エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

名店「鼎泰豐」で台湾を食らう!

2010年01月17日 | グルメ
台湾は台北の名店、「鼎泰豐(ディンタイフォン)」は、とりわけ小籠包・ショウロンポーが有名である。



中国で言う「万頭(まんとう)」である。
小麦粉の皮で包んだ蒸し物である。


この「鼎泰豐」に限らず、台湾の万頭は旨いのであるけれど、傑出して美味いのである。
熱々を食するのである。
ただし急いではいけない。



タレに浸けてから、おもむろにレンゲに載せ、その上に生姜の千切りを乗せる。
そして皮を破り、中のスープをレンゲに出してしまう。
それを一気に口中に運ぶのである。

生姜の千切は、無くなれば直ちに補充してくれる。
たっぷりと生姜の千切を乗せて食べるのが美味いのである。



これが、小籠包・ショウロンポーである。
この蒸籠(せいろ)で二人分である。
一人5個充て食べられるのだ。

豚の脂と具の味わいが渾然一体となって、口中に味覚のハーモニーが広がる。
余りに熱々だと火傷してしまうほどである。
過去にお客さんが火傷したのだろうか、少しぬるめの蒸し具合で出されるようになっているかもしれない。

スープをレンゲに出さなくても、一口に頬張れてしまう。
なんだか悲しい。
やはり熱々を食べたいのである。



この小籠包・ショウロンポーに合うスープは酸辣湯(スーラータンもしくはサンラータンとも言う)である。
と、現地のガイドさんが言っている。

確かに!であった。



空芯菜(くうしんさい)の炒めものである。
強火で炙っているからであろう、脂臭さがなくあっさりと食べられるのだ。



卵チャーハンである。
これもパラリとしていて美味しい!

これ以外は、すべて蒸された万頭である。



野菜ギョーザである。



エビギョーザである。
プリプリの海老が入っている。



シューマイである。



そして最後の締めは、漉し餡を小麦粉で包んで蒸した万頭だ。
これで結構お腹が一杯となってしまうのである。

満腹である。

よくよく調べると、アメリカのニューヨークタイムズによる「世界の十大レストラン」というのが通り相場らしい。
日本・アメリカ・中国・香港・シンガポール・インドネシアと韓国にだけ支店がある。
ぼくたちは三大レストランと覚えている。

日本には数店あるけれど、汐留店が有名である。

いつでも国外の名店の味が楽しめてしまうと、海外旅行で食べる喜びが半減してしまう。
少しばかり・・・悲しい。
けれど嬉しいのである。




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