浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

木にめり込んだゴルフボールの謎

2013-12-02 00:00:00 | 木の話題
丸太を伐ったら、その中からゴルフボールが出てきたというお話。
矢印の先をご覧ください。
キレイにゴルフボールが真っ二つにされた断面が見えますね。
何という偶然!
不思議に思われるかもしれませんが、あり得ることです。

木は肥大生長する植物です。
つまり、丸太の中心部分は昔と変わらず、樹皮に近いところだけ生長し、丸太が太くなっていきます。
年輪の外側だけちょっとずつ太くなっています。
だからゴルフボールはめり込んでしまっているのです。

また、伸長生長と言って、木は頭の部分のみ伸びていきます。
だから、ゴルフボールが挟まったところは、高さ的には挟まった当時のままの高さなのです。

この写真のケースは偶然なのでしょうが、あえて何かをめり込ませて木を育てていけば、意匠的に面白い商品になるかもしれませんね。
木がかわいそうですが

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週の柔術 | トップ | 今週の鳥越神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

木の話題」カテゴリの最新記事