25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

遠い目、近い目

2016年01月14日 | 日記

  遠い目で見てみると、現在の技術で150年分あるといわれる石油はセルロース(植物繊維)にとってかわり、砂漠には植樹活動が進み、二酸化炭素が少なくなる。ヒトの寿命は伸びる。

 ぼくら人類の脱アフリカのルートもほぼ解明され、そのことが啓蒙されることで、民族を越える意識が育っていることだろう。

 ぼくらは27番目の人類であるが、遺伝子DNAの突然変異が一番多様なアフリカかから28番目の人類が誕生するのかもしれない。

 人類はあいもかわらず、戦争をして、殺し合っている。第一次世界大戦、第二次世界大戦の戦後体制の歪みがでている。近い目でみると、その整理が国家間で行われるのだろう。

 キリスト教は政教分離を果たした。イスラム教は600年ほど遅れてでてきた宗教だから、政教分離となるまで、まだ400年ほどかかるのかも知れない。しかし、固定電話時代をスッポリと無くして、携帯電話にいってしまうように、何らかの動機で、イスラム教も政教分離化していくのか、宗教国として、アーミッシュのように生きていくのかも知れない。 

 そんなことを思いながら高校生たちをみている。無邪気に騒がしい。孫たちのことも考えてみる。僕はめったにない平和とものが溢れる時代を過ごした。これからの孫娘たちは困難な時代を生きなければならないのかも知れない。

 株価下落、石油価格下落、円高、中国経済の減速、各地での爆弾テロ、南沙諸島、尖閣列島、北朝鮮、日本の財政問題、ヨーロッパへの難民、ロシア経済の悪化、そして格差社会と貧困。 地球温暖化。現在は問題だらけだ。