25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

何が起こるかわからない

2018年04月18日 | 日記
 近所の干物やさんの女性が後ろから車にて当てられて、膝の骨を折った。三週間の入院だと言っていたのが一ヶ半とい長い入院となった。99歳の姉や義甥の食事の世話や市場への買い出し、そのあと魚を加工する仕事ができなくなった。加害者はよそ見をしていたらしい。
 このような交通事故の場合、弁護士をつければ、弁護士基準と保険会社基準で争うことになるが、弁護士をたてない場合は保険会社はグイグイと保険会社基準で押してくる。家族全員が超高齢化しているため、僕が医者とのやりとりや、保険会社とのやりとりをやっている。母も事故で知っているksら、ということも引き受ける理由である。
 交通事故も場合、加害者と被害者をどう公平にみても被害者が損である。仕事ができなくなる可能性だってある。医者は後遺障害はない、と判断したが、はたして本当に後遺症はないか、わからない。
 加害者は時速5キロくらいで走っていたという。この数字で車を運転してみたが、ぼくには5キロで走るのは不可能であった。噂ではスマホを見ていた、という人もいる。加害者も辛いことだろうが、被害者はもっとつらい。
 ぼくの母も、事故からとたんに弱くなり、歩くのも道具類が必要になった。筋肉も弱った。裁判では想定外のことが事故以後に、また裁判での決着後に、事故の影響がでてきたのだった。
 つくづく被害者は損だと思ったのだった。
 干物やのおばさんは、「仕事ようするやろか」と不安がる。「六ヶ月ほどは無理せんと様子みてな」と励ます。
 これまでせっせと市場に手押し台車を押して、魚をバケツに入れて、家に戻り、干物作りをしていたのだった。平穏だったはずだ。何が起こるかわからない。