四国のお参りも
6回目の参加になります。
今回は愛媛県の第55番「南光坊」から
第46番「浄瑠璃寺」を遍路する
10ヵ寺のツアーです。
気温は寒いけれども、
天気はまずまずの様子。
しっかりと準備をして
出かけましょう。
今回のバス集合地点は
天王寺となります。
以前、天王寺だとすいていたので
そうしたのですが、
今回はほぼ満員の状態で
揺られていくことになりました。
男女割は男性2割程度。
やはり、若干恒例の女性連中が
多くなっています。
だから、何となくバスの中も
結構にぎやかにやってはります。
最近は、いろいろとそういう状況も
わかってきたので、
首藤さんとdoironの二人は
イヤホンで音楽を聴いたり、
首藤さんは新聞をdoironは文庫本を
広げながらバスの時間を過ごします。
え~っと、今は今治辺りまで行くので、
もしかしたらしまなみ海道を行くのかなあ
と思ったら、やはりこれまでと同じく
明石海峡大橋を渡り、
淡路島経由で四国に入っていきます。
なのでもう景色もすっかり見飽きたしね。
バスの中でのんびり過ごしていきます。
最初の頃に比べて、
往復の経路が長くなっています。
この時はだいたい5時間くらいかけて
最初の目的寺に着くという感じでしょうか。
今回は、いつもなら昼食で
どこかの食堂に寄るのですが、
さすがに10寺になると、
ちょっと効率よく動かないと
いけませんので、
途中で積み込まれた弁当をいただいて、
バス中でいただきながら
進んでいくことになりました。
あ、そうそう行きのバスの中では、
向こうで納経を記載してもらう
納経帳と掛軸、そしてその納経代を
支払っておきます。
納経帳300円、掛軸500円を
寺の数だけ渡しておきます。
今回は10寺ですから
8000円を先に渡しておきます。
これがねえ、
意外に経費が掛かるんですよねえ。
88カ所回るだけで、
なんと7万400円なんです。
団体割引ってないのかねえ。
あと高齢者割引とか、
JAF割引とかねえ。
今回もほぼ全員の納経帳と
10本くらいの掛軸を
添乗員さんが集めてくれはります。
まあ、それはそれで
大変なんやろうけどね。
掛軸は大きなリュックに、
納経帳は大きなバッグに詰めて
2人の添乗員さんが
寺に着くや否や先導を
先達に任せて一心不乱に
納経所へと運んでいきはります。
普通のお寺だったらいいんですけど、
山手のある大変なところでは
かなりハードにやってはるようです。
さあ、ではそういう準備も終えて、
最初のお寺である
55番「南光坊」に到着です。
ここは今治に浮かぶ
大三島に大山祇神社が、
船に乗ってお参りすることになるので、
岸に別当寺として建てられたものだそうです。
おお~これは友ヶ島と淡島神社の
話とよく似ていますねえ。
8坊あったものが長宗我部の兵火で焼かれ、
南光坊だけが焼け残ったものだそうです。
本尊はちょっと変わった
「大通智勝如来」だそうだ。
ここは神社の別当寺だから、
お寺の景色もちょっと変わった所があるので、
それを絵にしてみた。
どうですか?ちょっと変わった所が
わかりましたか?
そうです。この寺には狛犬が
置かれています。
しかも大きく体をのけぞった
特徴的な狛犬がね。
右側の「阿型」の狛犬も
そんな感じでおかれていました。
弘法大師を日本一の書聖としていた
川村氏の話なんかも
この寺には関連しており、
寺内には「筆塚」なんかも
置かれていました。
いやあ、わかっていたら
四国の絵をかきつつ
ダメにしてしまった面相筆なんかを
持ってきておさめておけばよかったかなあ、
まあ、でもまたそういう
お寺もあるだろうから、
これからも注意しておきますかね。
続く