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劇場のさざめき

2018-02-16 21:12:52 | days


「文豪ストレイドッグス」

秀弥と輝馬を観に行った感じ。
ちょっと低予算なのかしら?と思わせるセットや衣装だったけど、世界観重視で進んでもらいたい舞台だったので満足。
観なかったけど、昨年の「ジョーカー・ゲーム」はこんな舞台だったのかもと同じ匂いを感じる。
コミックが原作だと、人気度やマニアックさで舞台の枠の大小が組まれると思うので「ジョカゲ」と「文スト」はそこが似ている(個人の感想です)。

そして、
「マタ・ハリ」
和樹はWキャストなので、チケ取りから頭を悩ませましたが和樹はラドゥー、とんちゃんのアルマン、百名くんのピエール+トークショーを。
和樹の悪役を久しぶりに観たかったし、とんちゃんがピンパーネル団の一員となった昨年の「スカピン」取れなかったし、百名くんは大学でミュージカル専攻、そしてジャニーズ退所と聞いて良知さんや町田くんみたいだな、とちょっと気になったので。
だけど、実際見てたのは礼音さんのみ!ヅカ時代と同じ感動が胸に迫ってくる。
和樹やとんちゃんがただの脇役にしか見えなくなっていた。
トークショーでは若手に軽く受け答えをさせて、和樹にまとめさせた進行だったけど和樹はいろいろ説明し始めたり、心境をじっくり語ったりするのが得意なので安心して見ていられた。

ここ数年は複数回観劇はしなくなった(ヅカは観る)。
有休の関連もあるし仕事が忙しくなったのも一因。

さて、9月の関東立海以来のテニミュ。
1stは「Do Your Best! 」、2ndは「We are Always Together」が私の中のテーマソング。
VS比嘉だから、さすがに外さないよねと思った通りSAY YAH!が会場を包んだ。
ただ、もう少しキャストにキャラの演技をさせてほしい。
テニミュ版スケッチを挟んでくるけど、スケッチはミュージカルにいらないと思うから。
ファンサービスはわかるけど、やらせたいなら違う場所を設けるとか。

この時は2.5次元舞台界隈がざわついていて、でも事情が「あぁ、またか」な内容。
ただでさえ2.5次元は、一段低い演劇に見られるというのにさらに貶めてどうする?!
「テニミュ上がり」は誉め言葉ではない。
若手というより世間知らずのキャストはテニミュによって人気が押し上げられる現象に、時に勘違いをする。
危ういことを平気でするキャストも出てくる、事務所がしっかり管理したほうがいいとかなり前にブログに書いた。
でもまだ、自覚がない頭が弱い子がいると思うと唖然とする。


もののふシリーズ三部作(駆けはやぶさ ひと大和/新選組)の最終章が幕を開けた。
一作目(もののふ 白き虎/会津白虎隊)はBS放送で、二作目(瞑るおおかみ黒き鴨/西南戦争)は舞台鑑賞ができた。
完全オリジナルは難しいが、登場人物を上手く動かしていて、物語が纏まっている。
殺陣は前作ほどのすさまじさはない。これは演者によるので仕方ないとしても、他の舞台に比べれば十分すぎるほどだ。
最後ということであれこれ詰め込みすぎている感はあったが、キャストたちに勢いがある。
泣かせに来ているとしか思えない、思い入れ十分な演技と挿入歌が涙を誘わずにはいられない。
それにしても、池田屋から五稜郭降伏までのストーリーをよく練れたと思う。

カテコでつねくん(斎藤一)は疲れたような表情で目を押さえ、泣いているように私には見えた。
くぼひで(榎本武揚)とあらやん(土方歳三)のやり切った表情も忘れ難い。杉江(市村鉄之助)も背が高くなり、少年の面影が消えた。
テニミュを後にして、疾走していく彼らが私は気になって仕方がない。
理由は有るような無いような、上手く説明できないけれど。






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