今日は、私にとって、月に1度の、定例の「骨董市」と「古美術品交換会」の日でした。
ただ、今年度からは、「骨董市」が開催される日と「古美術品交換会」が開催される日とが、それぞれ異なる日となりましたので、「骨董市」と「古美術品交換会」が同一日に行われることはなくなったわけですが、たまたま、今月は、「骨董市」が開催される日と「古美術品交換会」が開催される日とが重なりましたので、今日は、「骨董市」と「古美術品交換会」の両方に行ってきました。
先ずは、我が家の近くにある「骨董市会場」へと急ぎます。
今日も、相変わらず暑い日でした。お盆が過ぎても、サッパリ涼しくなりません(~_~;)
その影響かどうかわかりませんが、出店者数も何時もよりも少ないようです。また、展示品数も少ないようです。私の狙っている古伊万里など、ほとんど見かけませんので、「骨董市会場」のほうは長居は無用のように感じましたので、次なる「古美術品交換会会会場」へと急ぎます。
ところが、「古美術品交換会会会場」には開始時間よりも早く着いたのに、もう古美術品交換会は開始されていました(~_~;)
出席者が多く、競りにかけられる品物も多いので、早く始まらないと早く終わらないので、定刻よりも早く始めたようです。
そんな状況なものですから、私の狙っている古伊万里もかなり登場してきたのですが、江戸後期のものが多く、是非に欲しいというようなものはありませんでした(~_~;)
でも、1件(2枚組)だけ、以前(2021年8月9日)、このブログでも紹介している「色絵 猩々文 小皿」に似たものが登場してきましたので、それを競り落としてきました。
今日落札してきた「色絵 猩々文 小皿」(1対)
表面(1対)
裏面(1対)
表面(代表の1枚)
猩々部分の拡大(代表の1枚)
裏面(代表の1枚)
注: 上の小皿の説明につきましては、以前(2021年8月9日)、このブログで紹介している「色絵 猩々文 小皿」についての説明文をお読みいただければ幸いです。
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代後期(1780~1820年代)
サ イ ズ : 口径12.8cm 高さ3.3cm 底径7.7cm
前回の品と非常に良く似ています。
鎬は前の品の方が繊細ですが、色絵は今回が抜群に良いですね。
蛇足ながら、唐子が甕を割るのは、司馬温公の甕割り図と言われるもので、流れているのは酒ではなく、水です。猩々の場合は柄杓を持っています。甕の中に入っているのは当然酒、甕は無傷です(^.^)菊の花などもあしらわれています。
前回の小皿は、平成12年(23年前)に、昨日も行った骨董市で買ったものです。
図柄に惹かれて買ったものですが、買った時は、甕の中は水だと思っていました(笑)。
その後、一昨年にこのブログで紹介する際には、甕の中身は酒だと知りました。
昨日、この小皿が出てきた時、甕の中には酒が入っていることを知っていましたので、しめしめと、舌なめずりをしました(笑)。また、値段も、前回紹介しました小皿よりも遥かに安かったものですから、すかさず、落札しました(^-^*)
酔っ払いの勝利ですね(爆)。
江戸後期になりますと、また、中国風のものが登場してくるようですね。
↑ のコメントで、遅生さんも書かれていますが、唐子が甕を割っている様子を描いた、司馬温公の「唐子甕割り図」というのが、よく伊万里に登場してきますよね。
その「唐子甕割り図」の場合は、甕の中身は水になりますね。
これまた、私は、観察がいいかげんなものですから、前に(平成12年に)買ってきた小皿は「唐子甕割り図」だとばかりに思っていたわけです(~_~;)
ところが、一昨年にこのブログで紹介する際によく見ましたら、「唐子」に見えるものは、実は「猩々」だと気付いたわけです。
それで、小皿の文様は、「唐子甕割り図」ではなく「猩々図」だと分かったわけです。
「猩々」といえば酒が大好きですから、甕の中身は酒になりますよね。
呑兵衛の私としましては、甕の中身が水ではなく酒であることを知り、ますますこの小皿達を気に入ったわけです笑)。
美しい皿ですね。色合いも優しくて
愛される皿ですよね。
いつも素敵なモノを見いだされますよね。
教養が凄いです。
それは、唐子の描写が悪く、唐子を描いたのか、それともそれ以外のものを描いたのかはっきりしなかったですし、甕も割れていなかったからです(~_~;)
でも、その後、それは、「唐子甕割図」ではないことが分かったわけです、、、。
ということで、「教養が凄い」どころか、「無教養丸出し」で蒐集しています、、、(><)
そんなことで、試行錯誤で、少しずつ勉強しながら、というか、少し勉強した結果、新たに発見しながら、蒐集している状態です、、、(~_~;)
この図柄が「猩々」を描いたものであることが判り、呑兵衛には愛される図柄だろうな、と思っております(^-^*)