みぞれまじりの氷雨が降っています

2012-11-15 23:53:38 | 議会活動
今日は議員懇談会がありました。今回当選された議員の皆さんが一堂に会し、これからの議会構成や議長などを選出する臨時議会について事前の打ち合わせがありました。午後は今回の選挙について後援会長との打ち合わせがあり、外出先を出るとみぞまじりの氷雨が降っていました。いよいよ冬将軍の到来です。冬支度を急がなければなりません。

今日の会議の中で会派結成届が配布されました。会派とは議会を運営する上での同じ志を持った政治グループのことです。いま東御市議会には6つのグル-プがあります。すなわち私の所属している「太陽と風の会」(4人)、「清和会」(3人)、「さわやかな風の会」(3人)、高志会(2人)、共産党(2人)、公明党(2人)です。「太陽と風の会」のモットーは是々非々です。良いことは良い、ダメなことはダメと主張してきました。議会改革を積極的に推し進め、研修や視察なども精力的にこなしているグループです。「清和会」はかつての多数派で現在議長を出しています。「さわやかな風の会」は市長の与党的存在です。「高志会」は議長を経験した長老議員のグループです。

この会派によって議会運営がなされ、各委員会ポストもこの会派の人数によって割り当てられます。週明けの19日には会派代表者会議が開催され、会派のメンバーが確定されます。21日には議長はじめ各委員長ポストが内定され、再来週の26日に開催される臨時議会において正式に決定されます。

議会制民主主義では数がものをいいます。各会派とも新人議員やこれまで会派に所属してこなかった議員の獲得に動いています。今回新たに議員に当選した方々やこれまで無会派でいた方に対して各会派から熱心なラブコールが寄せられています。その結果によっては議会構成が大きく変わる可能性があります。

市民は何を見て投票するのか?

2012-11-15 00:36:17 | 議会活動
1週間の選挙戦が終わりました。ここ2日間はお祝いの電話やメールへの対応、お世話になった皆さんへの挨拶回りなど忙しく過ごしました。今日は知人のご葬儀への参列と、選挙で先延ばしになっていた滋野地区のガイドブックの打ち合わせ、地域活性化研究委員会の会合がありました。

さて、選挙戦を戦ってみて、市民の皆さんが何を見て投票するのかということについて考えさせられました。市民の皆さんは決して政策だけ見て投票するのではありません。候補者の人柄や日頃の行動、そして自分の両親や家族を含めて総合的に判断されるのです。

私も高校教師をしていた父のことや私の兄弟のこと、そして私の家族について聞かれました。そして父の教え子だった方や兄の同級生、私の子の同級生のお父さんやお母さん、妻の農業仲間などに助けられました。駅前で早朝のあいさつ運動をしていることが話題となって応援してくれる方もいらっしゃいました。

いくら耳障りのいい政策を並べても、それだけで投票するほど市民はお人よしではありません。それを掲げている人がどんな人で、これまで何をしてきて、その家族はこれまで何をしてきたのかを見ているのです。そして候補者自身が日頃どれだけ頑張っているのかが評価されるのです。そういう点ではまさに候補者はまな板の上のコイなのです。

今回、舞台が丘第2期事業の15億円道路の白紙撤回を掲げた「市民の会」の候補者が落選したからといって、必ずしも市民の皆さんが道路について納得したとは言えません。疑問を抱いている方は大勢いるのではないでしょうか。しかし、それは残念ながら投票行動にまで結びつきませんでした。掲げている政策が正しいだけでは市民は支持してくれません。

だからこそ選挙には戦略と戦術が必要なのです。どうしたら市民の皆さんにご理解いただけるのか、候補者の認知度を上げるには何をしたらいいのか、インパクトのあるチラシやポスターを作るにはどうしたらいいのか、などなどです。風はただでは起きてくれません。風を呼び込むには呼び込むだけの仕掛けづくりが必要なのです。

それにしても、今回の舞台が丘15億円道路問題をめぐる市民運動はこの地域に大きな衝撃を与えました。これまで市政に対して、住民がこれほどまでの住民運動を起こすことはありませんでした。今回の選挙で議席には届かなかったけれど、市政に対して重要な一石を投じたことだけは確かです。

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