浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

木の神様へ

2012-01-16 00:00:00 | 木の話題
日本書紀の神話に、須佐之男(すさのお)が鬢を抜いたら杉になり、胸毛を抜いたら檜に、尻毛を抜いたら槙に、眉毛を抜いたら樟になったとあります。
杉と樟は船、檜は宮、槙は寝棺を造るのに良いとされ、そのために木種をまこうと申され、その子の五十猛(いたける)と二人の妹が日本全国に木種をまきました。
その子どもたちは最初、父神須佐之男と共に、韓国に天降り、その地には木種を蒔かず、これを持って日本に帰り、木種をまいて、最後に紀の国(和歌山)に赴いたと伝えられています。
その五十猛命と大屋津姫命と都麻津姫命を木の神としてお祭しているのが伊太祁曽神社です。



材木屋としては木を祭る神社を一度はお参りしたいとずっと思っていました。
数年越しでやっと実現。



ネコ駅長でニュースになっているローカル線、貴志川線に乗って伊太祁曽駅へ。



なかなか風情のあるいい神社でした。
「創業107年、ずっと木で商売させていただきありがとうございました。」っと、手を合わせてきました。
すがすがしい気分です。

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コメント
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