どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

<シネマドッグ25周年記念上映会>

2005年11月19日 | 自主映画
中野ゼロ小ホールで行なわれた<シネマドッグ25周年記念上映会>に行って来た。
小ホールって言っても大きな会場でそこには300~400人のお客さんが埋まっていた。
シネマキャバレ-なんかの規模とは全然違う。凄い事だと思いましたし羨ましい程。
そんな沢山の人達とゆっくりと2本の映画を楽しませていただきました。

『どめくら』
シネマ愚連隊の高橋亨監督作品。師匠の吉本さんの脚本でタッグを組んだ作品。
映画はいつもの愚連隊作品とはまたちょっと違った味わいのある作品でしたが、高橋亨監督らしい個性はやはり色んな所に健在。基本的に娯楽作っていう芯が通っている。
シネマドッグとシネマ愚連隊のオールスターキャストといった感じの豪華出演者。
今回の映画では斎藤浩一さんという役者が一番良く感じました。「痛快エロ坊主」にも出演されていた人ですが今回は更に渋みが加わったというか良かったです。もちろん他の役者さんも良かったですけどね。

『ピーナッツ』
吉本昌弘監督・脚本作品。タイトルを聞いてピンときたのは前前作品「ドーナッツ」という映画。この映画に似たテイストと映画かな?って。眼のクリッとした可愛い女優さんを主人公にした軽く爽やかな物語。期待通りそんな映画でした。面白かった。
映画は何とも微笑ましく見ていて楽しくなる映画でした。撮影も風景もとても美しくて良かったなぁ。最初は強引な展開の設定やら行動にちょっとそれは無いでしょなんて無理を感じる所もありましたが、しだいにそんな事はどうでもよくなり入り込んでゆけました。その後はどんな展開でも笑って楽しめるという感じで、そのテンポのいい編集と脚本の構成力、演出力にまいりました。なんというか吉本さんテイストというのか個性を感じました。今までに見た作品全てにそれが出ているのですが3本目でこのテイストがどういうものなのかがはっきりしてきた気がします。僕の中だけの事ですけど。
そんな訳でまたこのテイストの映画をまた見たいと思いました。
「ドーナッツ」「ピーナッツ」と来たから、もう1本作って3部作にしてほしいなって思ったぐらいだが流石にそんな事はもう考えてるらしくて「ココナッツ」だか何だかというのを計画してるらしい。(内緒なのかな?)是非、作って欲しいものです。次も眼のクリッとした可愛い女優さん(今度は小麦色?)で軽く爽やかな物語を見せて欲しい。

上映後の打ち上げにも参加。朝まで飲んで語り合い、最後にはラーメンまで食べて始発で帰りました。電車寝過ごしたりしつつ。朝は本当に寒かったけども久々に見る朝日はとても美しかったです。


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