地元の郷土史研究会の新年会がありました。
平成8年創立ですのでかれこれ20年。現在の会員は18名です。
私が入会したのは平成18年で、9年目になります。
そんな会ですがこのところ春の修学旅行を行うようになりました。
平成23年の群馬県富岡製糸工場、24年は諏訪大社と諏訪蚕糸博物館
25年はNHKの大河ドラマ「八重の桜」にちなんで会津若松、
そして昨年は「軍師官兵衛」にちなんで関ヶ原、彦根、安土を訪れました。
そして今年、長野県阿智村の「満蒙開拓平和記念館」に行くことになりました。
私は一昨年訪れたことがあり、写真のパンフレットはその時のものです。
パンフレットのご挨拶から引用させていただきます。
中国東北地方にかつて13年間だけ存在した幻の国「満州国」。
ここの日本から約27万人の農業移民がわたって行きました、
「満蒙開拓団」です。”20町歩の地主になれる””満蒙は日本の生命線”
ー夢を抱いて渡った新天地でしたが、1945年8月9日、
突然のソ連侵攻で満州は戦場と化し、開拓団の人たちは広野を逃げ惑います。
終戦後も祖国に帰ることができず、難民収容所では飢えと寒さで大勢亡くなりました。
日中双方に多くの犠牲を出した「満蒙開拓」とはいったい何だったのか。
私たちはこの歴史を風化させることなく後世に伝えるため、
その拠点として記念館をつくりました。
戦争に導かれてゆく道筋を学び、人々の体験に耳を傾け、
平和な社会とは何かを皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。
ちょうど中国残留日本人孤児の肉親捜しに挺身された故山本慈昭氏(長岳寺住職)
の半生をつづった映画「望郷の鐘」の上映会も行われます。
今年は終戦から70年の節目の年でもあります。
あらためて戦争と平和について考えてみたいと思います。