ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼四十七番八坂寺

2016年12月29日 20時53分52秒 | ウォーキング

金剛杖のことでもう一つ、
注意しないといけないことがあります。
それは遍路時に橋の上を歩くときには
杖をついてはいけないんだ
というルールです。

橋の下で休んでいる弘法大師が
驚くからといいますが、
まあ行ってみれば、
橋は大事にしてねという
地元の人々の願いもあるのでしょう。

そうそう、それとお遍路時の忘れ物で、
この杖というのが多いそうですので、
遍路時には気を付けましょうね。

doironも山用に持ってる杖に
「同行二人」とどっかに
それとなく刻んでおこうかなあ。

この寺の中には、
「杖の淵」ではないですが、
ちょっと大きな池があります。



ここにいたのが、座って
打ち出の小づちを持った
地蔵さんがいました。

祈っておきましょう。

「年末ジャンボが当たりますように~」

本堂、太子堂、地蔵さんにまで
しっかりお祈りをして、
さあ、次の47番八坂寺に向かいましょう。

じゃ、運ちゃん頼むよ。

バスの山の方へ向かって
走り始めます。

途中、暴れ川だった重信川を
越えていきます。



この河川を改修した加藤嘉明の
家臣である足立重信という人の
名にちなんだ河川です。

かなり立派な川ですねえ。

遠くに見えているのは石鎚山の
系列の山々でしょうねえ。

で、30分もかからず次に到着しました。

ここは、役行者が開基し、
伊予の国司が築いたお寺です。

この国司が山を削り、
8本の坂道をこしらえた
というところから、
この名前になっています。

バスが付いたのは、
こういう施設の駐車場です。



「衛門三郎」の名前があったり、
こういう石の像があるのは、



じつはこの辺りが彼の生まれ故郷で、
近くに文殊院徳盛寺があり、
そこが三郎の生家後である
と言われています。

また近くには彼がなくした
といわれている8人の子どもの墓
「八塚」があるとも言われています。

ああ、そういうことからここに
8本の道を作ったのかなあ。

駐車場のあるこういう施設の
裏庭を抜けて行きます。

おお~、ここにはこんな
ワレモコウが植えられていたり、



立派な狸が置かれていたりと



気合を入れてはりますねえ。

かえりに時間があったら
寄っていきましょう。

途中こんな立派な木を眺めながら



軽く坂道をのぼっていきます。

あ、そうそう、この時期四国を
走っていて一番目についた
庭の植木がこれでした。



「皇帝ダリア」ですね。

昨年我が家の庭にも咲きました。
今年もその枝から増やしましたが、
花がまだ咲きません。
最近ようやくつぼみが
膨らみ始めたので
間もなく咲くでしょう。

この木のことは
皆さんあまり知りませんでしたねえ。
庭の植木としては歴史が
浅いのかもしれませんね。

「うわー」とか言いながら
写真を撮ってはりました。

そうですね、
ここ数年で一気に増えた木ですね。

その道の突き当りに
お寺があります。

阿弥陀如来のおられる
本堂にお参りして、



太子堂の方に回ろうとすると、
ちょっと変わったお堂がありました。



これです。

閻魔堂です。
左の「地獄の途」から入って
右の「極楽の途」から出てくる
という仕組みです。

お堂の中には地獄の絵図や
極楽浄土の絵図が書かれてあります。
これはまあここらしい施設ですので、
これを絵に描いておきましょう。



もちろん、doironも
一回通過しておきました。

それにしても、この閻魔堂は
色使いが派手ですねえ。
細かく色に気を遣ったら
全体にちょっとけばけばした感じに
なってしまいました。
いやあ、絵はほんとに難しいなあ。

ああ、しかしお堂の周りに地獄から
天国への道があるといいます。

doironも
かつて一度死んだときに
危うくこういう世界を
通過するとこだったんですねえ。
危うく残った「今」が極楽浄土か?
というと、なかなかそうも
いかないようです。

そのあと、太子堂にも回って、



しっかりと読経もしておきました。
バスへの帰り道、寄ろうと思っていた
施設でお茶を接待され、
土産物を除いてみたら、
なんと記帳途中の納経帳なんかも
売ってました。

ちょと変なの。

さあ、それでは今回最後の
46番浄瑠璃寺へと向かいましょう。

続く