ようやく「相撲小説」が波に乗ってきて、毎日四時間ほど書いている。そこに芸術性や文学性を織り込むことはやめて、自分の理想としての人物と相撲を描けたらいいと思うようになった。まだ雑ではあるけれど、主人公は僕が追い求める人物になろうとしている。あともうちょっとだ。
これもひとり稽古のようなもので、読んでくれる人がいない限り、ただのインクのついた紙であるが、すっきりとさせる清涼飲水になるかもしれない。
丁寧に点検し、校正して、なにかの応募には出そうと思っている。
この間、相撲の技の48手をひとつひとつ知ることになった。この技が集約して伝統的に土俵で起こりうる技だと思う。「居反り」は智ノ花の取り組みでしっかり見させてもらった。「三所攻め」は舞の海の相撲で。「波離間投げ」は若三杉の相撲で、という風に、ネットの動画ではとても便利に検索することができる。スフトバンクが自社の宣伝のために48手を次々と紹介している。
頭は相撲でいっぱいで、現在のところ相撲キチである。結構気合が入っているので、そういう気合は人にも通じるのではないかと思う。人生は短いようで長い。まだどれだけでも何事かできる。