その夜、ニュースで南西諸島で地震があったことを報じていました。その頃、散発的に地震は起こっていましたが、大阪辺りではほとんどありませんでした。
そうか、南西諸島も厳しいね、こちらはほとんどないけどね、なんて言ってました。
その2時間~3時間前の夕刻、登り坂の途中、フロントガラスのはるか向こうに、今までの人生で見た事のない月を見たのでした。思わず同乗していた子に指さして、”見てあの月!”と言いました。
一言で言うと、赤いまだらの、気味悪い月でした。
傍らの子はそれを認知するには幼く、余り私の言葉に反応しませんでしたが、私は今も忘れられません。
その翌朝、早くの事でした。
それから2日間ぐらいは魂が抜けたようになり、テレビを見ているだけでした。怖ろしい事が起こるものだと。
あれから20年たつんですね・・長く生きてきた。
明日は分からないです。
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