ケーキ屋さんに入りました。
そこは何年振りかに訪れた所で、私より年配らしい女性が一人で対応してくれています。フランチャイズのお店でしょうか。
お好みケーキを物色している間も、ディスプレイの冷蔵ウインドウの上の生け花が目に入ってきます。
黄色い小花が咲いている枝が、何本も生けられた中に、大輪の褐色の花が一輪、有り得ないような配色とインパクトと品をもって生けられています。
自然、”このお花、いいですね”と声を出して言ってしまいました。”珍しい、何という花ですか?”
見れば透明な花瓶の底には、白い根がいくつも出ています。
女性店主は”分かりませんけど・・いいですよ”
エッ、何が?
どうぞお持ち帰りくださいと言うのです。
”根っこ出てますね。植えたら着くかしら”
”もう、長い間生けているから、根っこ出てきたんですよ。”
花瓶から取り出して、黄色もこの花も、という図々しさはさすがにためらわれたので、褐色のこの花だけ一緒に包んでもらいました。
一見さんに近い者に親切にしてもらった感謝の気持ちは、またこのお店に来ようという気持ちを満々にさせてくれます。
ただ、根っこが出ていたのは、黄色い小花の付いた枝の方で、これには根が出ていませんでした。
しかし、しかし、私は頑張ります。ながらえている花木なら、挿し木ができそう!!
脇芽も出ているようだし・・
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