今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

鶏の胸肉で椎茸を巻くと?

2020年10月18日 | 素材
ふと、鶏の胸肉に椎茸を巻いてみたくなった。

食べられない軸のを分けて

カサはキレイにし、軸はこそいで(も)

軸は火の通りが遅そうなので少量の油でサッと火を通し、火を切って蓋をして放置しておいたら細くなって巻き易くなった・・・
(味も凝縮したような・・・)

胸肉を切り開き、

麺棒や包丁のミネ等で叩いて更に拡げるのだが

ちょっと大雑把になるが・・・まとめて並べ叩いた方が早いかも・・・
(※カッティングボードに結構貼り付くので、包丁を底に入れて剥がすといいだろう・・・)

巻く中身の椎茸に下味を付けようと思ったがのだが、

1回1回パラっとやるより、直ぐ使うのだからまとめてふって、混ぜておけばまとめて下味を付けられるな~って・・・
巻物は自分があまり好きでは無かったので苦手意識があるのだが、近年、色々と巻いているうちに段々コツが解かってきたぞ・・・)

巻くのはまだ下手だが、もう少しケチって小ぶりにしてもいいかも。
意外に胸肉はバラけない気がする。

3本は塩だけ

2本は塩・胡椒にしてみよう

竹串ではないからグリルだけでなく上でも焼けるんだよな・・・
※但し、網にキッチンペーパーに含ませたサラダ油を一応、塗っておいた。

焼き網の火加減はあまり強くても中の椎茸まで火が入らないので中火にして、やや時間を伸ばしながら焼いた方が、グリルよりは安全かも。
(出来上がりの時間もグリルと焼き網では変わってくるからね)

トングでソッと返せばいい。
※あとは網の取っ手をミトンで持って火の当たる網の位置を移動させるとか、肉を移動させるとかで調整

(勿論グリルや、網・フライパン等の洗い物はあるが
他の巻物に比べ、意外と簡単に出来た。
(一応、安全に中の生の椎茸まで火が入るように少し焼き時間を長く取った)

軸も、なかなか美味しい、ほんのりキノコの風味でうっすらシャキシャキとした食感の違いを作り出している。
塩胡椒は安定した風味だな、そんなに椎茸・椎茸しないというか
塩だけのは、焼きたては素材の風味がそれぞれ活きるけれど、時間が経ってくると椎茸の風味が強くなり過ぎるので、山葵を添えてみた
(確か「どんこ」とか煮た野菜寿司に山葵を合わせてあって、これイケるなって感じた事があったから、椎茸に山葵は合うハズ、和食でも結構煮物にチョコンと山葵を合わせるし・・・)

滅茶苦茶、合う!!、全てがそれぞれ丁度良くバランスを取りつつ、活きてくる感じ。

塩・胡椒(←慣れておらず手が遅いうち?)か、
塩だけで山葵をチョコン(←慣れて作業が早くなってきたら?)、
どっちかが良いようだ。
ジャム等やフルーツソースを添えるとか可能性は無限大だが先ず基本はここら辺から・・・)

「ししとう」とか「山芋」とか(?)クセが少なく生で食べられる素材別として・・・

先に火が入っている食材なら、ある程度巻いて焼き易いのかかもな~
(生から焼くそれとも今回の軸みたいに火を入れてから焼くって選択肢があると、やや躊躇すると解かった)

悪意で「焼き鳥ってツマラナイ」と言われた事があるけれど、これは食べていて(特に山葵チョコンは)色々な味がしてオモシロイ気がした。

それでも見た目からしてシンプルな串焼きは、どうしても華やかな懐石やフレンチ、フグとか他のモノに比較されると中々純利を大幅に出せない部分もある。
シンプルなモノで違いを出せることこそ凄いと感じて信じられるのだが、世間はそうではない。
 (バームクーヘン職人ではないが煙が健康にもツラいし)

 だから串焼きのメリットの1つに、一緒に調理出来るメリットがあると感じたから最近色々試しているけれど、
串焼きの未来の業態とか可能性の1つとして、こういうところにある気がしないでもなくもない。



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