ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼五十三番円明寺

2016年12月22日 21時50分01秒 | ウォーキング

延命寺のお参りを終えて、
駐車場に戻るとバスが
自分らのを入れて
3台止まっていました。



一台がいよ交通、一台が奈良のバス。
doironがいつもお世話になっているのが
阪急交通社ですから、
同じツアーではないですね。

もしも同じ経路をまわるなら
この3台はいつも同じ順番で
お寺に入ってくることになります。

朱印の順番があるからね。

ちょっと今日は混んでしまうかもしれませんね。
頑張って回りましょう。

バスに乗り込んで瀬戸内沿いを
まわっていきましょう。



瀬戸内は島々の景色がきれいやねえ。



とかいいながら
首Dさんを見ると、
この辺りでチョット疲れているようでしたね。

確かに彼が今やっている治療法を聞くと
とてもきつそうでした。

この日は水曜日だったので、
資料を見せてもらったら
その曜日くらいが一番きつくなるそうでした。
まあ無理のないよう、
そしてゆっくり休めるように
できるだけ周りに気を使ってあげよう
と思いましたね。

そうしているうちに、
やがてたどり着いたのが
第53番円明寺です。



あれ?さっきの寺と読みがいっしょ?
と思ったら「延命寺」は(えんめいじ)で
この「円明寺」は(えんみょうじ)と呼ぶそうです。

う~ん日本全国に100寺くらい
ありそうな名前ですねえ。

おっ、さっそくマンふたを発見です。



四国では参道を歩いたりはしますが、
一般の道は歩くことが少ないので
なかなかこれに巡り合いません。

松山市の市の木は、と調べますと、
おおやっぱりこのマンふたに
絵として描かれたヤブツバキですね。

「ヤブ」のついているのが
それらしくていいですねえ。

ではdoironもここから寺内へ
「ヤブ」遍路いたしましょう。



ここの神社の本尊は
「阿弥陀如来」ですねえ。



真言は
「おん あみりた ていぜい から うん」
と唱えます。

行基が阿弥陀如来を本尊とし、
それを空海が霊場としたものです。

ここには特徴が三つあります。

ひとつが、銅製の納札が
堂内に残っており、
現存する最古の納札として
寺宝としてのこっていること。



そしてもう一つが、
太子堂の奥に江戸時代に建てられた
「キリシタン灯篭」が立っていること。
御禁制の時代に、形をそれとなく
十字架に似せて、真ん中に
マリアさんが描かれたような灯篭で、
今回の絵はこれを描くことにしました。



古い灯篭だが、つややかな
石の材質が意外にきれいです。

これを描くに当たっては、
周りに生えてる草の材質に気を使ったり、
植えられた花の様子にも気を使ったな。

まあ、こうしてひと寺ずつ
描いていくといろんなところが気になって、
絵の勉強になっていきますねえ。

そしてもう一つ最後に残った特徴が、
ここのお寺の屋根瓦が特徴なのです。



どの瓦も重厚で鬼瓦として名高い
「菊間瓦」というのが使われているそうです。

ただそれだけではなく、
実はこの地方の節分行事が
特徴的なのです。
この地方一帯では「鬼瓦みこし」が登場し、
「福は内、鬼も内」と唱えるそうなのです。

なんか、この地方のやさしさを
感じさせる行事ですねえ。

空海はこう言ってます。

「もし一つの教えにこだわれば、
すぐにその教えに縛られ、
生と死の川を行ったり来たりし、
その輪廻から逃れられないのです」

人の心の動きと宇宙を一つのものとして
唱え続ける空海の密教は、
果てしなく大きく深いもの。

キリスト灯篭、長く続く納札の灯篭、
鬼は内福は内 どれも、
こだわりなく世界を見続けることの
大切さを感じさせてくれるような
お寺周りの出来事なのだ
と思わせてくれます。

ここでもしっかりとお参りを済ませて、
さあ、これで3寺終わりです。

あとひと寺で今日のお参りは終わり。

では次の52番太山寺へと
向かっていきましょう。


続く