Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

骨董市と古美術品交換会

2023年08月20日 20時10分49秒 | 骨董市など

 今日は、私にとって、月に1度の、定例の「骨董市」と「古美術品交換会」の日でした。

 ただ、今年度からは、「骨董市」が開催される日と「古美術品交換会」が開催される日とが、それぞれ異なる日となりましたので、「骨董市」と「古美術品交換会」が同一日に行われることはなくなったわけですが、たまたま、今月は、「骨董市」が開催される日と「古美術品交換会」が開催される日とが重なりましたので、今日は、「骨董市」と「古美術品交換会」の両方に行ってきました。

 先ずは、我が家の近くにある「骨董市会場」へと急ぎます。

 今日も、相変わらず暑い日でした。お盆が過ぎても、サッパリ涼しくなりません(~_~;)

 その影響かどうかわかりませんが、出店者数も何時もよりも少ないようです。また、展示品数も少ないようです。私の狙っている古伊万里など、ほとんど見かけませんので、「骨董市会場」のほうは長居は無用のように感じましたので、次なる「古美術品交換会会会場」へと急ぎます。

 ところが、「古美術品交換会会会場」には開始時間よりも早く着いたのに、もう古美術品交換会は開始されていました(~_~;)

 出席者が多く、競りにかけられる品物も多いので、早く始まらないと早く終わらないので、定刻よりも早く始めたようです。

 そんな状況なものですから、私の狙っている古伊万里もかなり登場してきたのですが、江戸後期のものが多く、是非に欲しいというようなものはありませんでした(~_~;)

 でも、1件(2枚組)だけ、以前(2021年8月9日)、このブログでも紹介している「色絵 猩々文 小皿」に似たものが登場してきましたので、それを競り落としてきました。

 

 

今日落札してきた「色絵 猩々文 小皿」(1対)

 

表面(1対)

 

 

裏面(1対)

 

 

表面(代表の1枚)

 

 

猩々部分の拡大(代表の1枚)

 

 

裏面(代表の1枚)

 

 

: 上の小皿の説明につきましては、以前(2021年8月9日)、このブログで紹介している「色絵 猩々文 小皿」についての説明文をお読みいただければ幸いです。

 

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代後期(1780~1820年代)

サ イ ズ : 口径12.8cm 高さ3.3cm 底径7.7cm


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6 コメント

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Dr.Kさんへ (遅生)
2023-08-20 21:12:08
さすが左党Dr、又々、猩々皿を呼び込みましたね。
前回の品と非常に良く似ています。
鎬は前の品の方が繊細ですが、色絵は今回が抜群に良いですね。
蛇足ながら、唐子が甕を割るのは、司馬温公の甕割り図と言われるもので、流れているのは酒ではなく、水です。猩々の場合は柄杓を持っています。甕の中に入っているのは当然酒、甕は無傷です(^.^)菊の花などもあしらわれています。
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遅生さんへ (Dr.K)
2023-08-21 08:35:46
前回紹介しました小皿とよく似ていますよね。
前回の小皿は、平成12年(23年前)に、昨日も行った骨董市で買ったものです。
図柄に惹かれて買ったものですが、買った時は、甕の中は水だと思っていました(笑)。
その後、一昨年にこのブログで紹介する際には、甕の中身は酒だと知りました。

昨日、この小皿が出てきた時、甕の中には酒が入っていることを知っていましたので、しめしめと、舌なめずりをしました(笑)。また、値段も、前回紹介しました小皿よりも遥かに安かったものですから、すかさず、落札しました(^-^*)
酔っ払いの勝利ですね(爆)。
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Unknown (pada)
2023-08-21 09:10:24
はっきりした絵付けで清の後期ぐらいの雰囲気がありますね。この絵付けは唐子はいませんが、鍋島にもあったのでは?それも中身は酒でしようね。
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padaさんへ (Dr.K)
2023-08-21 09:59:44
この皿には、普通の古伊万里には無い、清朝の雰囲気がありますよね。
江戸後期になりますと、また、中国風のものが登場してくるようですね。

↑ のコメントで、遅生さんも書かれていますが、唐子が甕を割っている様子を描いた、司馬温公の「唐子甕割り図」というのが、よく伊万里に登場してきますよね。
その「唐子甕割り図」の場合は、甕の中身は水になりますね。
これまた、私は、観察がいいかげんなものですから、前に(平成12年に)買ってきた小皿は「唐子甕割り図」だとばかりに思っていたわけです(~_~;)
ところが、一昨年にこのブログで紹介する際によく見ましたら、「唐子」に見えるものは、実は「猩々」だと気付いたわけです。
それで、小皿の文様は、「唐子甕割り図」ではなく「猩々図」だと分かったわけです。
「猩々」といえば酒が大好きですから、甕の中身は酒になりますよね。
呑兵衛の私としましては、甕の中身が水ではなく酒であることを知り、ますますこの小皿達を気に入ったわけです笑)。
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おはようございます (つや姫日記)
2023-08-22 08:35:36
おはようございます。
美しい皿ですね。色合いも優しくて
愛される皿ですよね。

いつも素敵なモノを見いだされますよね。
教養が凄いです。
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つや姫日記さんへ (Dr.K)
2023-08-22 09:51:07
以前、平成12年(23年前)に、これに似た小皿を買ったわけですが、その時は、あまり出来の良くない「唐子甕割図」の皿だな~と思ったのです。
それは、唐子の描写が悪く、唐子を描いたのか、それともそれ以外のものを描いたのかはっきりしなかったですし、甕も割れていなかったからです(~_~;)
でも、その後、それは、「唐子甕割図」ではないことが分かったわけです、、、。
ということで、「教養が凄い」どころか、「無教養丸出し」で蒐集しています、、、(><)

そんなことで、試行錯誤で、少しずつ勉強しながら、というか、少し勉強した結果、新たに発見しながら、蒐集している状態です、、、(~_~;)

この図柄が「猩々」を描いたものであることが判り、呑兵衛には愛される図柄だろうな、と思っております(^-^*)
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