比較的暖かだった12月も残り半分。この時間の過ぎようは何?暗がりにいた電波時計が、急に灯りを点けられて、慌てふためいて針が疾駆しているような、あっけにとられて見ているような時間の過ぎる早さです。
最近、2か所の施設に慰問演奏に行ってきました。人を慰めるなんておこがましいとは思っていましたが、普段は音楽から遠い生活をしておられる病院や老人ホームの方々には拙い演奏でも、しばし、過去の思いに浸れる時間を提供できているようです。
演奏の要請があれば積極的に出向くと言うコンセプトのボランティア楽団に新たに参加しています。ボランティアですので、本番の日時によって集まりが良くないこともあります。しかし普段の練習=楽しみ、なので、好きで練習していることがささやかですが、老人や子供の耳に届くことで、また違った一時を提供できているようです。
見渡せば周りに老人ホームや幼稚園が数多あるもので、とみに老人施設の多さは如実に感じています。ついでに老人ホームの下見、って人もいますけどね。
楽団メンバーには入所している人を見れば涙が出てくる、と言う人もいますが、幸せそうで羨ましい、と言う人もいます。また受け身側の入所の方々の中には、生きてきた境遇を思い起されるのでしょうか、涙する人も時々おられます。
日本人の近未来はどうなるのでしょう。もう少し日本の変容を目撃できると思いますが、老人大国には違いないですね。
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