「ザ・ウォーク」

レイトショーで映画「ザ・ウォーク」を3D字幕版で鑑賞。3Dなので吹替版で見たかったけど字幕版しかやってなくて。だけど字幕も良いバランスの視差の位置にあり見やすくて良かったです。
3Dで見るべき要素の多い映画で単純に3D映画としての面白さも楽しめました。効果を良く感じたのは綱渡りの練習や仕込みをする過程の前半でラストは慣れたのか距離感が凄過ぎるからかそんなには驚くようなものは無かった気もします。映像で見てるのに高所恐怖症的な足元がゾワッとする感覚や棒が誤って落ちてくるような場面で思わず頭を避けてしまうような所もありました。
物語の内容も興味深く実話だというのが凄いですね。冷静に考えると色々と大迷惑な奴なんですが、くだらない事に情熱かけて本気で取り組む夢や勇気に対しては共感出来る所があって映画を見る上では応援したくなるものがありました。
実際に成功したのかどうなのか知らなかったからドキドキハラハラもしました。語りが自由の女神の上で幽霊のようにも見える感じで表現されてたし…。
何処まで実話の通りに描かれてたのか分かりませんが無事に生還出来て良かったですね。失敗してたら悲惨過ぎますし映画にはならないか。
成功したから良いものの失敗したら皆のトラウマになるし何か落ちたのが下の人に当たったりしたら…等考えるとやはり身勝手な独りよがりの挑戦とも思えます。だけど協力者が出来たり最後は拍手で迎えられたりとアメリカ人の気質というか素直に偉業に対して敬意を表す国民性みたいなものは良いなぁ～とも感じました。
色々とギリギリなラインを含み考えさせられる映画でもありました。
ラストの今は無きワールドトレードセンタービルの勇姿を見て複雑な想いも交錯して優しい音楽も流れてエンドロールで遂に涙も溢れてきました。
綱渡りの師匠との関係や恋人との関係も見応えあって良かったです。
ベン・キングスレーは相変わらず存在感があって良かったし女優さんは美しくて魅力的でした。
これは劇場で3Dで見るべき映画ですね。

「エド・ウッド」

LD持ってたけどDVDで買い直してしまった映画「エド・ウッド」を久々に鑑賞。日本語吹き替え版で見てみました。
何とも憎めない映画で大好きです。
映画作りの情熱とかベラ・ルゴシとの関係とか関係してくる色々な個性的な連中とのやりとり等が見ていて可笑しくも楽しく不思議な微笑ましさを感じてしまいます。
実際の晩年なんかは寂しくも残念なのを知っているからこそ輝いていた時代？の物語を楽しくも何処か切なく見てしまいます。
実際の監督作品で見たのは「プラン9・フロム・アウタースペース」だけだが言われている程、最低映画だとは思えなかった。編集とか良かったとも思います。
他の監督作品も見てみたいです。
この映画が公開されたのはそんなに昔じゃないような印象でしたが改めて考えると随分とあれから時間が経っていたんですね。
自身の自主映画作りにも色んな意味で刺激を貰い勉強にもなったものです。