わが会の講師は少し前に新婚さんになりました。彼は一言でいえば真面目人間だと思います。思いますと言うのはよく知らないからです。奥様は全く存じ上げていませんが、もっと真面目人間だと思います。
何をもってそう思うか。
新婚旅行の行き先のお話です。ヨーロッパに行ったそうです。いくつかの国に行きましたが、お目当てはポーランドだったとの事です。さっすが音楽家、シューベルトですね、皆がそう言いました。
”もちろんシューベルトの生家は行きましたよ。でも一番の目的はアウシュビッツに行きたかったからです。”とおっしゃいました。私達は一斉にひきました。奥様のリクエストだったそうです。見てきたことを詳細に聞く機会はありませんでしたが、多分、聞いても想像の範囲外でしょうね。
現地の案内人によると、新婚旅行でここに来た人は初めてです、と言われてたそうです。世界はこんなに広いのにね。でもそういわれることも普通と思います。
若い日本女性にここまで関心を持つ人がいる、と言う事実を知り、驚かない人はそういないと思います。
若くして世界を見ることはたいへん良い事だと思います。過去の世界も現在の世界もどんどん見に行くべきだと思います。偏狭なナショナリズムに捉えられてしまうと、なかなか抜け出しにくくなります。
ああ、でもまたナショナリズムの最高潮がやって来そうです。
がんばれニッポン!! 負けるな日本!!