いま東御市で話題になっている高地トレーニングプールについての勉強会が開かれます。2月16日午後7時から、場所は東御市中央公民館、主催は暮らしを考える市民の会。市の担当者から詳しい説明が行われます。
いま東御市では湯の丸高原に水泳選手育成のための高地トレーニングプールの誘致活動に力を入れています。東京五輪を視野に入れ、「湯の丸からセンターポールに日の丸を」を合言葉に、日本水連と協力して国に働きかけています。
選手育成には高原でのトレーニングが有効で、心肺機能が高まることが知られています。これまでは海外の施設を利用してきましたが、国内に設置することで選手の育成環境が整備され、多くのメダルが期待できるというものです。
ここ湯の丸高原は標高2000m級の山々が連なり、首都圏からのアクセスも良く、病院や身体医学研究所(東御市)などサポート体制も充実していることから日本水連も期待しているとのことです。
一昨年の12月に日本水連の役員が視察に訪れ、昨年5月には県も巻き込んで誘致検討会議が設置され、11月には施設計画も発表されるなど誘致活動はいよいよ本格化します。
市はこの施設ができれば東御市の知名度が上がり、観光客増に結びつき地元が潤うとしています。しかし一方で、国主導なら理解できるが地方の小さなまちがやるべき課題ではない、地元が潤うといっても限定的、かえって地元負担が求められるのではないかという声もあがっています。そうした中でまさに時機を得た企画だと思います。多くの市民の方が参加されることを期待しています。