知床は美しいよね

若かりし頃 、ユースホステルを 何泊もして北海道を巡った。だけどその後 足が悪くなり、行きたい気も起こらなかった。で、やっと 観光できる 自信がついたのでさあ行こうと意気込んでいたのにこのコロナと旦那の病気。 今は我慢の時である。 せめてもと知床の ネイチャーガイドの Facebook をフォローしている。

知人宅で会話を楽しんでいる中、 フォローしているネイチャーガイドの 名前を言うと、 何やら 2階へ上がっ て行った。 そしてカレンダーを 持って降りてきた。 知床の カレンダーだ。その カレンダーの写真撮影者の名前が話題の人 。”息子が送ってきたんよ。 知床で鮭漁師をやってるんよ” と言う 。 大学が北海道でそのまま知床に住んで、子供も3人いるという。

なんて冒険野郎なんだろう！ いいなぁ 。でも現実は厳しいだろうな 、海の仕事だもんね、ロシアも目と鼻の先だし。
以来その会話を忘れたことはなかった。

今回の事故は、不運な観光客に人災として襲いかかった。冷たかったろう、怖かったろう、生きたかったろう。

ついでの話がなくては知人に電話出来ない。で、少し時間が経って、ついでの話として聞いてみた。

そう、いつもウトロ港から漁に出てるんよ。漁が始まるまでは探してたけど、今は漁をしながら探してるって。漁師仲間は統制とれてるって。

何が人生の岐路を決定しているのだろう。