岩井俊二監督の気になってた映画「ヴァンパイア」を5.1ch大画面にて鑑賞。監督・原作・脚本・撮影・音楽・編集と自主映画ばりに1人でこなしてるカナダで撮られた映画で美しい映像と役者陣の魅力で魅せる映画でした。だけど展開がスローでオシャレ過ぎる所と綺麗過ぎる音楽が何か鼻につく感じのする映画でした。内容的には好みだったけどね。
前半で一部睡魔に襲われもしたけど、そんなに影響無いかとそのまま見続けたのですが後でやっぱり気になって該当箇所を見直したらホラーばりの主人公とは別人の殺人場面があったりしました。台詞でいくつか考えさせられる部分や背景や心情の伝わる場面があり良かった。バルーン絡みは絵としては良かったけどちょっと狙い過ぎ感もあったかな。
チョイ役でしたがキャサリン・イザベルが出てたのは驚きでした。吸血鬼映画へのオマージュを感じるような面もいくつかありました。実際に主人公が吸血鬼だという確証は無い面も良かったけどもう少し哀しみのようなものがあるともっと好きになれたかもです。
女性陣が皆美しく良かったですが主人公がイケメンだからか安易に心開き過ぎなのがあまり良いとは思えなかった所。もう少し感情のすれ違いなんかがあった上での和解のような流れを描いて欲しかったかな。
ロメロの「マーティン」を凄〜くオシャレに描いたような映画でした。
何か憎めない映画でもありました。
森の場面とその後の展開が案外好き。
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