25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ソニーCDリピーター

2019年07月04日 | 音楽
ソニーのCDリピーターが事務所に4台あったが、どれも故障している。この機器で語学が練習できる教材をいくつも作ったのは23,4年前である。その教材の一部が残っていて、テキスト教材は数は少ないが、さらに少し残っている。
 なんとしても音源をとるために故障のないCDリピーターが必要なので、ネットで探してみた。メルカリに2台あった。売り切れだった。ヤフオクにも2台あった。ひとつは入札が終わっていて決定済みで、もう一台は1000円で入札されている。ジャンク品らしい。アダプターがないのである。アダプターならぼくはもっているので、ヤフオクに入札した。1200円。様子を見て競争入札者がいれば上げていこうと思っている。

 ぼくのもっているCDリピーターを修理する方法がないかと思って、調べてみたら、な、なんと、ソニーCDリピーターの修理をした記録をブログに載せている人がいた。これには驚いた。最後の最後には、この修理屋さんに頼める。

 こういうことすらも探せる時代になったのだ。一安心した。
 ぼくのこれからの作業が楽になる。

 どうやらソニーの語学学習機はCDリピーターからSDリピーターに移行したらしい。しかしそれもどうやらソニー危機のときに終わったようだ。本当かどうかはわからない。現在販売されていないことだけは確かである。

 スマートフォンやタブレットに多くの機能を持たせてしまう。その器を作ったのはアップルであったが、他社が追随して、今やスマホにダウンロードできるアプリは2500万ほどあるらしい。このアプリ業界もしのぎを削る競争をしているのだろう。

 ぼくがソフト開発に関わった頃はパソコンがまだ普及していなかった。CD-ROM教材を作るにも専用機が必要だった。今は専用機は要らない。アプリにしてしまうことができる。

 ソニー教育事業室の知りあいの人たちはとっくに定年退職していることだろう。元気でいるのだろうか。苦い思い出ももう遠い、遠い昔である。

想定外のことが起きる

2019年07月03日 | 社会・経済・政治
 壁にひとつ落書きがあると、いつの間にか落書きが多くなる。公園に一匹犬を捨てればやがて野犬でいっぱいになる。
 我が貸別荘の障子に穴が一つあけば次々と穴があく。あくびは伝染するのと同じだ。人間にはこの性質があるから悩ましい。

 それで、去年、障子を厚手のものに張り替えた。すると、破ってしまうことがなくなった。ことしも破れなく健在なである。

 人が多く泊まれば何が起こるのか。予想もつかないことが起きる。去年は居間と隣部屋の障子4枚が外されていた。どうして外したのかわからない。そして元に戻そうとしたら戻らなかった。わけがわからなくなって、シルバーセンターにお願いした、
 今日は居間のベランダ側の厚いサッシの戸が閉まらない。いつもはするするっと動く。力いっぱいに押すと動くのである。だれがどうしたのか。どうしたらこうなるのかわからない。
 6人くらいまでなら、このようなことは起こらない。8人以上になると要注意なのである。リーダーや責任者の統率も効かないのだろう。
 会社で部下に目配りができるのは6人までだと聞いたことがある。
 予期せぬことが起こるのも、人数の多さによる連鎖で起こるのだ。

 この8月すでに予約で満員札止めである。若い人たちは曽根町でさえ、ネットで探す。旅館や民宿ではグループでくるには値段的にも、空間的、時間的にも制約が多い。貸別荘なら自分たちだけである。食事も自分で作る。BBQならだれでもできる。都会にないものを提供すればいいのである。清々できること。みんなでいつまでも語れること。食べ物、飲み物自由に持ち込めること。
干渉されないこと。海か川か山があること。
 こっちは何が起こるかと心配もある。

 熊野古道を歩きたいというのは外国人。今月はロシアからの4人で三木浦に前泊し、歩いて曽根まできて、翌日歩いて熊野に行くらしい。
 

 
 

世襲

2019年07月01日 | 社会・経済・政治
 地位より血脈を重んじる日本社会だと思っていたら、血脈よりも「家」を重んじる社会と考えた方が納得がいく。養子をもらって家を継がせるのも、娘婿を政治家の世襲にするのも、日本社会の特徴である。
 日本のような世襲議員の多い国は珍しい。そしてこの世襲が続く限り、日本は停滞から脱することができないように思う。
 戦後の荒地から、再出発急速な勢いでできたのは、ほとんどの都市部が崩壊したからだ。頑張れば経済は成長する。アメリカの支援もあった。すでに多くのことが整った時代とは違うもである。
 当然戦後の経済成長で膨れ上がる団体や協会が日本列島の隅々まで網の目を張る。医師会、農協、経団連・・・できあがった岩盤をうち壊すことなんてできるのか。世襲議員にはできないように思う。彼らも岩盤そのものだからである。そして多くの人々は、地盤、看板、鞄に否定的でないからである。ときにこれを打ち破ろうとする者がでてくる。小泉純一郎元首相の「自民党をぶっこわす」は選挙用のパフォーマンスである。
 橋下徹はこの点で異端児ではあったが、政界を引退した。
 この日本におもしろそうな政治家は皆無である。皆無である期間、日本は停滞、沈下、混乱することだろう。
 小泉進次郎も小渕優子も世襲議員。近代化した日本などは言えない。この社会のコアなところにしっかりアジア的段階が居座っている。ヨーロッパはこの段階を早く通り抜けたが、他のアジア諸国と同様、日本も抜けていない。第四次産業革命のシンギュラリティーまで日本はあがくことになると思う。世襲議員は禁止。せめて政治家の息子は選挙区を替えることぐらいしなければならない。

歴史は「カチッ」と歯車をひとつまわした。

2019年07月01日 | 社会・経済・政治
トランプ大統領の任期の間に、「日米安全保障条約」の破棄があり得たとしたら(ぼくは破棄でいいと思うが)、中国脅威論が増すことだろう。核武装論議も出てくることだろう。しかしながら日本が核をもつことは世界のどの国も反対し、被爆国としてもあり得ぬこととして核武装ができるとは思えない。すると、中国脅威論が煽るれると、尖閣はどうなるのか、自衛隊の戦力を増強せよ、となってくることだろう。同時に外交力が極めて重要なことになってくる。政治手腕、外交手腕。言うべきことははっきり言う。日本列島人の一番苦手なところである。ディベートで鍛えられていない日本列島人は相手の言葉を一度呑み込んでしまうところがある。安倍政権での外交を見ていると、外国を訪問してはお金をばらまいているだけのように見える。ロシアは北方四島を返還するつもりはない。アメリカは貿易で優位に立ちたい。中国は今のところ日本と協力してアメリカとの貿易戦争に対処したい。
 日本が中立的な立場に立ち、戦争放棄を謳い、専守防衛を貫くのが良い。大国意識などもつ必要はない。医学や環境技術など人類に貢献する知性で役立つ国になればいいと思う。
 今、歴史は「カチッ」と歯車をひとつまわした。それはトランプ大統領である。ここがチャンスである。

 これは僕のかってな予想であるが、中国は台湾を招き入れ、国民党を帰らせたいのではないかと思う。本土に帰ると言って台湾に渡った政党である。中国に進出する政党なのである。中国で二大政党ができるのかもしれない。アメリカに留学した経験をもつ習近平国家主席がこのくらいのことを考えていないわけがない。 
 2025年までに国を整え、一党独裁を廃止していく方向だと習近平は思っている。だからなんとしても「製造2025年」まで政治的に持たせたい。もしも中国指導部がそんな展望をもっていたら、と時々考える。
 中国は14億人の民を食わせていかなければならない。隣のインドもいつの間にか14億人になっている。この人口が豊かになってくればどんな世界になることか想像し難いが、戦争の形態が変わっていることには想像がつく。豊かであれば戦争をする必要がない。奪い合うこともないのだから。食えないとなれば戦争は起きる。だから中国もインドも豊かになる方がいいのだ。そして足るを知っておればいいのだ。