読売巨人軍で通算17年間指揮を執った原辰徳監督がその座を明け渡すことになった。
先だっての退任セレモニーで原監督は「1点の曇りもありません」と断言していたがあれは間違いなく虚勢だろう。
というのも監督は去年のちょうど今頃、球団社長に報告に行った際「こんな成績では辞めるに辞められない」と言って留任を直訴していたからだ。
恐らく今年も監督は留任を望んでいたが同じセリフはもう通用しない。
球団側もいくら3年契約があるとしてもそうそう甘い顔を見せられない。
そんな両者の阿吽の呼吸の中で監督の電撃退任が決まったが実態は解任というのが相応しいと言っていいだろう。
原監督の心の中はモヤモヤだらけだと思う。
たった1つ温情になったのは後任者として阿部ヘッドコーチを指名できたことだった。
通常ならV逸の責任は監督もコーチも連座させるものだがそうはならなかった。
しかし原前監督が院政を敷くことはないだろう。
もうすでに阿部監督の組閣人事や戦力補強構想が始まっているようだ。
気になるのは球団サイドが「結果」をいつまで待てるか、だ。
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