平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

Sony CDP-333ESJの修理

2014-08-30 19:37:42 | アンプ製作と修理
 ようやく時間が出来たので、前から計画していたCDプレーヤー、Sony CDP-333ESJのゴムベルトを交換しました。CDトレイが出てこないで手で引っ張っていたのですが、交換用のゴムベルトは前に購入済みでした。

 分解するにも構造が分からないのでネットで検索し、次の注意点をまとめてみました。全て上から作業できるので、底板は外す必要がありません。

1. 最初にトレイを出しておいて、下からネジを外してトレイ先端のフロントパネルを外しておく

2. CDを抑えるクランプの付いているブリッジ筐体を外す

3. トレイを引き出して斜め下に向けるとゴムベルトとギアが出てくる


右のピックアップ部分は青いレンズに力を加えないように注意

4. この時にフロントパネルが邪魔なようなら外しておく

5. 大きなギアと小さなギアを持ち上げて外すとベルト交換できる



6. ギアの表裏を間違えないように戻す

7. トレイの振動を抑える左右のロックアームを外した場合は、トレイを引っ込めた状態で取り付ける

 構造がわからない状態で手探りで分解し、底板を外してあったのでアナログ基板の電解コンデンサーも交換。1個は膨らんで破裂直前でした。大半はエルナーの高級なシルミックに交換したのですが、サイズの関係で入らないところは安物で我慢。電源部は同じくエルナーの赤いDUOREXに。ヘッドフォン端子やボリュームやリア端子も清掃。


赤いのがDUOREX(デュオレックス) シルミックの前世代の高級品
左の大きくて黒いのは元々付いていたデュオレックス





奥のコネクタの雄と雌の色が違うミス orz

 修理が終わって音を出してみたら、何故か音量が小さい。ボンネットを再び外して調べたら、コネクターの色分けと違う差し込みが1か所 orz

 コネクターを正しくしたらちゃんと音が出ました。コンデンサーを交換したばかりで少し大味ですが、エージングで繊細さと艶やかさが出てくると思います。一部の読者の使っている高級品にはかないませんが、今の部屋だと高級品にしても意味が無いのでこれで良いのです。

 なお、CDから情報を読み込むレーザーダイオードを含めたピックアップは極めて繊細で、フレキシブルコネクタから外して線に直接触るのはご法度です。静電気で破壊されます。ピックアップは補修部品もないので、壊れた時がCDプレーヤーの寿命となります。エアダスターで掃除するのも集光レンズが歪むのでダメ。レンズの汚れを取るときも綿棒はダメで、細くて柔らかい筆先で力を加えないで行う必要があります。

    エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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