ここ4ヶ月ほどのあいだに体重が約5kg減少した。いや別に日頃の自転車活動の成果というわけではない。最近では 頸椎の慢性的不調などもあって自転車走行の積算距離は以前に比べて半減しているし(月平均400~500kmくらいか),また,山岳エリアにおけるMTB走行についても,特に上りの担ぎや下りの凸凹悪路が首・肩・腰にコタエルので,そちらの方の活動もだいぶ少なくなった。
それじゃあ,その体重減少はアッチのせいデスカ?(悪性ナントカ生物とか?)などと人によっては遠慮がちに気に掛けて下さるようではありますけれども,いえいえ,多分ソッチのせいでもないと思います(二年半前の東北大震災を機に病院とは縁を切り,その後ずっと医者にかかっていないので(但し歯医者を除く),実際にはどうだか分からないのだけれども,少なくとも自分的には何ともないだろうと「知らぬが仏」を決め込んでいる)。
では何ゆえの体重減少か,と申せば,それはですね,この6月以降,食生活スタイルを全面的に変えた結果だろうと思っている。以前に少し触れたような気もするが,『粗食生活のすすめ/幕内秀夫』の追従者(フォロワー)になったのであります。といって《幕内粗食教》に全面的に入信,帰依したというわけではなく,とりあえず少しだけ真似してみようかナ,といった程度ではじめたものが,結果として4カ月も続いているのだ。継続はチカラである,といえば聞こえはいいが,何,無趣味な老人には他にすることがないもンで。。。
朝は早起きして,ゴハンをシッカリ食べる。だいたいが「分づき米」だ。個人的には玄米食にしたいのだが,こればっかりは我が意のままにならない(炊飯器はひとつだし)。おかずは納豆と海苔がメインで,他に佃煮とか漬物などが加わる。もちろん味噌汁は欠かせない。
昼食は,お餅を焼いて食べたり,冷凍おにぎりをレンジで戻して食べたり,蒸し焼そばを食べたりする。酷暑つづきだった今夏は よくザル蕎麦を作って食べていた。ごくたまに気分を変えてレトルト・カレーを食べることもある。ただし,選択されるのはレトルトのなかでも一番安いトップ・バリューの肉抜き野菜カレー(標準小売価格:58円)。
夕食は。。。 あまりキチンと食べないことの方が多い。お腹を減らし気味にして早寝した方が,翌日の朝食がしっかり食べられると思っているからだ。せいぜい,御飯に魚の干物とか,冷凍保存してあるフランスパンやライ麦パンなどをオーブントースターで焼いて食べたりとか,また冷凍おにぎりだとか,あるいは生協オリジナルの「海藻バー」「野菜バー」などのビスケット類や,あたり前田の「五穀たっぷりクラッカー」などを,わかめスープと一緒にポソポソ食べて済ませたりとか,そんなものだ。肉はほとんど食べない。以前は大好きだった各種の揚げ物も意識的に食べなくなった。野菜もあまり食べない。果物もあまり食べない。魚は食べる。
原則として間食はしない。以前はついつい手を出していたチョコやアイスやポテチは,この頃は全く食べなくなった。お菓子,とくに洋菓子は敵と考えるようになった。ゴメンナサイ,森永製菓さん。申し訳ない,当地の不二家工場さん。なお,オセンベや和菓子,ドライフルーツなどは,ほんの少しだけ食べる。
飲み物としては,基本的に「マテ茶」を飲む。1.5リットルのボトルに毎日作りおきして冷蔵庫に保存し,ちょくちょく飲んでいる。東名高速秦野中井インター近くにあるブルックス・コーヒー直売店でティーバッグを買っているもので,40個の袋入りで525円とお得だ。この9月は安売り月間とかで10割増量,すなわち40個×2袋=80個が525円だった。おお,何て安いんだろう!(過剰在庫調整かな?)。コーヒーは同じくブルックスの安いドリップバッグ・コーヒーを1日1~2杯飲む。朝は食後に必ず飲むが,昼間は飲まない。夜は飲んだり飲まなかったりだ。コーヒーに添える甘味としては浅田飴の「シュガーカットゼロ」というのを,1回につきスティック半分だけ入れている。他の飲料については,牛乳は全く飲まなくなったし,我が家の冷蔵庫に常時タップリ詰め込まれているヨーグルト類や各種ドリンク(炭酸水,スポーツ飲料,ジュース類などなど)には当然目もくれない。
ざっと以上のような食生活をつづけ,その結果,4ヶ月で体重が5キロ減ったということです。これをして「刑務所御飯か!」と指摘した方がおられた。「そんな冷飯を続けてれば,そりゃ体重も減りますわな。ホリエモンと同じですよ。」とも言われた。しかり,正しい指摘でありましょう。ただし,「しっかし,何とも味気ないジンセイだなぁ!」という御意見には多少なりとも反論させていただきたい。「味気」なるものをどこに求めるか。人生イロイロ,なのであります。
もう5~6年も前になるだろうか,東北地方に現場出張した帰路に岩手県・花巻にある「宮澤賢治記念館」に立ち寄ったことがあり,その際,訪問記念として『雨ニモマケズ』の全文が表面に記された湯飲み茶碗を購入してきた。その湯飲みは今でも毎日手元に置いて愛用しているのだが,器に書かれた「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ...」という一節が目に入るたびに,ああ,自分はまだまだ食べ過ぎだなぁ,とシミジミ思うのである。粗食といったところで多寡が知れてるじゃないか,と深く恥じ入るのである。賢治先生の長年のフォロワーとして,「慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテヰル」と,そうありたいといつも願いながら,どれだけ無為な月日を重ねてきたことか。少なくとも食生活にかんしては,もうここらで「アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ」過ごしてもよいのではないか,そんな風に思っている秋の夜更け哉,ということなのでアリマス。
「食欲の秋」だって? いやいや,冬眠前のクマじゃないんだから! (続く)
それじゃあ,その体重減少はアッチのせいデスカ?(悪性ナントカ生物とか?)などと人によっては遠慮がちに気に掛けて下さるようではありますけれども,いえいえ,多分ソッチのせいでもないと思います(二年半前の東北大震災を機に病院とは縁を切り,その後ずっと医者にかかっていないので(但し歯医者を除く),実際にはどうだか分からないのだけれども,少なくとも自分的には何ともないだろうと「知らぬが仏」を決め込んでいる)。
では何ゆえの体重減少か,と申せば,それはですね,この6月以降,食生活スタイルを全面的に変えた結果だろうと思っている。以前に少し触れたような気もするが,『粗食生活のすすめ/幕内秀夫』の追従者(フォロワー)になったのであります。といって《幕内粗食教》に全面的に入信,帰依したというわけではなく,とりあえず少しだけ真似してみようかナ,といった程度ではじめたものが,結果として4カ月も続いているのだ。継続はチカラである,といえば聞こえはいいが,何,無趣味な老人には他にすることがないもンで。。。
朝は早起きして,ゴハンをシッカリ食べる。だいたいが「分づき米」だ。個人的には玄米食にしたいのだが,こればっかりは我が意のままにならない(炊飯器はひとつだし)。おかずは納豆と海苔がメインで,他に佃煮とか漬物などが加わる。もちろん味噌汁は欠かせない。
昼食は,お餅を焼いて食べたり,冷凍おにぎりをレンジで戻して食べたり,蒸し焼そばを食べたりする。酷暑つづきだった今夏は よくザル蕎麦を作って食べていた。ごくたまに気分を変えてレトルト・カレーを食べることもある。ただし,選択されるのはレトルトのなかでも一番安いトップ・バリューの肉抜き野菜カレー(標準小売価格:58円)。
夕食は。。。 あまりキチンと食べないことの方が多い。お腹を減らし気味にして早寝した方が,翌日の朝食がしっかり食べられると思っているからだ。せいぜい,御飯に魚の干物とか,冷凍保存してあるフランスパンやライ麦パンなどをオーブントースターで焼いて食べたりとか,また冷凍おにぎりだとか,あるいは生協オリジナルの「海藻バー」「野菜バー」などのビスケット類や,あたり前田の「五穀たっぷりクラッカー」などを,わかめスープと一緒にポソポソ食べて済ませたりとか,そんなものだ。肉はほとんど食べない。以前は大好きだった各種の揚げ物も意識的に食べなくなった。野菜もあまり食べない。果物もあまり食べない。魚は食べる。
原則として間食はしない。以前はついつい手を出していたチョコやアイスやポテチは,この頃は全く食べなくなった。お菓子,とくに洋菓子は敵と考えるようになった。ゴメンナサイ,森永製菓さん。申し訳ない,当地の不二家工場さん。なお,オセンベや和菓子,ドライフルーツなどは,ほんの少しだけ食べる。
飲み物としては,基本的に「マテ茶」を飲む。1.5リットルのボトルに毎日作りおきして冷蔵庫に保存し,ちょくちょく飲んでいる。東名高速秦野中井インター近くにあるブルックス・コーヒー直売店でティーバッグを買っているもので,40個の袋入りで525円とお得だ。この9月は安売り月間とかで10割増量,すなわち40個×2袋=80個が525円だった。おお,何て安いんだろう!(過剰在庫調整かな?)。コーヒーは同じくブルックスの安いドリップバッグ・コーヒーを1日1~2杯飲む。朝は食後に必ず飲むが,昼間は飲まない。夜は飲んだり飲まなかったりだ。コーヒーに添える甘味としては浅田飴の「シュガーカットゼロ」というのを,1回につきスティック半分だけ入れている。他の飲料については,牛乳は全く飲まなくなったし,我が家の冷蔵庫に常時タップリ詰め込まれているヨーグルト類や各種ドリンク(炭酸水,スポーツ飲料,ジュース類などなど)には当然目もくれない。
ざっと以上のような食生活をつづけ,その結果,4ヶ月で体重が5キロ減ったということです。これをして「刑務所御飯か!」と指摘した方がおられた。「そんな冷飯を続けてれば,そりゃ体重も減りますわな。ホリエモンと同じですよ。」とも言われた。しかり,正しい指摘でありましょう。ただし,「しっかし,何とも味気ないジンセイだなぁ!」という御意見には多少なりとも反論させていただきたい。「味気」なるものをどこに求めるか。人生イロイロ,なのであります。
もう5~6年も前になるだろうか,東北地方に現場出張した帰路に岩手県・花巻にある「宮澤賢治記念館」に立ち寄ったことがあり,その際,訪問記念として『雨ニモマケズ』の全文が表面に記された湯飲み茶碗を購入してきた。その湯飲みは今でも毎日手元に置いて愛用しているのだが,器に書かれた「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ...」という一節が目に入るたびに,ああ,自分はまだまだ食べ過ぎだなぁ,とシミジミ思うのである。粗食といったところで多寡が知れてるじゃないか,と深く恥じ入るのである。賢治先生の長年のフォロワーとして,「慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテヰル」と,そうありたいといつも願いながら,どれだけ無為な月日を重ねてきたことか。少なくとも食生活にかんしては,もうここらで「アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ」過ごしてもよいのではないか,そんな風に思っている秋の夜更け哉,ということなのでアリマス。
「食欲の秋」だって? いやいや,冬眠前のクマじゃないんだから! (続く)