ですが飼っていません。子供の頃、白い迷い犬を10年余り飼っていましたが、その犬のへの思いが強いので、犬が題材の物語を見たり聞いたりすると、涙が出て来るんです。他の犬は知りませんが本当に賢い犬だったと思います。
子供の頃はうれしくって面倒を見ましたが、学校に行ったり仕事に行ったりで、自然というかお決まりで、犬が好きじゃない、体の良くない母にまかせっきりでした。
脚もよくなった今なら犬のお世話はできるかもしれない、寿命が15年前後は今なら間に合いそうだけど、旅行にも出かけたいからやっぱり飼えないな責任あるしと諦めています。
ですからテレビやユーチューブや本でこの欲求を充たしています。
それで今回、直木賞受賞した 馳 星周の「少年と犬」を読んだのです。これ、映画かテレビ作品にしたら受けるよきっと、と思いながら読んでました。前回の 川越 宗一「熱源」 古川 真人「背高泡立草」も読んだけど、今回の直木賞は大衆文学という位置づけにドンピシャで映像向けかもしれない。
正直、半分くらい読んだ時点で、このストーリー展開ならもう読むのやめようかな、バイオレンスじみたものはあんまり好まないしと思ったけど、賢い犬が出てくるので、もう少しは、とやめられなくなって、合間合間に読んでいても3日ほどで読んでしまった。最後は涙。
作家さんてホント勉強家ですね。読書によるものも多大でしょうが、どんな発想でストーリーを思いつくんでしょうね。体験とか集積した知識の上で書けるんでしょうね、素晴らしいな、尊敬しかない。
この作家さんの本、続けて読んでみよう!最近は女性作家の本が多かったけど。男臭さそうだけどね。