今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

トーストサンドイッチ。

2017年10月01日 | 素材
最初に知った時は我が目を疑ったのだが、昔のイギリスにはトーストを具材に、焼いていないパンでサンドイッチにした「トースト・サンドイッチ」なるものが存在していた。
(現代でもイギリス人にすらあまり知られていない方法だ)

勿論、ご馳走としてではなく飢饉の時の対策用的な意味合いもあったのかもしれないが、
ヴィクトリア朝時代(1837年~1901年の産業革命の絶頂期で文学はドイル・ディケンズ・キャロル等の頃)のイザビラ・ビートン夫人が著した「家政書」(1861年)に記載があり、英国王立協会によると約11円ぐらいで作れるワリには330キロカロリーとお腹に溜るものらしい。
やはり食べ物が無い時の事を考えて作られていたのかもしれない。
(もしくはパンが固くなったて余った時)

これはイギリスの薄切りだから成立するのかもしれないが・・・、トーストしたパンに、バターを塗り、焼いていないパンでサンドイッチし塩・胡椒で味を付けるまでは調べられたのだが、
・中に塩と胡椒をするのか?

・それとも文献どおり挟んでから塩と胡椒をするのか?

2種類食べ比べてみることにした。

中に味を付けた方は(今回バターが有塩だったので、僅かな塩と胡椒だけ、少しでも塩があった方が美味しい)、あ、これ想像以上にイケる!!って感じだった(美味い不味いは別として、予想以上ではあった)。

外から胡椒をかけた方は胡椒のアタック感が少し、唇にピリリと痛いかなって。

食感は、中がカリッ、モチッとしている感じで悪くは無い(悪くはだが)。
よく分厚くて皿からはみ出るぐらい横に大きいサクフワのホットケーキを”まるでステーキのようだ”と表現する事に近い感覚なのかもしれない。

耳は焼いてソルジャーにしてみた(モタモタしていたら卵に火が入り過ぎてしまった、エッグタイマーを使ったのにな、因みに卵を使う時は卵自体がナトリウムを含んでいるので塩を控えると良い、今回は有塩バター)。

トートバックが貰えるパンの点数集めで沢山集めなければならない時、この方法が良いかも?
(凄い人は4枚切りを食べて少しでも早く貯めて2種類コンプリートするらしい・・・自分は薄い派だからそれはしないけれど)


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