今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

カサゴをさばく&魚のココナツミルク煮。

2018年02月04日 | 素材
魚をココナツミルクで煮るなんて発想は、あまり昔の日本人の文化には無かった。
それにあたり、なんの魚を使おうか迷って、
じゃあ、カサゴをさばいた事が無いのでさばいてみようって。
オコゼは猛毒があるけれど、カサゴならそこまでは・・・って感じで安心だし)

で、コチとかと同じだろう~ぐらいに考えていたら、え?、何これ、凄まじくヌルヌルしていて手で掴めない、
(全く掴めない事はないが、顔の横に鋭いトゲが沢山あるので、もれなく傷だらけになりそうなので、無理はしたくない)
で、困ってとりあえず、何処かを持たないと・・・と尾っぽ近辺の鱗とぬめりをしごいて掴めるようにした。

鱗を処理する前にトゲやヒレを取ってしまおうとハサミで

先ずヒレ類を(硬いな~

トゲの処理

トゲは顔の横に何重か(2重)に生えている。
中々切れないのでエラ蓋ごといってしまったわ。見せないし良いだろう。

それから鱗取り(硬い~)

エラ蓋を開け、エラの付け根と膜を切る。

反対側も切って、エラを掴み出すのと同時に

内臓も引き出す。(魚によってやり方がやっぱり違うんだな~)

しかも横腹を切り裂く横なの???!!!

中の何か不可解な物をこそいで取り出す。

ハブラシで血合いの部分などを洗う。

ふう~なんとか出来た。

ちょっと、けっこう考えていたのと違っていたから焦った・・・


ココナツミルク煮

それじゃミルク煮なんだけれど、ココナツミルクだけだとシツコイし量も少ないのでチキンスープを作る
(ガラでも良い、肉は又別の機会にサンドイッチにでも)

※このチキンスープと魚介類や香辛料を合わせるのは日本人にはない感覚だよなー
・レモングラスはあった。
・コブ蜜柑の葉っぱが無いのでローレル小さいの1枚
・唐辛子の辛くないものと、唐辛子
・カーも生姜も無かったのでそれらはパス、家にあるもので
を入れて少し煮る

無添加のココナツミルクが固まっていたので温めて溶かし缶の中にこびりついたものを取る為にスープを少し入れてミルクの中にいれてしまう(どうせ混ざるのだし、粗い物もラクだし)。

ココナツミルクを入れる(少し多かった、あまり多いとシツコイわ

魚を入れる

火が通るまで煮る。(火が通るまでって?・・・そりゃ魚によって時間は違うけれどさ~、ま、寄せ鍋感覚かな・・・)

塩とナンプラーで味を整える。(クリームシチューやクラムチャウダーみたいだな・・・)

煮た魚は壊れ易いのでフライ返し2本で皿に移動させると安全

スープを盛って、本当は上にパクチーを乗せるのだが、無いのとパクチーはあまり好きでは無いのでパス。
入れる義務は無い。法律でもないし。パクチー入れなかったからって刑に服す事はない。

お、意外に美味しいじゃん!!、全然生臭くない、なんだこれ、淡白な白身にコクが足されて、ほのかな塩味で、なんだろう、ご飯が欲しくなる(美味し過ぎて食べてしまったのでやっていないが)。
これも有りだ!!

オマケ

余ったココナツミルク風味の汁

ザルで1度濾しておき

色にこだわらず(この時は赤い唐辛子とターメリック・カレー粉・クミンなどで)カレーペーストを作り

ココナツミルク風味の汁でカレーに。

シーフードミックスと

食べ終わった魚の身(アラ)と香辛料を更に分けて

香辛料だけをぶち込み(身はもういいだろ、小骨が心配だし)、少し煮る。(塩味は既に付いているので後から付ける必要は無い

お、出来た、出来た。まあ、これで何食分か持つだろう。ずっとシーフードカレーだが

カレーの作り方を覚えておくと、アジア系の料理に拡く応用し易い。
(あまり失敗も無いし)




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