今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

温故知新の英国展でHuman Systemを再考す!。

2018年11月03日 | グルメ
今年も伊勢丹で英国展が開かれた・・・
この前の六本木ブリティッシュ・ウイークやブリティッシュフェアから今年は日本橋三越なのかと思っていたら、『英国展』は違うのね。

似て非なるものというか雰囲気が違うんだよね。

焼いたスコーンのストックが観られたり・・・天国か?ここは。

業務用でスコーンを作る時は卵液はこういう大きいカップに入れるのか。
(自分は卵液の代わりに牛乳を塗る派だけれど・・・←個人ならそれでいいかなって、卵使うとマフィンとかケーキ寄りのイメージになるし)
業務・販売用だったら卵は使うよか。

あんなデカイオーブンで・・・あのオーブン欲しい~
(合羽橋道具街でああいう中古無いかなぁ~、個人の飲食店が見えない所で、私達の知らぬ間に結構閉店をしているし、これから消費税が上がればもっとシワくなる)

中が温風式なのか?熱い空気が回転する事で2段で焼ける優れものだ!!
ローストチキンローストビーフ的なモノとかも、どうせ加熱するなら副菜とか1度に両方やりたいものなぁ・・・

試飲のお盆がユニオンジャックだー!!

(高いものは要らん、こういうものが欲しいんだよ、ビレバンに無いかな・・・)

このマックウッズファインティーの茶葉を使ったミルクティーが美味しかった。
基本、女性はフレーバー・ティーを好むので他のブースの試飲はフレーバー・ティーが多かったけれど、
(あとはアーマッドのカフェイン・レスとか。→アーマッドはアーマッドらしい安定した味だった)
やっぱり最初の紅茶そのものの茶葉の味があって、そこから個人にあった変化を付けていけば良いと思うので、やはりストレートやイギリス人の90%以上がミルクティーで飲む事を想定したブレンドはこちら側としても凄く嬉しい。

凄くまろやかだった。飲み終わった後に会場を歩いていて、後味の牛乳の印象とかイメージがずっと残っていたので訊いてみたら、濃く出して少量の練乳を使っているとの事。
なるほど!!、濃く出すから練乳を使っても甘くないのか!!
(凄い、日本料理みたいに引き算の発想だ!!、これが私達に合わないワケないわ、堅実な味という感じがした)
飲み物を料理しているなんて!!
(自分が無知で知らないだけなのかもしれないが、私はここで初めて知った)

好きだな、この味。


という訳で、茶葉は違えど(←茶葉を買いに行った訳では無いので、欲しかったら「デメララベーカリー」でたまに売っているらしいし)、家の「茶葉」で練乳が余っていたので(←練乳って実際家では使わんもん)同じ事を試してみた。
(『学んだ事は実践しなければ本当に学んだ事にはならない』)

濃く煎れて、先ずはティースプーンで1杯~
(大丈夫かな?トフィーみたいに固まってしまったらどうしよう・・・???不安)

お、溶けるよ・・・・練乳ってこういうものか。

ちょっと何か足りないのでもう1杯。

ああ~、近くなった。雰囲気が・・・

でもやっぱり、飲ませてもらったものとは違う気がする・・・

茶葉の差ってこういう所で出るんだなぁ~

※後でマックウッズのHPを調べたら「シングルエステイト」という茶葉の名称の勉強になった。
ブレンドしていていないからブレンダーの好みに自分の嗜好が左右される事が無いのかもって、そこが合ったのかも)

 会場で他に、面白かったのが・・・

ミンスミートパイミンスミート(↓写真:右)をビン詰めにしたもの。

ミンスミートだけ売ってるのか!!
しかも最近はケンネ脂を使わないアッサリ軽いものが世の中に出ていて
昔ながらの伝統的な作り方をしている人しかケンネ脂は使わないらしい。
味を確認させて貰ったら、ケンネ脂を使ったものよりも、かなりアッサリと喉の奥にスゥーっと入っていく感じ
(まあ下手な自分が作ったものと比べてなのかもしれないが、ケンネ脂を使うとドッシリ重い気がする、味的に)

うん、個人的には(資金や健康上の理由もあるからなんでもかんでも食べるってワケにはいかないが)、上記の練乳の飲み方とこのミンスミートは印象に残った。
好きかも、このケンネ脂を使わないミンスミート

(あと何処かのブースで売っていた『ピカリリー』も、気になっている、以前他の展示会で知ったから試食はしなかったけれど、原材料を観せてもらった事があるが、よくまあこの材料でこれだけの味を出せたな!!って、大航海時代を経たイギリス人の創意と工夫を感じられ、学ばなければなぁ~って感じさせられた)

『燻製にしん』があった。以前作ったキッパーとは違うのかな?(←それとも自分が違うのか?違っていたらゴメンナサイ。)スモークサーモンみたいに冷燻なのかな?
(冷燻は難しいんだ)

こういうカタチで出てくるとは・・・(スコッチとやったら美味いだろうなー~)
ただこれもしかりイギリスの燻製はチーズもだが燻香りが軟らかい気がする。
チーズのブースでオススメされたチーズの燻香が嫌な燻香じゃないというか。
(燻香が苦手な自分が言うんだから←じゃあ燻製を作るなよって感じだがw・・・あれはあれで作っている方は面白い)
上のピンクペッパー(?)が又、良い感じ、それで風味・香りのアクセントを自分で調整出来るというのが押し付けがましくなくて良い

あとメレンゲ自動泡立て機が面白かった。

食品機械工業展とかへ行くと大きい機械ばかりに目がいってどうしてもこういうニッチな部分に目がいかなかったりもする。

でもこういうのってあるんだな。
(取材は昔の営業、ただ観るだけじゃなくて広告・記事広告に繋げないといけないから、それは本気よ、足で稼ぐってホント、それで1番トップになったもの、
元飲食だし、あの頃は私情・イデオロギーを一切捨てて殺した出版メディア営業だったけれど、やってみれば解るが汚いモノよ。でも逆にやらないと解らないモノだと思う、組織を離れてから、メディアリテラシーの大切さが初めて解るモノだった。
カナダと共に『メディア教育』というものをカリキュラムに取り入れ、世界で1番最初に『メディア教育』を提唱したイギリスについての事だから書いた。
日本のメディアリテラシーはITを使えるようになる事と主旨を置き換えているが、本来・本質的にはバイアスが入っているメディアの意図を読み取る力を養う事!!なのに、ま、散々グレーな事をしてきた自分が言えた義理ではないが)

帰宅してからザ・ランガム・ロンドンのスコーンを(包まないで)温めて食べた。
(個人的には包まない方がサクっとしていて・・・)

その場でも少し食べたが、やはり温めると又!!

これだけ英国フェアや英国イベントへ行っていると、他のメーカーはもう食べた事があるので・・・(自分の好きなスコーンの好みも大体解ってくるし)、
今回はザ・ランガム・ロンドンのスコーンにしたが当然、最初はプレーン。
(最初でなくても、こう見えて超保守的な自分はプレーンが好きなのだが)

ザ・ランガム・ロンドンの作っている人(←有名な凄いパテシエさんらしい)が映画『アルマゲドン』に出てくる人みたいでカッコ良かった。

他にもデカイ男の人達が小さなスコーンやパイ料理をコツコツ作っていて、これがイギリスだなって伝わってきた。

 いろいろなフェスへ出かけているが、イギリスフェスの熱狂ぶりはちと一味違う。

ただ、今後、みんなスコーンを作り出して、料理もいろいろな味を覚えてきた後、
これからどのように他のフェスと差別化をしていくのか?、そこが大事な課題になってくるが、
やはりイギリス料理やイギリス伝統菓子は手がかからないが時間がかかるので、
そこに照準をシフトさせていった方が良いのかな?って。

(他のイギリス・フェスもそうだけれど、日本料理が寿司と天麩羅とヤキトリだけでないように、イギリス料理だって他にもあるはず、何もウナギのゼリー寄せを出せとは言わない、最初はグリンピースのスープとか『ドート・イン・ザ・ホール』とかでも良い気がするんだよね、今回ローストビーフ屋さんがヨークシャープディングを付けていた、ドートだと安くグレービーも味わえるだろう、ウインナなら値段も抑えられそうだし、あぁ~、こんな事を書いていたらイギリス料理を食べたくなってきた・・・)

実際「モーニングトン クレセント」の「クリスマスプディング」は初日で完売していたし、
=他社と自分の寝かせたクリスマスプディングを比較しようか?自分の中のイメージを壊したくなくて(←それだと成長しないんだけれどね)迷っている間に売り切れていた=

プディングベイスンも販売されていたし、世の中ではプディングベイスンのサイズもS・M・Lとあり、
(世界文化社の世界の料理のイギリス料理版の挿絵写真でしか見た事が無かったがここで初めて観る事が出来た)
大きいサイズも店舗では販売しているらしい。
(一家に1個あると便利だよな、今、自分はラーメン丼で作っているから・・・)

 イギリス発祥のDIYみたいにコツコツと時間がかかるワリに、西洋の華やかな料理や生菓子と違って保存が効くのでそこが強みでもある気がする。
敢えてこんな忙しい時代だからこそ、この誰もが料理を作る事が出来る工程に時間を割く事は、
人間の基本に立ち戻るという人類がバランスをとる上で必要なHuman Systemなのかもしれない。
忙しい時代なのにDIYが流行っている理由もそういう事なのかな?って。

保存が効くといえばショートブレットとかも老若男女問わず嫌いな人があまり居ないから強みになるだろうし、
紅茶とセットでライフ・スタイルと密接に繋がっているというか。

他の国よりも、そういうライフスタイルのパッケージ化が表面化し易いので、世界中の老若男女問わず誰もが解り易く・知って・見て・瞬間的に体験を出来る気がする。
食べる人が個人で味を付けられるという相手を尊重した行為想定した上での、優しい味を基調としている事も含めて、凄くユバーサルデザイン的というか、そういう意味で温故知新で地球を一周回ったような先進的な食文化だと感じる。

ヌーベル・キュイニジーヌだって地方の伝統料理や地産地消、素材本来の味を活かした人類にとってシンプルな工程に回帰していった訳だし、人類の食文化を観ても『歴史は繰り返す』という事ではないかなと。
「美味しいものを食べ過ぎると素朴なものにいく」という言葉もあるし、
そう毎日ご馳走なんて人間の身体が受け付ける訳がないよね、

多分毎日がご馳走だったら味気無い人生だと思う、
昔のCDのベスト盤みたいに珠玉の曲だらけでどれが珠玉か?解らなくなってしまうとか、
昼間の星や都会の星みたいなもので、本質が観えなくなるのではないか?という『恐怖』をゴチャゴチャと付け足したモノは含んでいる。
※ゴチャゴチャ付け足したモノはもうホラーの領域だよ。
少なくとも愚鈍な私にはあまりゴチャゴチャしたモノを詰め込んで本質が観えなくなるより、シンプルでも本質を観続けている方が大切)

あとは・・・、

・フィッシュ&チップスもだが近年の価格(高騰)かな・・・

・パイ生地もパフだけではなくショートクラストも良いものだよ、と知らせて欲しいし。
(勿論パフは美味いしいけれど、求めているのはショートクラストなんだよなー、工程はパフの方がかかるのに。
特に自分はデニッシュ生地があまり得意ではないから、

茄子とかの油炒めを噛んだ時、口の中にブシュっと油脂が拡がるじゃないですか?
茄子は生の漬物が好きな自分にとって、その口の中で油脂が拡がる感じがパフペストリーやデニッシュ生地とリンクしてしまって、
近年噛むとバターが、バーって出過ぎるものが多いが、何事も物事には限度とか塩梅がある気がして・・・それが言わなくても解って出来る事が日本人の美徳だと思うんだよなー、それはイギリスと同じ島国だからだと思うのだけれど)

タルト生地(空焼き?)の穴はフォークでなくても包丁でスッ×2っと入れれば良いのか。
(あと今気付いたが、型の側面に空気穴が空いている!!、なんこれ?、後で調べよ、解らない事を解らないままにしておいたら良くない)

確かにフォークを使って洗い物を1個増やす必要はないものな、イギリスらしい。
(1個でも洗い物を減らす、←これが自分が心掛けている事)


オマケ

英国展2回目の来訪。
(ちょっと急遽、伊勢丹に用事が出来たので折角だから覗いてみたら凄い大盛況で、中央のバイキングみたいなイギリス人の盛り付けの動きが少し慣れた感が面白かった。
実際に初日と同じ盛り付けだけれどスタイリッシュ感が増している気がした、マッシュポテトのまあるいロール感とかパイを置くビミョーな数ミリなんだけれど、それをパイが冷めないうちに手早く出来るって大事だと思うの。更に迷いが無くなっていた感じ。実際あのデカイ身体で厨房では無い場所での調理は大変だよな)

で、もうここまできたら前回勇気が無くて食べなかったクリスマスプディングを食べて、自分が作ったものが正しいのか?間違っているのか?勇気を持って確認しておこうと。

まあ、寝かせる時間もあるから、自分の手前味噌だが美味しかった3ヶ月熟成させたクリスマスプディング12ヶ月熟成させたプディングと単純にそのまま(自分の)正否を判断する事はどうか?とは思うが、
何しろイギリスでも他を食べた事が無いので基準が解らない

で、食べてみたら、ああ、なるほど(厨房の何処かでサッと蒸してくるのかな?方法は解ったけれど厨房じゃないんだし書かなくてもいいだろ)熱さが冷めてくる過程で更に熟成が進む感じを味わえるとクリスマスプディングの上級者(何が上級者かは知らんが)な感じがした。
自分が作ったプディングの『方向性』が間違っていない事もこれで解った。

あと付属のカスタードソースが美味し過ぎる・・・なにこれ!!?、尋常ではないぞ!!!
最初、近くのブースで売っているブランデー・バターを買ってかけてみようかと思ったが(←それはそれで美味しいと思う)、このカスタードはそのままスプーンに落として舐められた(←止らなくなるぐらい美味しい)。
卵と牛乳の素材の味が度を越えない優しい範囲でシッカリ感じられて、プディングの甘さとのバランスを考え甘過ぎない、←このカスタードの甘さが男というか日本人には丁度良い。
(黄色人種の味蕾の数は全人種の中で一番数が多いんだ、日本人はもっと自信を持っていいと思う)
凄かったわ、このカスタード。
トロミもこういう風に軟らかく作るのかー(そいやロンドンで食べたアップルパイのカスタードもこういう風だった、ああ、全く経験が活かされていない!!)。

一見素朴に見えるけれど、深いぞ、意外にイギリス。
(変わった事をして驚かせたり、ゴチャゴチャ付け足して複雑にするってルールを間違えなければある程度は出来るけれど、業種職種を問わず毎回同じレベルで、シンプルな中、突出した表現を出来るって凄い難しいし、大切な事だと思うんだ)

クロテッドクリームとデボンクリームは製造方法が同じだがデボンの方が脂質が少ないという事も訊いて身に付けた。
「解らない事が真っ先に聞け、言いたい事があるなら最後に言え」という言葉があるので徹底的にそれを実践をしてきた
デボン好きかも。

あと、どうやら『英国展』の開催期間中、その日限定の店舗いうものがあって「ブリティッシュケーキハウス」のスコーンがあった。

質感は好きな系のスコーンだったけれど、プレーンが全部売り切れていて無かった
(やっぱみんなプレーンから始まるんだよ。)

今日は何処のお店がその日限定のブースを出しているのだろう・・・


オマケ2

後日、新宿駅構内を通る用事があったので
初日にマックウッズファインティーで教わったデメララベーカリーへ行ってみた。
(この行動力を世の中の為に活かせたら・・・)

これがNEWoManか(今までただの駅ビルだと思っていたなw)

お、あった、あった、これがデメララベーカリーか。

おお!!、天国かここは?、英国展の再来では?
小さな店内のショーケースにスコーンが重ねられている!!
(そっかべ-カリーなのにスコーン専門店だから外に出店をせず駅構内に出店しているワケね、純利低いもんな、でも消費者にとっては嬉しいし需要と供給のバランスが取れている気がする・・・お、写真で観ると正面の簡易ライトやスノコみたいな所に置いて湿気を逃している所にスコーンに対する敬意を感じる!!)

家に帰ってからビニールから出してパッケージの袋を観るとユニオンジャックで超カッコイイ。
ポイントを抑えて、イギリスの代表的お菓子であり、質実剛健というのも世界中の人々が解るように表れている気がする。

とりあえずプレーンと期間限定の栗を。
(栗をスコーンに入れるなんて考えも付かなかったなぁ~スゴイ!!)

これは自分が好きなタイプのスコーンだ(最近、断面だけでどういうスコーンか解るようになってきた)

うわっ美味しい、生地が口の中に入れるとシュワシュワ消えていく・・・
かといってケーキみたいに膨らませているだけとは違う、きちんと牛乳とかバターミルクのごとき風味が活かされている気がする。
(求めていたのはこれだよこれ・・・、ケーキとパンの間というか、パンとケーキの領域にキチンと踏み込み過ぎないギリギリの所を今後も目指していく良い意味で不安定なままでいるようで変らない安定をした感じ)
なにこれ?、美味し過ぎるぞ。
自分のスコーンも美味しいと思っていたが、これは凄いわ。
(物事ってある一定の次元までいくと、シンプルな物事ほど、そこから差を縮めるってもの凄く難しい、素朴なものほど)

どう考えてもこの次元での作り方が解らない・・・、粉とバターを細か~くしているのかなぁ~?という感じはなんとなくはしないでもないが(手の熱が伝ってしまうので、あまり長くはそれは出来ないし)、
なんかもう感性の領域に踏み込んでいる感じ。
同じ様にと思ったら絶対に同じように出来ない

 最初マックウッズファインティーで聞いた時、英国展の熱で「デメ○○ベー○○」としか聞こえなくて、まあ話している人の言葉を遮るのも良くないから(話している内容から恐らく聞こえなかった部分は、スコーンに合う紅茶を置くということはスコーンもある=→つまりベーカリーだろうと頭の中で一致し、店名なんて後でNETで調べればいいやって)相槌を打っていて(代わりに上記の紅茶の事をアタマに入れ)、後で調べたらデメララ~とか出てきて、日本人からしたらなんちゅう名前じゃ?と思ったのだが、どうもJR新宿駅構内の他に、
荻窪のルミネ内や二子玉川の東急フードショー内・大阪の梅田中崎町に現在店舗を構えているらしいことまでは解った。

 で、地域のパン屋さんや有名高級パン屋さんのチェーン店とかもそうだが、その土地、その土地によって粉が吸うその地域の空気や香り湿気や、水(調理器具や床を洗う水の何十年も染み込んだその土地の風味も含む)で、味や味の傾向が変わる
気がして
特に粉モノはそれが顕著に表れる気がしている。

(だから粉モノの名店が中央線沿線や池袋より向こうに多いのかなって、市が70%森だった清瀬に数時間かけて通っていた時は、仕事が終ると疲れてヘロヘロだったけれど何を食べても美味しくて元気が出た・・・下手すると群馬県のデルソーレ(←だったと思う)のピッツアや、奈良のガトードボアの『ギャラクシー』のような土地の新鮮な食材や空気の中で表現している名店も、山の中腹の店に数ヶ月間の約束で派遣された時や、日本の中を旅している時期に何度か遭遇して驚愕をさせられた)

なので、荻窪とか二子玉川とかの味は違うのかな?と不安に思って
(昔、取材か営業か何かの仕事で何度か二子玉川へ行った時、ワリと印象に残るようなインパクトの強い味が多かったので←まさかそうもダイレクトに訊けんから)何処か一箇所で作っているのかを訊いてみると、
この近くの工場で作って運んできているとのこと。
(スコーンだけに工場といってもロケットのLE-7AエンジンやLE-5Bエンジンとかと違ってスコーンは小さいモノだから「工ば」みたいなものかもしれないと想像をしたい)で作っているとの事だった。
それなら荻窪とかは近いし配送をしているのかなとこの美味しい味の品質が一定に保たれている事に安心をした。
ラーメンにはあまり詳しくないが荻窪も春木屋・春木屋本店とか粉モノが盛んな場所だし)

それにしても、シェフのライアン・スメドレー(ピンクフロイドのデビッド・ギルモアですら中々覚えられなくて横文字とか店名はあまり覚えないのだけれど、今回は覚えたかも)がコンウォール地方に在住なのに、東京でこの味を出せるって凄いことだと思う。

英国展で良い所を教わった。
やっぱり人から人へしか知識は身に付かない気がする。
(あれ?数日前に同じ事を書いたような、まあいい、そうやって学んできたのだし)



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