25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

狂った世界

2016年02月14日 | 日記

  ふくらはぎからやや下のところに、ヒラメ筋が分かれるところがあって、ちょうどそこのところ傷めてしまった。原因がよくわからない。とにかくひどい痛さで、三日間安静にした。ようやく今日は歩けるようになった。

  人間の体はちょっと痛いだけで、調子が狂う。考え事 ばかりしていた。You Tube では、高校相撲部や、大学相撲部、プロの相撲部屋の稽古風景をしっかりとみた。寝床で次々とみるものだから、いつの間にか、朝の4時を過ぎている。そんな中で、北の富士が横綱在位中に「不眠」を理由に本場所を休んだらしい。

  あの朝青龍が左手で、賞金を受け取り、横綱の品位を疑われ、休場中にサッカーをしていたと叩かれた。北の富士のころは場所を休んでハワイで遊んでいても、責められることはなかった。相撲界ものんびりしていたのかもしれない。

  井上陽水が、誰も知らない夜明けが明けたとき、とか、川沿いリバーサイドと、意味が重複したものを書いた。今だったら、編集者にチェックされ、それを許すものならさらに上のものに、何やってんだ、何のために、給料払ってんだと言われる、と語っていた。なんかせちがらく、細かく神経質になっているのだ。

 子供の夜歩きにしても、悪い 人がいるからと、心配し、塾も親も神経を配る。ホームに酔っぱらいが落ちたら、ホームに出入口のある遮断壁をつける。バイ菌が嫌いだと平気でいい、それが当たり前のように、潔癖な生活を披露する女性タレント。

  電話の苦情を恐れるテレビ局。育休問題がいつの間にか下半身問題になっている。沖縄秘密協定の暴露記事も、新聞記者の下半身問題にすり替えられてしまった。

  この国では人々はそれほど買うものもないのに、経済成長ありき、という考えがばっこする。経済など好調であるはずがないのに、株と為替だけが踊っている。輸出大企業だけが優遇税率で保護される。おかしな国、おかしな神経。1000年に一度と言われる地震に、巨大堤防、高台移転を進める自治体。

  トルコのクルド人への攻撃。サウジアラビアとイランの対立。ロシア、アメリカ、中国の存在。宗教的対立、民族的対立。世界恐慌の予兆。

  日本も世界も狂ってしまっているのではないか、と思った三日間であった。