクランボに似た味の実を好んで食べたものです。(もう何十年も食べてないな・・・。)
ところが、日本ではユスラウメを漢字で書くと「梅桃」。そして「桜桃」だとサクランボになってしまいます。
一方、韓国ではサクランボを何というのか調べてみると・・・「체리(チェリー)」とはちょっと肩すかし。おっと「버찌(ボッチ)」という固有語もあるゾ。・・・と<韓国ウィキペディア>や、おなじみの<エンハウィキ・ミラー>でこの項目をみると、「チェリー(学名: Prunus avium)とは学名もPrunus yedoensisと異なり、小さくて果汁は多いが苦くて生では食べづらく、酒に漬けたりして食べる」等の説明がありました。
ところが、学名Prunus yedoensisというとソメイヨシノのこと。しかしエンハウィキの説明では「済州島漢拏山原産で、日本のソメイヨシノとは別の品種である」とのことなんですがね・・・。(例のサクラの原産地問題か、あーあ。)
なんか、ややこしいな。いろんなことが日韓間で少しずつ違うゾ。
さて、ユスラウメやサクランボの方に大きく脱線しましたが、本題に戻ってフユサンゴのこと。
一見すると食べられそうなフンイキ(?)ですが実は有毒!で、とくに子どもが食べることのないよう要注意とのことです。
ソラニンだかを含んでいて、食べると吐き気を催したり、大量に食べると昏睡、さらには死に至るとも! これは怖いと一瞬思ったものの、そんな大量に食べるような人がいるのでしょうか?? あっ、今見ていたサイト(→コチラ)は<犬に有毒な植物図鑑>か。ジャガイモとかスモモなんかも「死亡」という文字があったのもそういうわけ? ま、人間にとっても有毒ということには違いありません。写真を撮った時、ちょっと食べてみるかな?と一瞬思ったのですが、あぶないあぶない!
次の記事もたぶん植物の名称についてです。
子どもの頃はペットをかわいがっていた人が年配になると花を愛でるようにになり、老境に入るとどこにでもありそうな石に対して「いい石だなー」となぜか感じ入ったりするという例はざらにあるようです。
もちろん、老犬と支え合い、いたわり合いながら日々を過ごしているお年寄りもたくさんいらっしゃるので、この俗説(?)も必ずしもあてにはなりませんが・・・。
ずいぶん前のことですが、日々生徒たちに悩まされていた先輩教師S先生が「植物は裏切らないからいいなー・・・」と呟きながら植木鉢に水をやっていた姿は今も記憶に残っています。
先日、家の近所の道をバイク(50cc)で走行中、信号待ちの際すぐ前方の道端に小さな赤い実がたくさん生っている丈の低い潅木が目に入りました。
こういった植物に関心が向かうようになったのも、年を取ったからかもしれません。
バイクから降りて反対側からもケータイで写真を撮りました。
車が行き来する舗装道路の路傍です。
帰宅後「植物・夏・赤い・実」等々で画像検索してみると、その名前をつきとめるのにさほど時間はかかりませんでした。
<フユサンゴ(冬珊瑚)>というのがその名前です。 ※別名<タマサンゴ(玉珊瑚)>とも。
→コチラのブログ記事等によると、明治中期に渡来したブラジル原産のナス科の帰化植物です。(帰化植物はずいぶんたくさんあるようですね。)
例によって学名の Solanum pseudocapsicumを手がかりに韓国名を調べてみると<옥천앵두(オクチュンエンドゥ)>でした。
このハングルで画像検索すると、たしかに同じ植物の写真がヒットします。たとえば→コチラ。「예루살렘 체리(Jerusalem cherry)」という英語名が先に書かれています。
漢字表記だと「옥천」はたぶん「玉釧」で「앵두」は「桜桃」。
玉釧の釧(くしろ)は石や貝や金属等で作られた腕輪の意味。つまりこの丸い実を腕輪に用いた石等に見立てたものだと思います。
「앵두(桜桃)」だけの意味はとみると、学名Prunus tomentosaすなわちユスラウメ。私ヌルボの少年時代、庭にユスラウメの木がありました。グミのような渋味もなく、サクランボに似た味の実を好んで食べたものです。(もう何十年も食べてないな・・・。)
ところが、日本ではユスラウメを漢字で書くと「梅桃」。そして「桜桃」だとサクランボになってしまいます。
一方、韓国ではサクランボを何というのか調べてみると・・・「체리(チェリー)」とはちょっと肩すかし。おっと「버찌(ボッチ)」という固有語もあるゾ。・・・と<韓国ウィキペディア>や、おなじみの<エンハウィキ・ミラー>でこの項目をみると、「チェリー(学名: Prunus avium)とは学名もPrunus yedoensisと異なり、小さくて果汁は多いが苦くて生では食べづらく、酒に漬けたりして食べる」等の説明がありました。
ところが、学名Prunus yedoensisというとソメイヨシノのこと。しかしエンハウィキの説明では「済州島漢拏山原産で、日本のソメイヨシノとは別の品種である」とのことなんですがね・・・。(例のサクラの原産地問題か、あーあ。)
なんか、ややこしいな。いろんなことが日韓間で少しずつ違うゾ。
さて、ユスラウメやサクランボの方に大きく脱線しましたが、本題に戻ってフユサンゴのこと。
一見すると食べられそうなフンイキ(?)ですが実は有毒!で、とくに子どもが食べることのないよう要注意とのことです。
ソラニンだかを含んでいて、食べると吐き気を催したり、大量に食べると昏睡、さらには死に至るとも! これは怖いと一瞬思ったものの、そんな大量に食べるような人がいるのでしょうか?? あっ、今見ていたサイト(→コチラ)は<犬に有毒な植物図鑑>か。ジャガイモとかスモモなんかも「死亡」という文字があったのもそういうわけ? ま、人間にとっても有毒ということには違いありません。写真を撮った時、ちょっと食べてみるかな?と一瞬思ったのですが、あぶないあぶない!
次の記事もたぶん植物の名称についてです。
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