どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「インランド・エンパイア」

2014年04月30日 | 映画
DVDでデビット・リンチ監督の映画「インランド・エンパイア」を鑑賞。3時間近くもある映画でシュールな展開で集中力が続きませんでしたが相変わらず不思議な変な魅力のある作品ではありました。
映像はビデオ撮りの自主映画みたいな感じでしたが音響や音楽、効果音が実に良くてヘッドホンで聴いてると独特の世界観に惹き込まれます。
何でもないような風景なんかでもホラー的な効果音が付くとなんだかゾワゾワしたものを感じます。
じっくり見ていくと少しづつ関連無さそうに思えた場面が繋がってゆき興味を惹かれます。が、正直良くは分からない。しかし場面場面で何だか分からないけど強烈な印象を残すものもありました。今回一番強烈だったのは主演女優の最後の方に出てくる壊れた恐ろしい顔でした。
音楽の使われ方が今回も良くて最後はなんだか救われるような展開。
それまでずっと不安で狂ったような感覚が続いていたので何だか分からないなりに救いのようなものを感じました。役者や映画の内なる混沌とした世界を描いているのか?とかも感じたりもしましたが正直良く分かりません。だけど何か恐ろしいものや笑えるものや不安、救い、興味を感じさせる映画でした。でもやっぱり長かったな。



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