戦没者慰霊祭が行われました

2012-11-21 07:42:25 | プロフィール
11月20日、滋野地区の遺族会主催による戦没者慰霊追悼式が行われました。太平洋戦争が終わって今年で67年になります。滋野地区では毎年戦争で亡くなった方に思いを馳せ、現在の繁栄がそうした方々の尊い犠牲の上に築かれたものであることを認識し、平和への誓いを新たにしてきました。式典には滋野10区の区長さんはじめ滋野地区の議員団、遺族の皆さんが参加されました。式典は忠魂殿の前で行われ、お一人おひとり菊の生花を献花しました。

この忠魂殿はかつては教育勅語を収めた奉安殿とともに並んで滋野小学校の一郭にあったそうです。戦後進駐軍によって撤去するよう指示があり、現在の中屋敷区の稲荷社の隣に移築されたものです。忠魂殿の中には東郷平八郎の書になる「忠魂」の文字を刻んだ石碑と、亡くなられた方々のお名前を刻んだ金属製の名札が収められていました。名札にはお名前のあとに「命」(みこと)という文字が刻まれていました。戦死者が出るとこの前で追悼式を行ったとのことです。

この地区から出征された方々の集落ごとの一覧表を下記に掲げます。出征された方々の約2割の方が亡くなられています。いま中国や韓国、ロシアとのあいだで国境をめぐって深刻な対立が生まれていますが、平和的な話し合いで解決されることを望みます。戦争は二度と起こしてはなりません。

集落名  出征者  戦没者
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赤岩   79人  19人
片羽   54人  16人
櫻井  154人  27人
大石  101人  13人
中屋敷  69人  13人
別府   35人   9人
原口   88人  16人
聖     4人   1人
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計  584人 111人
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(資料:「昭和戦陣録」滋野村)


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