「ママ」 から 「オカアサン」 へ

2002年06月21日 | タカシ
 タカシは最近,母のことを「ママ」と言うのがハズカシイお年頃になったようだ。大体は,母に向かって何か呼びかけるときは「ねぇ」とか「あのさぁ」とかいう言い方でゴマかすことが多いが,それで通じないときは「おかぁさん?」と呼びかける。少々ためらいがちに,しかしハッキリとした発音で(アクセントは「サ」の所に付き,語尾は少々上げる)。小学校5年生ともなると,仲間うちでは恐らくそんなのが一般的なのだろう。「ママ」なんて言うと馬鹿にされたりするのだろう。「かーちゃん」ならいいのかも知れないけれどネ。

 一方,父に対しては,昔も今も相変わらず「おどーさーん」などと,半分寝ぼけたように呼びかける。「パパ」なんて呼ばれたことは,生まれてこのかた一度たりともありはしない。いや,たった一度だけ,タカシがまだ幼児園の頃,工作の時間に作った『鉛筆立て』を父の日にプレゼントされたことがあったが,その鉛筆立ての表側には『パパ,ありがとう』という文句が添えられていた。そしてそれを渡すとき,タカシは「パパなんて書いちゃった,エヘヘ~」と照れるように言っていたのを,今でもはっきりと思い出す。あれから約5年。さて,タカシはどこが変わり,どこが変わっていないのだろうか。

 そういえば,先週末は父の日であった。その日の朝,少し遅くに起きた父は,居間に入ったとたんタカシとアキラの二人から「おめでとー!」と沢山の紙吹雪の洗礼を受けた(単に新聞チラシ広告を切り刻んだだけのものですけど)。何がメデタイのかよくわからないままに「アリガト~!」と思わず言い返してしまった父であるが,その後,昼過ぎに家族でジャスコに出掛け,靴下をまとめて6足買った。それはチョットだけ嬉しかった(いや,自分自身で買ったんですけど。それも「父の日5%割引券」をレジ・カウンターに出したりして(^_^;)
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