今回は、「染付 山水文 そば猪口」の紹介です。
これは平成6年に(今から27年前に)、田舎の骨董屋さんから買ってきたものです。
田舎の知らない骨董屋さんにブラリと立ち寄ったんですが、特に買いたいような古伊万里も置いてありませんでした(><)
それで、そのまま何も買わずに退店しても失礼かなと思い、挨拶代わりの意味で、いわば義理買いしたようなものです。当時は、そんなものでした。特に何も買うようなものが無い場合、「何も買わないで帰るのも失礼だから、そば猪口の一つでも買って帰るか」というような風潮がありました(~_~;)
正面(仮定)
正面の反対面
見込み面
見込み文様が描かれていますが、何が描かれているのか不明です。
底面
なお、我が家では、この「そば猪口」は、下の画像にありますように、「そば猪口」として使用するのではなく、「花生け」として使用しております(^-^*)
生 産 地 : 肥前 波佐見
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ : 口径;7.2cm 高さ;5.1cm 底径;5.3cm
くだけた作ぶりが、花を生かしますね。
保持台は、鉄の灯明でしょうか。これまた、味わい深いですね。
義理買いでも、コストパフォーマンスは上々(^.^)
しかし、こういう洒落た演出ができるのも、花を活けて下さる方あっての事。私の場合は、義理買いの品を生かせません(^^;
その点、このそば猪口は、年中、使われていますから、幸せかもしれません(^-^*)
我が家では、古伊万里の幾つかを妻に召し上げられています(~_~;)
なんとか、古九谷の大皿は、取り戻しましたが、、、。
保持台は、鉄の灯明だろうと思います。
最近、このような味のあるものはなくなりましたね。
骨董市などにもほとんど出てきませんね(~_~;)
そうそう、人形の本体と木製台座を繋いでいる部分を解体した画像を、「色絵 男女人形一対」に追記いたしましたので、ご覧ください。
N島先生のエッセイの中にも、骨董店に入って何も買うものがないときは
挨拶代わりにそば猪口を買ったという記述があったように思います。
今と同じですね。ただ、物が多かったので、選択の余地が多かったというところでしょうか。
図柄の変わったものは高かったように思います。
それで、まぁまぁな物を選べば、挨拶代わりに買う物件にはなりました。
そば猪口は、物の善し悪しではなく、図柄によって値段が大きく左右されるように思います。
あまり好きになれないジャンルです(~_~;)