平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

10センチユニットFF105WKバスレフ

2012-06-01 17:47:04 | スピーカー工作
 名古屋での試聴会が終わったので、部屋を占拠していたミカエルとスリムとケルビムジュニアを読者に提供することにしました。ジュニアは前と同じところなので、スピーカーマトリクスの4チャンネルかも。

 試聴会にわざわざ来てくれた読者には、要望に応えるべく、新作を予定。もう少し時間がかかります。読者制作のバスレフが良かったので、負けじとバスレフを設計。板も注文してきました。今回は、バックロードでは失格だった、フォステクスの新製品FF105WKを使います。振動板が重くて、明らかにバスレフ向き。低音が出すぎないように、ダクトの共振を下げて、重低音領域まで伸ばそうという設計。

 バスレフスピーカーの欠点の一つに、スピーカー置き台が必要という事が上げられます。長岡鉄男氏は、ペリスコープという作品で、長大なダクトを脚にするという一石二鳥の方式を編み出しました。これを参考にし、ケルビムやミカエルなどから出る端材をダクト兼脚として使えるように設計。



 図のダクトは50ミリ×50ミリの断面ですが、ダクト長412ミリで、共振周波数fdは45.6Hz。低音を豊かに、あるいはユニットを強力型のFE103Enなどで使う場合は、断面積50×70でも70×70でも構いません。断面積が同じでもダクトを短くするだけで共振周波数は上がるので、fd=50Hz前後で収まるように計算します。ダクトの底の200×200ミリの板は、板取の関係で少し短くなっても問題ありません。バッフルを二重にしてバッフル交換式にしておけば、ウーファーなどでバリエーションが楽しめます。

 なお、部屋のスペースが確保できそうなので、首像ですがミケランジェロのピエタの石膏像を注文しました。デッサンの基本と応用の教材を作るために、まずは石膏デッサンの奥深さから紹介したいと思います。その時が来れば、僕の異名は「中指の魔術師」になるでしょう。

     エフライム工房 平御幸
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