平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

レベルの低いカーリング

2014-02-11 18:18:51 | Weblog
 カーリング女子が始まりましたが、韓国に2連敗しているとかで、その理由を探るために見てみました。第1エンドが終わって、これは大差で負けると思いました。結果は5点差で予想通り。素人の僕でも分かる敗因は何か?

 日本代表の北海道銀行は、元祖カー娘と言われたチーム青森が母体。一番美人のマリリン(本橋麻里)が独立してチーム北見を結成。中心選手の小笠原(旧姓・小野寺)と船山(旧姓・林)も結婚して引退。復帰して北海道銀行チームを結成。残りカスのチーム青森は新メンバーを入れても力不足。

 ここ数年は中部電力チームが強かったのですが、代表選考の大会でウワバミのように復活してきた北海道に飲み込まれて落選。マリリンも自滅して、結局は元チーム青森の小野寺と船山の古臭いチームが代表。これでは、地元の冬季五輪に向けて強化を謀る韓国には勝てません。

 北海道銀行というかスキップ小笠原の戦い方は、序盤に直情径行で単純なために、冷静な相手にリードを広げられる。後半に苦しくなってギャンブルで逆転を狙うという、とても氷上のチェスとは言えない、女ヤクザの出入りのような(見方によっては)面白いと評価されるものです。

 しかし、苦しくなって無理筋を攻めるのは力のないチームが取る作戦ではありません。将棋で言えば、序盤から中盤は駒得を狙い、じっと我慢してチャンスが来るのを待つという、名人には届かなかった森下卓9段のような、弱者の戦略が必要なチームなのです。

 将棋では、相手が判断に困るボンヤリした手とか、徹底的に固い守りとか、苦しい時に手を作っていく創造性とか、色々な要素が絡まり合って複雑な終盤を迎えます。ところが、日本チームのカーリングにはインテリジェンスが微塵も見られません。将棋で言えば5級クラスで、韓国チームが1級程度。低レベルの争いでも、このクラスの違いは大きいので、ひと目で日本が負けると分かるのです。

 カーリングは優秀な選手を集めて強いチームを作ることが困難と言われます。それは選手の我が強くて、こんなスキップの下ではやってられないという不満が続出するからです。傍目で見ている僕でさえ、北海道銀行のスキップには知性を感じないのですから、一緒にやっていたマリリンが独立したくなるのも無理はありません。

 でも、ショットの半分がミスという低レベルのチームを乱立させて、その中で勝ち上がったチームを代表にするシステムでは底上げにはつながりません。頭が良くて優秀な選手を集めてナショナルチームを結成するには、我の強い城主の意識改革から必要になります。自我を殺してチーム優先で考えられる選手が5人いればいいのです。それすら無理では世界に太刀打ちできるわけがありません。

 韓国は嫌いですけど、カーリングに関して言えば、韓国のスキップの姉ちゃんのほうが優秀です。ウワバミのような北海道銀行の恐ろしさも日本限定。見ていた僕の判断とことごとく違うショットを選択したチームには何も期待できません。氷上の将棋は無理でも、せめて氷上の軍事将棋レベルには高めてもらわないと見る気も起こりません。テンパッて殴り合いのようなカーリングは御免被ります。

    エフライム工房 平御幸
コメント (11)
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