平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

成長曲線

2017-11-16 18:52:40 | バレーボール
人はどこまで成長できるか?

スポーツは体力という限界があり、芸術には創作意欲という限界があります。でも、大成するには若い時の成長曲線と経験値が大切という話 (^=^;

芸術の分野で女が大成できない理由はとやかく言われます。しかし、文学では紫式部などのように大成した人もいる。一概に女はダメだと烙印を押すのは間違い。時代精神や、環境がもたらす影響も大きいからです。

FOX制作の『ダ・ヴィンチと禁断の謎』はメチャメチャなストーリーですが、根底にあるのは女の影響力と行動力です。中世イタリアで実権を握る女は史実ですし、芸術への影響力も計り知れないものがあった。でも、一般社会で女は大成できない場合が多い。

僕は予備校時代にデッサンコンクールで1位になりましたが、審査の先生全員が驚きました。なぜなら、直前に描いていたデッサンはメロメロに酷かったからです。ドロドロで混沌して出口のない迷路を彷徨うかのような絵から、一つのムダもない音楽の旋律のように美しさへの変身。芋虫が蝶になった瞬間でした。

それからの僕は、甲府出身の日本画の先生が畏れにれるほどの存在になり、その影響で先生が死んでも怨念が甲府を覆っているくらい。僕は甲府に歓迎されていないのです。

今の日立リヴァーレは、佐藤美弥セッターの肉体的な不安を除けば、蛹が蝶になる前の混沌に見える。あらゆる方向に努力してもなかなか形にならない。欠点ばかりが強調されて見える。自信喪失しておかしくない結果。

でも、人には壁の大きさや高さが試練となる。先週のデイリー杯2歳ステークスを勝った馬の名前はジャンダルム。ダンジャルムは元々憲兵という意味ですが、山岳用語で尾根上の通行を邪魔する岩→こちら。この岩を乗り越えた先に展望が開ける。若駒には似つかわしい試練 (=o=;)

試練としての壁は人によって違いますが、成長曲線を無視して壁を語ることは出来ません。一般的な風潮として、美術大学受験で男なら3浪できるところが女なら2浪までしか許されない。これは家庭の事情もありますが、女は上達が速くても限界も早く見せるからです。才能を磨くというのはとてもシビアなのです。

その点、バレーボールはポジションによって完成するまでの時間が異なる。センタープレーヤーは特に時間がかかるし、セッターも突き詰めれば大器晩成の世界。ウイングだって経験値が選手寿命を伸ばすのです。外国では35才過ぎて現役も多いですが、そのためにも怪我を克服する前向きさは大切だと思います。

成長に一番大切なのは子供の時の環境。壊れない脚は子供の時の座り方が育む。親がテレビ見ていて「面白かったね」で終われば、子供も分析的な見かたができないで育つ。

甲府の体育館は中高のバレー部員で一杯でしたが、スマホでゲームしたりラインしたりで、ちっともバレーを見ていない。見るだけ無駄です。親も指導者も分析的に見ていないから子供が影響される。帰った後で観戦記を書かせるとか、生徒一人ひとりに感想のプレゼンテーションさせるとか、そのような方向で育てないと。

昔の戦国大名はこぞって頭が良かった。アポーな大名は漫画やゲームの世界にしか存在しない。スポーツも、同じ体力同士の勝負なら、結局は賢い方が勝つようになっているのです。監督の腕の見せどころ。そのような意味では、今シーズンは考えている監督が多いので面白いと思いますよ。

なお、日立リヴァーレは土曜日にJTと対戦。JTはセッターの田中美咲選手が一回り(二回りかも)スリムになって、攻撃の効率アップ。そこに大砲のミハイロヴィッチ選手がドカンで核ができた。ミハイロヴィッチ選手をイライラさせれば日立の勝ちですが、そのような展開に持って行くことが出来るかどうか。山口で試合ですから、試合後はフグを期待しましょう。負けても膨れないように (;^ω^)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする