日銀の出口戦略について、民放のBSニュースなどで、トピックになるようになってきた。40%の国債を銀行から買い上げ、銀行は使い道もそんなになく、お金は日銀の当座預金に眠っている。それを吐き出させようとマイナス金利を導入した。
銀行は逆に日銀に金利を払うというようになった。銀行は国債を買うのも手控え、儲け口がどこにあるのか必死であろう。ひとつにFXや株式投資もあるだろう。日銀は株にも手をだし、その額は24兆円である。日銀の動きで株式市場が動くようになっている。日銀が株をちょっとずつ売りにだすことも難しいほど日銀の動きに敏感である。
統合政府という考え方があって、戦争中は政府の発行する国債を日銀が買っていた、これを財政ファイナンスという。軍事費に途方もなく使われた。国債というのは日本の場合国民の貯金を担保に政府が国民から借りるようなもので、矛盾である。だから結局、政府は借金がゼロに近づいてて、国民のお金は限りなく価値がなくなるということである。
日銀も政府も同じだ、貸し借りをチャラにすればいいだけのことではないか、またぞろ戦前の日銀に戻るような発言をする自民党議員がいる。概ね、現政権はそんな考え方をしている。この考え方が反省され、日銀は独立性を保つようになった。200万人以上も犠牲の上に成り立ったのである。
異次元の金融緩和は円高から円安効果を生み、輸出企業には有難い政策である、日銀ができるのは金融政策であって、財政政策や成長戦略は政治家の仕事である。異次元緩和をしてから、日本は成長産業を育成し、不必要な規制は撤廃し、産業の構造改革をもっと図るべきだった。安部政権はそれができなかった。
すでに第四次産業革命が始まっている。第三次産業革命の時に日本のソニーやPanasonicなど世界的企業がついていけなかった。今度の第四次革命に車のAI化、EV化、水素燃料化も入ると思うが、既存のガソリン車とハイブリッド車をつくる職人の技能は違ってくるので日本の自動車産業も大丈夫なのかと心配する。
日本に根強い製造業リスペクトは産業構造の変革に大きな障壁にもなり得る。今のまま、国債を買い続け、株を買っている状態が続けば、国債、株とも大暴落となる日がくる。外国人に買われたら、不安定になる。
こんな時に復古主義の政権とは、いろいろな面で危ない、とぼくは思っている。
銀行は逆に日銀に金利を払うというようになった。銀行は国債を買うのも手控え、儲け口がどこにあるのか必死であろう。ひとつにFXや株式投資もあるだろう。日銀は株にも手をだし、その額は24兆円である。日銀の動きで株式市場が動くようになっている。日銀が株をちょっとずつ売りにだすことも難しいほど日銀の動きに敏感である。
統合政府という考え方があって、戦争中は政府の発行する国債を日銀が買っていた、これを財政ファイナンスという。軍事費に途方もなく使われた。国債というのは日本の場合国民の貯金を担保に政府が国民から借りるようなもので、矛盾である。だから結局、政府は借金がゼロに近づいてて、国民のお金は限りなく価値がなくなるということである。
日銀も政府も同じだ、貸し借りをチャラにすればいいだけのことではないか、またぞろ戦前の日銀に戻るような発言をする自民党議員がいる。概ね、現政権はそんな考え方をしている。この考え方が反省され、日銀は独立性を保つようになった。200万人以上も犠牲の上に成り立ったのである。
異次元の金融緩和は円高から円安効果を生み、輸出企業には有難い政策である、日銀ができるのは金融政策であって、財政政策や成長戦略は政治家の仕事である。異次元緩和をしてから、日本は成長産業を育成し、不必要な規制は撤廃し、産業の構造改革をもっと図るべきだった。安部政権はそれができなかった。
すでに第四次産業革命が始まっている。第三次産業革命の時に日本のソニーやPanasonicなど世界的企業がついていけなかった。今度の第四次革命に車のAI化、EV化、水素燃料化も入ると思うが、既存のガソリン車とハイブリッド車をつくる職人の技能は違ってくるので日本の自動車産業も大丈夫なのかと心配する。
日本に根強い製造業リスペクトは産業構造の変革に大きな障壁にもなり得る。今のまま、国債を買い続け、株を買っている状態が続けば、国債、株とも大暴落となる日がくる。外国人に買われたら、不安定になる。
こんな時に復古主義の政権とは、いろいろな面で危ない、とぼくは思っている。