「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
オスカー・シェル 少年
トーマス オスカーの父(トム・ハンクス)
リンダ オスカーの母(サンドラ・ブロック)
間借り人 (マックス・フォン・シドー)
スタン ドアマン(ジョン・グッドマン)
ウイリアム・ブラック アビーの元夫(ジェフリー・ライト)
起:911テロで父を失った少年は、父が遺した鍵の持ち主を探す。
承:なかなか目的の相手には会えない。
転:鍵の持ち主を見つけるが、父が何かを遺した訳ではないと知る。
結:最初に考えたのとは違うが、自分が人々に大切にされていると気付く。
オスカー少年は父トーマスから、
NYにかつて第6区と言う地区があったと聞かされ、それを探す探検をしていた。
911テロで父トーマスが死んだとされてから1年。
太陽が爆発しても、地球上の人が気付くのは8分後だ。
父の死に喪失感を感じていたオスカーは、この8分間を延ばせないかと考える。
手付かずの父の部屋を探った彼は、花瓶に鍵を見つける。
ブラックと言う人物の鍵だと気付いたオスカーは、
それが父が遺した謎解きだと感じる。
オスカーは、電話帳でブラックと言う名の人を探し、
アビー・ブラックと言う女性を皮切りに片っ端から会いに行く事に。
計算では全員に会うには3年かかる事になる。
実はテロの日、父から留守電が入っていたのだが、
オスカーは新品の機械と交換し、留守電があった事は母リンダにも隠していた。
ある時、オスカーは祖母の間借り人と言う老人に会う。
言葉を話せないと言う彼だが、オスカーは鍵を探している話を明かし、
一緒に探す事になる。
交通機関は避けると言う方針を変更させられるが、
オスカーは初めて話し相手ができたと感じる。
間借り人との調査は続くが、目的の人物はなかなか見付からない。
一方でオスカーは、間借り人が実は祖父であると感じ始めていた。
間借り人を自分の家に招き、母にも聞かせていない留守電を聞かせる。
テロでビルに取り残された父からは6回の留守電が入っていた。
オスカーは、それぞれの電話があったタイミングに、
自分がどこにいたかを把握していた。
6回目の電話を聞く事が出来ないでいると、
間借り人はそれを止め、鍵を探すのもやめろと告げる。
やがて間借り人は出ていく事になり、オスカーはショックを受ける。
ある時、父の遺した新聞記事に電話番号が書かれている事に気付いたオスカーは、
そこへ電話してみる。電話に出たのはアビーだった。
彼女によると、元夫ウイリアムが遺品セールをしていたと言う。
アビーに紹介されたウイリアムは、オスカーが持つのは貸金庫の鍵だと言う。
彼の父が遺した手紙に、花瓶に隠した鍵について書かれていたが、
そうとは知らないウイリアムは花瓶を売っていた。
あわてて花瓶を探すビラを作ったが、テロによる人探しのビラに埋もれてしまった。
真相を知ったオスカーは、隠していた事をウイリアムに告白する。
6回目の電話があった時、オスカーは家に戻っていた。
だが、なぜか電話に出る事ができず、
父のいるビルが崩れるのをニュースで見たのだった。
ためていた感情が爆発したオスカーは、家に戻ると調査に使った資料を破り始めた。
それを止めた母リンダは、オスカーが何を探しているか知っていたと告白する。
オスカーの目的に気づいた彼女は、
訪問していないブラック全員を訪ね、いずれ息子が来ると伝えていた。
母と息子は同じ人々に会っていた。
何も知らないかに思えた母は、オスカーを理解していたのだ。
オスカーは、ブラック全員にお礼の手紙を送った。
ほとんどの人は親切で、鍵は正しい持ち主に返せたと伝えたかったのだ。
間借り人にも手紙を出し、彼は再び祖母の所へ戻る事に。
そしてオスカーは、セントラルパークのブランコに手紙が隠されているのを見つける。
それは父トーマスの手紙で、そこが第6区があった場所だと書かれていた。
オスカーは、父が教えようとしていたブランコを漕いでみるのだった。
と言う訳で、911テロで残された人々を描くドラマ。
主役はトム・ハンクスとサンドラ・ブロックだが、主人公は彼らの子供である少年。
トムは冒頭に911のテロで死んでしまう。
心に傷を負った息子オスカーは、父が遺した鍵の秘密を探す事に。
その過程で多くの人に出会った彼は、人々の心に触れていくと言う訳。
きれいな謎解きにはなっておらず、少年のわだかまりもクリアになる訳ではないのだが
何かを失った時の感情ってこんなんだよなと言うリアル感が半端ない。
オスカー・シェル 少年
トーマス オスカーの父(トム・ハンクス)
リンダ オスカーの母(サンドラ・ブロック)
間借り人 (マックス・フォン・シドー)
スタン ドアマン(ジョン・グッドマン)
ウイリアム・ブラック アビーの元夫(ジェフリー・ライト)
起:911テロで父を失った少年は、父が遺した鍵の持ち主を探す。
承:なかなか目的の相手には会えない。
転:鍵の持ち主を見つけるが、父が何かを遺した訳ではないと知る。
結:最初に考えたのとは違うが、自分が人々に大切にされていると気付く。
オスカー少年は父トーマスから、
NYにかつて第6区と言う地区があったと聞かされ、それを探す探検をしていた。
911テロで父トーマスが死んだとされてから1年。
太陽が爆発しても、地球上の人が気付くのは8分後だ。
父の死に喪失感を感じていたオスカーは、この8分間を延ばせないかと考える。
手付かずの父の部屋を探った彼は、花瓶に鍵を見つける。
ブラックと言う人物の鍵だと気付いたオスカーは、
それが父が遺した謎解きだと感じる。
オスカーは、電話帳でブラックと言う名の人を探し、
アビー・ブラックと言う女性を皮切りに片っ端から会いに行く事に。
計算では全員に会うには3年かかる事になる。
実はテロの日、父から留守電が入っていたのだが、
オスカーは新品の機械と交換し、留守電があった事は母リンダにも隠していた。
ある時、オスカーは祖母の間借り人と言う老人に会う。
言葉を話せないと言う彼だが、オスカーは鍵を探している話を明かし、
一緒に探す事になる。
交通機関は避けると言う方針を変更させられるが、
オスカーは初めて話し相手ができたと感じる。
間借り人との調査は続くが、目的の人物はなかなか見付からない。
一方でオスカーは、間借り人が実は祖父であると感じ始めていた。
間借り人を自分の家に招き、母にも聞かせていない留守電を聞かせる。
テロでビルに取り残された父からは6回の留守電が入っていた。
オスカーは、それぞれの電話があったタイミングに、
自分がどこにいたかを把握していた。
6回目の電話を聞く事が出来ないでいると、
間借り人はそれを止め、鍵を探すのもやめろと告げる。
やがて間借り人は出ていく事になり、オスカーはショックを受ける。
ある時、父の遺した新聞記事に電話番号が書かれている事に気付いたオスカーは、
そこへ電話してみる。電話に出たのはアビーだった。
彼女によると、元夫ウイリアムが遺品セールをしていたと言う。
アビーに紹介されたウイリアムは、オスカーが持つのは貸金庫の鍵だと言う。
彼の父が遺した手紙に、花瓶に隠した鍵について書かれていたが、
そうとは知らないウイリアムは花瓶を売っていた。
あわてて花瓶を探すビラを作ったが、テロによる人探しのビラに埋もれてしまった。
真相を知ったオスカーは、隠していた事をウイリアムに告白する。
6回目の電話があった時、オスカーは家に戻っていた。
だが、なぜか電話に出る事ができず、
父のいるビルが崩れるのをニュースで見たのだった。
ためていた感情が爆発したオスカーは、家に戻ると調査に使った資料を破り始めた。
それを止めた母リンダは、オスカーが何を探しているか知っていたと告白する。
オスカーの目的に気づいた彼女は、
訪問していないブラック全員を訪ね、いずれ息子が来ると伝えていた。
母と息子は同じ人々に会っていた。
何も知らないかに思えた母は、オスカーを理解していたのだ。
オスカーは、ブラック全員にお礼の手紙を送った。
ほとんどの人は親切で、鍵は正しい持ち主に返せたと伝えたかったのだ。
間借り人にも手紙を出し、彼は再び祖母の所へ戻る事に。
そしてオスカーは、セントラルパークのブランコに手紙が隠されているのを見つける。
それは父トーマスの手紙で、そこが第6区があった場所だと書かれていた。
オスカーは、父が教えようとしていたブランコを漕いでみるのだった。
と言う訳で、911テロで残された人々を描くドラマ。
主役はトム・ハンクスとサンドラ・ブロックだが、主人公は彼らの子供である少年。
トムは冒頭に911のテロで死んでしまう。
心に傷を負った息子オスカーは、父が遺した鍵の秘密を探す事に。
その過程で多くの人に出会った彼は、人々の心に触れていくと言う訳。
きれいな謎解きにはなっておらず、少年のわだかまりもクリアになる訳ではないのだが
何かを失った時の感情ってこんなんだよなと言うリアル感が半端ない。