「ノウゼンカズラを韓国語では何というか?」という記事を書いたのが9月2日。
早いもので、もう一月経ってしまいました。そして今、街中を流れる川沿いの花壇に咲いているのが彼岸花。
子どもの頃、徳島の田園地帯でたくさんの彼岸花が群生して咲いていたのが印象に残っています。とくに墓地の周辺。たぶん今もそうでしょう。
あの花の根は毒だということは皆知っていて、触ろうともしませんでしたが、後に日本史関係の本で、球根をよく水にさらせば食用になるが、飢饉の時に備えた救荒植物として、ふだんは毒性を強調したということを読みました。もちろん子どもによる誤食を防ぐ意味もあったのでしょう。
私ヌルボ、彼岸花は韓国語では別名の曼珠沙華をそのまま音読みして만주사화(マンジュサファ)というのかな、と何となく思っていたのですが、辞書を引くと석산(ソクサン)というのが一般的なんですね。漢字だと石蒜。日本のウィキの「ヒガンバナ」の項目では「ヒガンバナの鱗茎は石蒜(せきさん)という生薬名」という箇所でこの言葉が出てきます。
また「死人花」「地獄花」「幽霊花」「剃刀花」「狐花」「捨子花」「はっかけばばあ」等の不吉な異名が紹介されていますが、韓国ウィキの方にも「球根に有毒なアルカロイドが含まれているため、地方によっては「사인화(死人花)」「장례화(葬礼花)」「유령화(幽靈花)」ともいう」とあります。
さて、「만주사화」で検索すると韓国サイトで多くヒットするのが山口百恵の「曼珠沙華」。そして埼玉県日高町の曼珠沙華の里・巾着田(きんちゃくだ)。※たとえば→コチラのブログ記事。巾着田の訪問記です。
巾着田の公式サイト(→コチラ)によると今ちょうど満開のようですよ。写真を見ると、ホントにみごとなものです。
日高町といえば、高麗神社等々がある古代の渡来人ゆかりの地で、高麗の里を訪ねる散策コースも設定されています。
しかし私ヌルボ、まだ行ったことがありません。ホントは曼珠沙華やコスモスが見頃の今時分に行くのがいいんだけどなー・・・。
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