どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ジョニー・ハンサム」

2024年06月14日 | 映画
先日「エンゼル・ハート」を久々に見直してミッキー・ロークが良かったので彼の主演作「ジョニー・ハンサム」を鑑賞。
ライ・クーダーの音楽が良くて染みるような感覚。映像もしっかりしていて話の内容はベタで漫画的だけど良いものがありました。まぁ深みというのが脚本的には薄いけど役者の芝居や存在感で滲み出る良さというものがあった。役者陣は実力ある豪華な面々が出てました。前半の特殊メイクによる顔が凄く良く出来ていて発音の悪い喋り方の芝居の上手さもあり、とてもリアルに感じれました。結構忘れていた場面もあり新鮮に思い出しつつも見直せました。
アクション場面はキレが良くて見応えあり。だけど全体的に作品から感じるのは静かで繊細な優しい一面だったりします。そんな所が魅力の懐かしい映画でした。






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「エンパイア レコード」

2024年06月14日 | 映画
ブルーレイで一度見て良くて気に入った映画「エンパイア レコード」を5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。内容の詳細は完全に忘れてたので新鮮な気分で楽しく見直せました。あの時代のレコード屋の魅力とかバイト時代の色々あるけど楽しい仲間達の関係性なんかが良くて懐かしくも憎めない良い時間を眺め体験出来た感じです。
音楽もジュークボックスのように沢山良い曲が流れて最後にはコンサートっぽい場面めあったりで音楽が今より生活の一部だったような時代の感覚を思い出したり出来て良かったです。
若く個性的で魅力的な役者陣も豪華な面々でした。
リアルタイムでは見れてないですが当時を体験はしているので自分なりにもう少し古い時代に置き替えたりもして感情移入もして見れてお気に入りの一本となってます。
今やこういう店自体が無くなってしまっているのが何だか哀しいというか寂しいというか…店行って色々と物色するという体験も楽しみだったからね。






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「マッドマックス」

2024年06月14日 | 映画
ブルーレイで「マッドマックス」を5.1ch 大画面にて鑑賞。オーストラリア英語音声版で車やバイクが走る場面のサラウンド感は良かったけど他はなんかバランスの悪い印象のミックスだったように感じた。日本語吹替TV版をVHSで英語音声版をLDで何度も見てたのでちょっとした効果音のバランスの違いにも違和感を感じてしまうのでした。字幕より吹替の方が感情的に入り理解しやすい訳だったようにも感じた。
奥さんが森の中追われるホラー映画みたいな流れから殺されての衝撃と絶望感からの怒りと復讐へと感情が熱くなるものがあり一気に最後迄、何回見てもあっという間に見れちゃうものがあります。
音楽も編集も良いですね。
今でも交通事故に遭ったというか目撃したような感覚になる凄い映画ですね。
大画面で見る道路と地平線は絵になりカーチェイスは迫力がありました。






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「エンゼル・ハート」

2024年06月13日 | 映画
ブルーレイで「エンゼル・ハート」を5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。サラウンド環境での低音の響きが良くて初めて見た時のように真相が明らかになる瞬間の背筋がゾワっとするような感覚をしっかり再度味わえました。映像が美しくも不気味で音響効果や編集でゾクゾクする不安感を盛り上げてくれます。結末を知っていてもそこに行き着く過程は何度見ても引き込まれます。初めて見た時はどうなるのか?と分からず不安と期待の中見続け真相が判明して頭が整理出来ない混乱と衝撃を受け圧倒されたものでした。
夢と回想の場面が特にドキドキするものがあり心臓の鼓動も効いてました。
ミッキー・ロークの芝居もとても良かったな。音楽も良くて印象的な場面も沢山ある何度見ても良い映画でした。
ロバート・デ・ニーロの個性がやり過ぎ感もありますが存在感あって良い味出してます。
だけど目の色変わる合成までは必要無かったとは思いました。
茹で卵の殻を剥く場面が印象的です。










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「ロックアップ」

2024年06月13日 | 映画
スタローンの映画「ロックアップ」を5.1ch 大画面にて鑑賞。昔は彼主演の映画は必ず劇場に観に行っていたが、この頃のはあまり無理してまでは行かなかった感じでした。少しして中古VHSで購入して見たら結構面白くて好きな映画となっておりました。ブルーレイでも購入して久しぶりに大画面で見直したのですが全体的には定番なスタローン映画だなぁという印象が強かったですね。初めて見た時は熱くなるものもありましたが何度も見たので今回はまぁまぁ。だけどラストはとても気持ちの良い感動も感じれて恐ろしい存在だったサングラスの黒人看守長との会話と笑顔の場面はジーンと来るものがありました。
そこで流れる音楽もとても良くて好きです。
音楽は「ロッキー」と同じくビル・コンティによるもので優しい曲調に癒されます。






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「男女残酷物語 サソリ決戦」

2024年06月11日 | 映画
仕事帰りに新宿寄って予告編に凄く興味を惹かれた1969年のイタリア映画「男女残酷物語 サソリ決戦」を鑑賞。サイケでオシャレ系映画かな?ぐらいの認識と期待で見たのですが、予想以上に変わった意外性のある内容でした。美しい撮影にレトロな美術に美女と音楽とアートで描く変態サディストの拷問の流れから女の愛の力で幸せな男女の関係に持っていきイチャイチャな流れになって最後はサソリのように女の毒牙でしたたかに反撃、男と女な戦いは女の勝ち!というような邦題そのままな内容の映画でした。
途中までどうなるのか?っていうかどういう事?なんだコレは?みたいな感覚で理解が追いつかない状態で見てましたが中盤で描きたいものというかが薄らと分かってきました。
だけど説明下手というか歪な見せ方でどんどん色々な斬新な映像や編集に音楽で展開してゆき何か分からないけれど、とても素敵な瞬間や映像を次々と見せてくれました。
最後はやっぱり!となりましたが更に続きがあって色々と成る程〜と全貌が理解出来る結末が待っておりました。
前半はエロティック・スリラーな感じで段々とオシャレっぽくなってきてアート映画みたいになって…と独特のスタイルを持った色々な視点で見れる作品になっていたと思います。
主演女優さんは綺麗でした。短髪になってから更に魅力的に思えました。そして恐ろしくもありましたね。
音楽や極端な効果音が面白くもあり、とても良かったです。





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「ライト/オフ」

2024年06月10日 | 映画
先日ホラー映画「ナイトスイム」を見て同じように短編動画から長編映画化された映画「ライト/オフ」を連想して、なかなか良かった筈だけど詳細をかなり忘れていたので再度見たくなりブルーレイで5.1ch 大画面にて見直しました。結末も含めてやっぱり何か似たものがありましたね。どちらかというと今作の方がより良かったかな。少しワンパターンな所はあるけれど徐々に謎が明らかになってゆく展開や見せ方が良かったです。
役者陣のキャラクターや芝居も良く引きつけるものがありました。特に主演のテリサ・パーマーの眼力ある芝居が良かったです。
そして彼氏役も役として良い奴で頼りなさそうで頼れる存在だったのが良かったです。
暗闇と光の狭間で見える見えないという見せ方がとても効果的で恐ろしく良い発想でした。久しぶりに良い環境で見直せて良かった。






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「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック」

2024年06月09日 | 映画
「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック」というCG?アニメ映画を鑑賞。
初めてこのシリーズを見ましたが、なかなか楽しい映画でした。カラフルな色使いと手描きの油絵風な質感もある3Dだけどアナログ感を感じる不思議な質感の映像がとても良かった。そんな映像と動きを見てるだけでも見入っちゃうものがありました。音楽も懐かしい選曲だったりマニアックな映画や漫画ネタがくどい程盛り込まれていて好き物の集まりが作ったような拘りが感じられました。
物語自体はまぁ上手く纏まっているというか後半で急に分かりやすく都合良く一気に進展する感じでしたが気持ち良く見れるものでした。もう少し早くから人間との関係について進展してくれると良かった気もしますが。
様々なミュータントのキャラクターの個性が魅力だったと思いますが名前とかまでは覚えられなかったかな。後でエンドクレジット見てジャッキー・チェンが声の出演をしていたと知り驚いた。でもどのキャラクターだったの?って感じでしたが後で調べたらカンフー強いネズミ役だったようです。気にしてなかったので普通に見ちゃいました。
見た事無い実写版の方の映画も機会があったら見てみたいと思います。






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「ナイル殺人事件(2022年)」

2024年06月09日 | 映画
アガサ・クリスティ原作の映画「ナイル殺人事件」の2022年にリメイクされた方を鑑賞。古い方の映画は見た事はあったけど犯人とか忘れちゃってるので新鮮に見れましたが薄々展開は読めちゃう所もありました。まぁ最終的にはポアロの説明まで明確な答えは出せませんでしたが…。基本的に愛故にという物語なんですが色々と後付け感満載でポアロが首を突っ込んだせいで結果、死人が増えるという酷い内容です。
65mmフィルム撮影されたという綺麗な映像が妙に全体的にCG臭くて現地に行って撮った感というのが無くて風景的な魅力は半減しているように感じた。移動カメラとかは今風で良かったけど昔の映画にあった映画で観光地巡り体験みたいな魅力が無かったのは残念。なので全体的にCGを背景にした舞台劇を見ているような感覚でした。








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「カンダハル 突破せよ」

2024年06月09日 | 映画
ジェラルド・バトラー主演の映画「カンダハル 突破せよ」を鑑賞。アメリカの軍事作戦って恐ろしいな…という冒頭から作戦成功後に正体がバレてしまい何とか脱出するという話。ヤバイ!逃げろ!という緊迫感とアクションで飽きずに見れる映画でした。現地の通訳と共に逃げる流れとか「コヴェナント 約束の救出」という映画を思い起こすものがありました。
しかし一方的なアメリカの強引な軍事作戦っていうのは見ていて無茶苦茶で恐ろしくて最終的に主人公達側にはハッピーエンドでも何かスッキリしないものが残りました。






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「ナイトスイム」

2024年06月08日 | 映画
レイトショーでホラー映画「ナイトスイム」を鑑賞。全体的には定番なパターンのホラーでしたが先は読めるんだけど怪我する痛い描写の流れや展開は絶品でした。見ていて痛い痛い!となりました。
緊張感と複線の繰り返しで得体の知れない邪悪なプールが描かれます。何処かスティーブン・キングっぽい超自然の悪と戦う家族の物語でもありました。直接的に見せない想像力を掻き立てる見せ方が良くてプールの水越しに見える何かとか音響効果と緑っぽい綺麗だけど不気味な照明トーンが効果的だった。
元々は短編映画だったようで後でYouTubeで同タイトルの短編映画も鑑賞。短いけど、しっかりした作りで劇場版にもあった同じような場面が描かれてました。






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「テックス」

2024年06月08日 | 映画
マット・ディロン主演の青春映画「テックス」を鑑賞。「アウトサイダー」と同じS.E.ヒントンが原作との事。エミリオ・エステベスやメグ・ティリーも出てました。
複雑な環境にいる兄弟と親友の金持ちの息子と娘の関係と父と母の関係なんかが描かれていました。全体的にしっかりとした作りで映像も良くドラマや芝居も見応えがありました。根は優しいのだが色々な不満や不安のある主人公の行動に自然に感情移入出来るものがあり悪い奴じゃない憎めなさを感じれた。最後は色々うまくいきそうな優しい幸せな気持ちで見終える事が出来ました。
監督のティム・ハンターは「リバース・エッジ」も撮った人で若者の何とも言えない苦悩を描くのが上手いですね。



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「ストレイト・ストーリー」

2024年06月07日 | 映画
DVDで映画「ストレイト・ストーリー」を5.1ch 大画面にて鑑賞。先程見た「ブルーベルベット」を撮った同じ監督が作ったとは思えない程、真逆のシンプルで優しい心温まる映画です。展開は凄くゆったりしているのですが不思議な心地良い時間の流れにいつのまにか入り込んで見れる素敵な映画です。
初めて大画面で見れて良かったけどDVDだとひき絵とかで映像の荒さが目立ちました。ブルーレイで見直したい映画です。
音楽が凄く良くて心洗われるような優しさと複雑な不安や感情に響くものがあります。
ユーモアもあり楽しく見れますが時折かなりグッと来て考えさせられる台詞や芝居がありウルっとさせられます。何回か涙も溢れました。初めて見た時から感動しちゃう場面は焚き火しながら若い女の子と話をして自分の娘の境遇を語る場面とラストですね。
ラストは言葉はいらない全てを物語る良い場面で星空も美しく音楽も素晴らしく最高です。








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「ブルーベルベット」

2024年06月07日 | 映画
ブルーレイで「ブルーベルベット」を7.1ch 大画面にて凄く久しぶりに全編通して鑑賞。
デニス・ホッパーが出てる好きな場面は何度も見てるんですけどね。初めて見たのは大阪時代で大毎地下劇場でした。何かと二本立て上映だったが何かは忘れた。
ストーリー展開の流れを忘れていた部分もあり興味深く見直せたけど、ちょっと長いなと感じる部分もありました。美術や照明に音楽と音響効果が良くて怪しく惹きつけられるものがあります。
デニス・ホッパーの狂気の芝居は何度見ても最高でどうしたら正解なのか?何するのか読めない恐ろしさと可笑しさがあります。
悪夢みたいな暗い流れからの明るいラストカットの映像と優しい音楽に救われるような印象を残す怪しくも不思議な魅力のある映画でした。






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「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」

2024年06月06日 | 映画
ブルーレイで「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」を7.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。画面が暗くスローモーションばかりで展開が怠いので車のドア開けたり閉めたりな場面でまた睡魔に襲われもしましたが、そこを乗り切れば集中して見れる映像と音楽と音響効果が最高な不思議でパワーのある映画でした。大画面とサラウンド環境でじっくり見直せて、とても良いものを感じて益々好きになりました。
感覚的に好きな映画ですが内容的にはちゃんと理解出来てるかというと分かってない部分もあります。80年代のスターログとかSF雑誌に載ってたファンタジーアートのような感じがあり絵画を見て影響受けて色々と想像したような世界観や物語が描かれているような気もしました。
ニコラス・ケイジの狂気の顔芸と芝居っぷりも最高でした。
だけど最後は哀しいけど救いのような優しさも少し感じれるのが良かったです。






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